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「へっ、二人がかりでこんなもんか?」
「がぁぁ……ぁぁぁ」
現段階での「リングの支配者」への反逆も長くはもたず。打ち倒された二人を前にして、なおもナギサは挑発の笑みを絶やさない。
何とか奮起し、二人で同時にかかったとしても、ナギサの圧倒的な力にねじ伏せられて終わってしまう。
勝利は絶望的だった……。まさか、同世代でここまでの男がこの世に存在しているとは……。
「俺ぁまだまだ満足してねーぞ。オラ、かかってこいよ! もっと遊ぼうや!」
「ぐっ……がぁぁぁ……」
ナギサはあえて追撃を緩め、大げさに手を振ったりして二人が立ち上がるのを待った。
アラトとアキラは怒りを糧にそれぞれ立ち上がろうとするが、時に砂袋を破壊するナギサの剛腕を容赦なく振るわれたダメージは深刻であり。
もはやこの喧嘩の勝敗は明らか。実力派の不良二人を相手に圧倒して見せたナギサは、得意げに鼻を鳴らした。
「かかってこねぇなら、好きにやらせてもらうぜ?」
後は、二人が壊れきってしまう前に、己の嗜虐心をどれだけ満たせるか。
ナギサはふとして、無駄のないその筋肉質な体を腰から捻ったり、肩を回したりしながら、二人に手を伸ばした。
ググ……
「ぐぁ……っ!?」
「がぁぁぁ……!」
「ぎゃははっ! 俺のパワーのアピールにはちょうどいいな♪」
ギシッ、ミシッ!!
二人の腰に腕を回し、担ぎ上げると同時に、自らの肉体に張り付けるよう同時にベアハッグを仕掛けてしまう。
いくら理不尽な怪力を誇っていたとしても、大人同然の俺たちを相手に、こんなことが可能なのか……。
まさか、ここまでとは。二人は驚愕しつつ、片腕でも身を真っ二つに砕かんとする威力に絶叫した。
「これでわかったかよ! 俺には絶対勝てねぇんだよ! 俺こそが最強の男なんだからなぁ!!」
「がぁぁぁっ!」
「ぐぁぁぁあああ……っ!!」
ナギサの腕はさらに太く隆起し、血管が目立った腕は腰にめり込んでいき、二人の悲鳴は大きくなる。
「さぁて、どっちから犯してやろっかな。滾っちまって、もう我慢の限界だぜ♪」
舌舐めずりするナギサは、アラトとアキラとの喧嘩で暴虐の限りを尽くして尚、まだまだ力を持て余しているようだった。
己の力の誇示、そして自分に逆らった連中をまとめて痛めつける嗜虐心。その両方の欲を満遍なく満たされてか、ナギサの性器はすでに勃起しきっていた。
「神原のアラトか、それとも裏切り者のアキラからか?
……決めたぜ。どっちかに、今から俺のサンドバックになってもらおうか」
さも子供がいたずらを思いついたような顔で、ナギサが二人の耳元でささやく。
……また、この男の化け物じみたパンチを……。聞いた二人の背にはすくむような恐怖が付き走った。
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yukibou
2021-09-17 12:22:23 +0000 UTChage
2021-09-17 11:01:55 +0000 UTC