前回はこちら

前回はこちら ● 実力の差は歴然。もちろん、シンヤにとって上級年は基本的に畏怖の対象だ。 だが、カツヤだけは特別。はるかに格上の男だと理解したうえで……、確固たる信頼があるからこそ本気を出して立ちむかえる、唯一無二の存在だった。 「はぁ……はぁ……! オラァッ!!」 ドボォォォォオオオッ! 「っ……!」 ...
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「はぁ……はぁ……!」
「なかなか耐えるじゃねぇか……シンヤぁ……!」
肉薄し、壮絶に殴りあう。その時間が長く続いていること自体、カツヤにとっては驚きだった。
シンヤが強くなっているということで、普段なら、もろ手を挙げて喜ぶような状況。だが、今さらシンヤがしっぽを振るような態度はとりたくない。
今ばかりは、同じリングに立つ、勝利を狙う男同士であるべきと、カツヤは後輩を殴り続ける。
「……シンヤぁっ!!」
「……カツヤさんっ!!」
ドゴォォォォォオオオッ!
束の間のにらみ合い、直後のクロスカウンター。
互いに攻勢を強め続けるあまり、炸裂した拳が互いの頬をつぶす。性器は大きく跳ね、殴打の衝撃は全身にまで伝播していく……。
「……終わりじゃねぇだろ?」
「ぐ、がぁぁぁぁ……」
シンヤはすでに限界だった。カツヤに食らいついているのは、ただカツヤへの怒りのみではなく、半端なザマを晒してカツヤに落胆されたくない比重が大きい。ほかの先輩相手なら、きっとこうはいかないだろう。
「……うおおおおおおおおおおっ!!」
ドガッ! バキッ! グボッ!
「がっ! ぐ、は……っ!」
ドガァッ!! ガッ! バキッ!
とにかく、目についた互いの肉体を殴りあう。再びほとんどガードをかなぐり捨てたせめぎ合いが始まる。
「オラァッ! シンヤ!!!」
「うらぁぁぁあああっ!!!」
ゴッ! グボォッ!
ふらつきながらも、意地になってなぐりつける。ふらつきながらも猛然と迫ってくるシンヤに感じるものはあれど、容赦はせず。
バキッ! ゴッ! ドガァッ!!
「がぁ……ぁぁ……っ! ……オラァッ!!」
ガッ! グボォッ!
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前回はこちら ● カツヤの熱意に自分も近づきたくて。カツヤに自分の強さを認めてほしくて……。必死にカツヤに食らいついていたシンヤだったが、それもすでに限界を迎えていた。 ドガッ! バキッ! グボッ! 「ぐおっ! がぁぁぁぁ……っ!!」 ……ビクッ! ビクッ! 倒れ、立てなくなったシンヤに対し、カツヤ...
※English version
yukibou
2023-04-01 01:13:51 +0000 UTCsdfsdf
2023-04-01 01:03:04 +0000 UTC