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アラトには野望があった。
ボクシングで、同級のヤンキーであるカイチを倒す。数多のヤンキーたちがしのぎを削り合っている紛争学園では、自分より強い「かもしれない」存在は何より気になるところではあった。
具体的なルールなど、とりあえずボクシンググローブを装着していればいいのか……、そんな難しいことまでは考えず、とにかく、「カイチにボクシングで勝った」という結果に強い興味があった。
タイマンやスパーリングに誘う際、アラトは最近、カイチにボクシングでの勝負を挑むことが多くなった。
無論カイチは、あえて自分の得意な領域に入り込んできたアラトを、手厚く歓迎し……。
グボオオオォォォッ!!
「があ、ぁっ!!」
「はっ!俺にボクシングで勝てると思ったか、アラト!」
ドゴオオオォォォッ!! グボオオオォォォッ!!
「何度挑んでも、結果は同じなんだよ! いつもみてぇにボコってやるよっ!!」
「ぐぉぉ、っ、ぜってぇ……負けねぇっ!!」
勿論、それは簡単なことではない。カイチからのストレートを受け、アラトは悔しさを噛みしめる。
勝負が始まってからアラトはカイチのフットワークに翻弄され、ほぼ一方的に殴られ続けている。普段なら流れを変えるためにタックルでも仕掛けてやるものの、やはりグローブではうまくいかない。
グボオオオォォォッ!! ドゴオオオォォォッ!!
「がぁぁっ!! ぐぁぁぁっ!!」
強烈なボディがねじ込まれ、間髪おかずに短めのアッパーで顎をはね上げられる。
流れるようなコンボを喰らい、アラトは幾度目か、キャンバスに倒れた。思った以上の動きが敵って、カイチはさぞ爽快そうに笑みを浮かべている。
「っらああっ!!」
「はっ。まーだやる気かよ、アラト」
自分が、カイチのサンドバックになっている。アラトはその事実に怒り狂い、唸りながら飛び起きる。カイチも嘲笑を浮かべながら拳を身構える。
そして……、激しく動き回り、互いの鍛え上げた肉体を打ち合う勝負が進んでいく中で、二人の下半身は敏感に反応していた。
闘争心がそのまま巡り、理性が解け、本能に近い「相手をねじ伏せたい」というよく欲求のみが溢れてくる。
「ふーっ! ふーっ!」
今からお前を倒して犯す。そう告げんばかりに、アラトは煩わしそうにパンツを脱ぎ捨てた。
激闘の煽りを受け、熱を帯びている性器が飛び出してくる。貫かれれば無事では済まないだろう、いきり勃っている性器に、しかしカイチは動じない。
もとより、負けた側はプライドがへし折れるまで相手に犯される。紛争学園のヤンキー同士のタイマンとはそういうことを意味している。
「はぁ……はぁ……っ!
ぜってぇ……ぶっ倒す……、カイチぃっ!!!」
「はっ! 倒れんのはテメェだよ、アラト」
負けたほうのそれは無用の長物となる。そして、ボクシングにおいては、力の差は明白だった。
すでに勝者の笑みを浮かべるカイチもまた、パンツを脱ぎ捨てた。
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グボオオオォォォッ!!
「はっ、ちょうどいいサンドバックだぜ!
どうしたよ、アラト。もう終わりかぁ?」
文字通り裸一貫の勝負になっても、カイチの優勢は何一つ変わらない。二人の性器は先走りに溢れ、特に、アラトを殴り潰すことに露骨に快感を感じ始めたカイチは、その勢いをますます増していった。
「がぁぁぁ、ぬ、ぁぁぁっ!!」
ビクッ! ビクッ!
(や、べぇ……もう、限界、だ……!)
アラトはすでに敗北の気配を感じていた。頭は朦朧としており、打ち返そうとした瞬間には、カイチの拳に顔面は腹を殴られている。
そして……。カイチに殴られるたびに、その無駄に整った顔がちらつき、認めざるを得ない雄々しく強力な拳に自慢の肉体を壊されていくたびに。下腹部は刺激を感じてしまっている。
カイチに屈して、めちゃくちゃにされたい衝動がこみ上げてくる。自分より強い男だと、認めてしまえば……、アラトは遠ざかっていく意識の中、甘い錯覚を振り払い続けた。
(倒れたら、コイツに、犯されちまう……、い、やだ……ぶちこむのは、俺、だ……っ!!)
闘争心が煮えたぎった今、男としての否定を感じ、受け身を強いられるのは本能が拒否した。
それでも。カイチには勝てない。アラトの心は体と同時に、じわじわと甚振られていった……。
yukibou
2022-05-18 10:48:22 +0000 UTCyukibou
2022-05-18 10:47:44 +0000 UTCa-b
2022-05-18 10:34:08 +0000 UTCミケ空
2022-05-18 07:20:36 +0000 UTC