皆さんこんにちは!
この度、スキマで 蒼井 夢見先生 https://skima.jp/item/detail?item_id=88898
に依頼して先日投稿した下書きをプロットとして、小説として書いて下さいました。
今後この小説をノベルゲームにしようと思うのですが、ファンボックスの支援者様限定そのエロエロな小説を今回公開させて頂きます。
自分とは違うエロショタ文章をお楽しみください\(^_^)/
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「ソラー、起きろよ。もう朝だぞー」
「う、う~ん……?」
聞き慣れた声に重たいまぶたを開けると、ベッドで横になっている僕の隣には、遥人(はると)が立っていた。すでに、制服に着替え終えている遥人は、「遅刻しちゃうよ」と僕の肩を揺らす。
彼の名前は、赤羽(あかばね) 遥人。遥人は、僕の幼馴染みで親友だ。目鼻立ちが整った顔立ちながら、大きな瞳をした童顔で、わずかに垂れた目元と、アンテナみたいにいつでも跳ねているアホ毛が、あどけなさを強調している。
遥人は、誰もが認める美少年で、女の子に間違われることも多いらしい。
身長は160センチある僕よりも頭一つ分高くて、ちゃっかりと喉仏が飛び出している。一見、華奢にも見えるけど、筋肉がしっかりついていて、そういうのを見ると、やっぱり男の子なんだなと思うんだよね。
「いつまで寝てんだよ? ほら、早く起きろって。起きないと、こうだぞ」
いたずらっ子のような笑みを浮かべると、僕の脇に手を伸ばし、こちょこちょとくすぐり始める遥人。
「あははっ、やめてって、くすぐったい……あははははっ……!」
「起きろ~!」
「ぎぶぎぶ~っ、あはははっ!」
あまりのくすぐったさに、僕は飛び起きた。
「よーし、目が覚めたな、早く着替えろよ」
「う、うん、わかってるって……」
くすぐり地獄から解放された僕は、遥人に急かされながら、制服に着替えた。急いで、顔を洗って、ハミガキをして、寮の食堂で朝ご飯をかきこむと、遥人と学校に向かった。
そうそう、自己紹介がまだだったね。僕の名前は、小鳥遊(たかなし) 空(そら)。みんなからは、「ソラ」と呼ばれてる。県立猫玉高校に通う16歳で、可愛い猫と、アイスクリームが好きな、至って普通の男の子。
でも、この夏、僕と遥人との関係が大きく変わるなんて、今の僕には知る由も無いのであった。
*
「なあ、なあ、ソラ! 昨日は何回ヌいた?」
僕が教室に入ると、クラスメートの直(なお)が満面の笑顔を浮かべながら、僕のもとにやってきた。挨拶も無しに、朝から下ネタで迫ってくる直。
最近、こういう下ネタが僕のクラスでは流行っている。あちこちで、『昨日何回抜いたの?』 とか『このエロ動画がヌける』とか、そんな話ばかり。
そして、クラスメートの男子達からは『オナニー』の話題をよく振られる僕。自覚はないけれど、みんなが言うには、僕は女顔だから、同じ男としてそういう事をするのか気になって仕方ないらしい。
「はぁ、さあね……」
僕はため息を吐きながら、適当に誤魔化す。
「なんだよ~、正直に言えよ~、精子いっぱい出したんだろ~? ヌきまくったんだろ~? オナニーしたんだろ?」
「してないから……」
「嘘だ~! 絶対オナニーしただろ~!」
「してないよ」
「正直に正直に~」
「してないって言ってるでしょ!」
彼は、一ノ瀬(いちのせ) 直。
人懐っこい彼は、僕が猫玉高校に入学して、初めてできた友達で、それもあって、クラスの中では仲のいい方だけど、こういう話題を振ってくる時は正直うざくて仕方ない。いくら、思春期で、男子校とはいえ、あんまり毎日こればかりだと、さすがに嫌気がさしてくる。
「オレなんて、昨日は3回もヌいたんだぜ〜? なあなあ、今度、見せあったりしようぜ? どっちが、たくさん出るか勝負したり、どっちが、遠くまで飛ばせるか! なんちゃって!」
直はクラスメートの誰よりも童顔なくせに、こういうことには人一倍好奇心旺盛だ。僕とオナニーを見せ合うだって? とんでもない。男の子同士でそんなのごめんだよ! もしかして、直って、そういう趣味があるのかな……。想像しただけで、鳥肌立っちゃった。
「ちょっと、直。また、そんなふうに誘って。小鳥遊君が困ってるでしょ? いい加減にしなよ〜」
救世主登場!
僕が困っているのを見かねて、高木君が僕達の会話に入って来た。
高木 風太(たかぎ ふうた)。
同い年の僕が言うのも、おかしな話だけど、高木君はとてもいい子だ。真面目で、優しくて、でも少し引っ込み思案な所もある、まあ僕と似たもの同士っていうやつかな?
苗字が同じ『た』行で、席順が、高木君が僕の前の席にある関係で、自然と仲良くなった僕達。風太は、僕にとって弟のような存在。でも、向こうが言うには、僕の方が弟みたいだそうで。
「べ、別に、変な誘いなんかしてねーし! ってか、オレ達の歳だったらこういう話くらい普通だろ!」
「そうかもだけど、小鳥遊君困ってるでしょ?」
「ってか風太、お前は昨日は何回?」
いやらしい笑みを浮かべる直。見境無しかっ。
「僕は、そういう事しないから。さあ、小鳥遊君行こう」
「う、うん……」
「お、おい、まてって! まだ、聞いてないぞ!」
慌てたように叫ぶ直を、その場に残して、僕達は自分達の席に向かう。
「ところで、小鳥遊君。数学の宿題やってきた?」
「あ、うん、やってきたよ」
「僕、余弦定理がわかんなくて」
「ああ、それだったら……」
席に着くと、教科書を開き、高木君に数式を教える僕。
「へ~、そうだったのか〜! さすが、小鳥遊君! すごくわかりやすい!」
「そうかな? 高木君も凄く飲み込みが早いね」
「そうかな~? えへへ……」
はにかむ高木君を見ていると、やっぱり、高木君の方が弟って感じなんだけどなぁ。
そうして、僕が高木君に数学を教えていると、直が僕達の席へとやってきた。
「なーなー、お前ら昨日オナニーしたんだろ? 薄情しろよな!」
「はあ〜っ」
またオナニーの話かよと僕は、深いため息をついた。
「またその話ー?」
「へへ、オレはお前らが薄情するまで、あきらめないからなっ! なあ、チンコシコシコしたんだよな?」
名は体を表すとはいうけれど、直は本当にストレートな物言いをするんだよな。このテの話題が苦手な高木君は、顔を真っ赤にしている。
「はいはい、したした。しました。これでいい? ほら。もうすぐ授業始まるから席に戻りなよ」
「なんだよ~。相変わらず、ソラはノリが悪いな~。隣のクラスの赤羽君とは、そういう話してるんだろ?」
「しないし」
そういえば、僕と遥人は子供の頃からずっと一緒だったけど、そういう話をしたことがないや。
「えー!? ソラと赤羽君は、幼馴染みなんだよな? オナトークしないなんておかしくね?」
「別におかしくないよ……」
「絶対に赤羽君だってオナニーしてるぜ~、なあなあ、夜とかさ、隣のベットでしこってたりしねえ?」
「しないからー」
「ちえっ、つまんねーの!」
直は舌打ちをすると、少しふて腐れた様子で、自分の席へ戻って行った。
*
「ただいま~」
「おかえり、ソラ」
「今日は、遥人の方が早かったね」
「うん。ホームルームが早く終わってね」
一日の授業が終わり、寮に戻ると、すでに部屋には遥人がいた。僕と遥人は、相部屋なんだけど、これは偶然のことで、直と相部屋にならなくて本当に良かったなあとつくづく思う僕。
「ソラ、疲れてる? なんだか、顔がやつれてるように見えるけど」
「えっ? まあそうかもね……」
今日は、いつも以上に直からセクハラじみた尋問を受けたからね。その疲れが、顔に出ているのかもしれない。
ふと思ったけど、遥人はどうなんだろう。クラスメートと、ああいう下ネタトークとかしてたりするのかな?
いや、あの遥人がするわけないか。
「メロンソーダでも飲む?」
「うん」
僕が返事をすると、遥人は優しく微笑んで、メロンソーダの缶を冷蔵庫から取り出した。最近、メロンソーダの味を知って、ハマっている僕の為に買ってきてくれたみたいだ。
「ありがと」
「うん。これをグラスに移して、アイス乗っけるとクリームソーダになるんだよな〜。アイスも一緒に買ってこればよかったかな~」
僕にメロンソーダを差し出すと、遥人はう~んと唸る。それを見た僕は、「アイス買いに行く?」と遥人を誘った。
「うん。オレ、メロンミルク食べたいな~」
「えっ? バニラじゃなくて?」
さっきは、メロンソーダにアイスをのせたがっていたのに、クリームソーダのことなんて、遥人はすっかり忘れているようだ。
「うん、バニラも買おう。ソラはストロベリーだっけ?」
「そうだね」
本当、遥人はしっかりしているようで、どこか抜けているというか、マイペースなんだよなあ。遥人との会話は、いつもこんな感じで噛み合わなかったり。それでも、遥人とは昔から、ずっと一緒だから、なんでもわかりあえるというか、そんな関係なのだ。
「よーし、じゃあ、売店に行こう!」
そうして、僕らは、寮の一階にある生徒用の売店へとやってきた。そこには、アイスクリームやお菓子、ジュース、お弁当といった食料品はもちろん、下着やタオルといった日用品から、文房具等が売られており、ちょっとしたコンビニといってもいいだろう。
「あったあった、メロンミルク。ソラは、ストロベリーだったよな?」
僕の分のアイスも一緒にケースから取り出す遥人。
「そういえば、今日、ニャンコミの発売日だったよね」
ニャンコミ。それは、僕が毎月、購読している漫画雑誌「ニャンコミック」のことだ。遥人に言われて、ニャンコミのことを思い出した僕は、それもあわせて一会計するのだった。
「おっ? ソラじゃん!」
支払いを終えて、店を後にしようとした時、僕らは、直と鉢合わせになった。
「赤羽君も、おいっす~!」
「あはは。たしか、ソラのクラスメートの一ノ瀬君だったね。おいっすー」
直に合わせて挨拶を返す遥人。
「直も売店に用事?」
「いや、風太を探しててさ、ソラは見なかった? 風太と遊ぶ約束してたんだけどさ~」
「高木君…? いや、見ていないけど……。悪いんだけどさ、アイス溶けちゃうから、僕はもう行くね」
「おい、待てよ〜! 冷たいやつだな〜。一緒に探してくれてもいいだろ~!」
直は、僕をキッと睨みながら言う。
「だって、これから、僕は遥人とアイスを食べる約束が……」
「そんなん後でいいだろ〜! お前なあ、アイスばっか食べてるから、そんな冷たい人間になるんだぞ? わかるか?」
「え〜!?」
アイスを食べると、冷たい人間になるなんて、そんなの初めて聞いたぞ?
「ソラ、一緒に探してあげなよ。アイスなら、オレが冷やしておくし、食べないで待ってるから」
「おお~、赤羽君、優しい~! ソラとは大違いだな!」
僕とは、大違い? 余計な一言だっての! だけど、遥人にそう言われたら、断るわけにはいかないよなあ。直とは、あまり二人きりにはなりたくないんだけど、仕方ないか。
「あ、うん。わかったよ。じゃあ、アイスと本をお願い」
「じゃあ、人探し、がんばれよっ」
遥人はそう言うと、手を軽く振って、部屋へと戻って行ってしまった。
「赤羽君、いい奴だな~」
「まーね……」
「ってか、ソラ。お前、なんか本買ったんだろ? もしかして、エロ本か? なあ、お前、漫画派か? それとも、写真派?」
「もぉーっ! エロ本じゃないよ! そもそも、ここにエロ本なんて売ってないでしょ?」
ほら、やっぱり、直と二人になると、このテの話になるんだから。
「あはは、そりゃそうだな~! 売店にも、エロ本売ってくれればいいのにな~」
そう言いながら、呑気に笑う直。
「寮に、そんな本が売ってたらまずいでしょ?」
「そうだ、ソラ! お前にエロ画像見せてやるよ! すげーエロいのがあるんだぜ?」.
直は、スマホを僕に差し出しながら言う。
「はあっ……? べ、別にいいって……」
「いいからいいから、ちょっとだけ! もし、気に入ったなら、後でラインで送ってやるから! な? 赤羽君と一緒に見ろって!」
「見ないよっ! 興味ないからっ!」
「嘘つけ~、エッチな事に興味がないはずないだろ~! 本当、お前も風太も、むっつりスケベなんだから〜!」
「そんなことないし……!」
「だったら、見ろよ!」
早く帰ってアイスが食べたいのに。そもそも、高木君を探してるっていうのも、僕と二人になる為の嘘だったんじゃないのか? きっと、直は、僕に画像を見せるまでは、僕を解放するつもりはないに違いない。あきらめた僕は、仕方なくスマホを受け取った。
「うわっ! 何これぇっ!?」
僕は、思わずスマホを床に落としてしまう。
「おいおい! スマホ壊れたら、どうすんだよ〜! でも、初めて、こんなの見たら、びっくりするよな?」
そう話しながら、床に落ちたスマホを拾う直。
「そんな画像、どうしたの?」
「兄ちゃんから、さっきメールで届いたんだよ。オレの兄ちゃんから、猫玉の3年なんだけどさ、クラスメートとやったんだって! すげーだろ? これ、兜合わせっていうんだってさ!」
その画像に写っていたのは、直のお兄さんとクラスメートだという男の子同士で、チンコをくっつけて、しごいている姿だった。
「赤羽君だって、こういうの絶対に興味あるぜ? それにオナニーだって絶対してるって。つか、お前らも、実は兜合わせしてんじゃないのか?」
「してないし、知らないしっ!」
遥人のことを馬鹿にされた気がして、気分が悪くなった僕は、高木君を探すのを手伝うことをやめて、部屋に戻った。
*
「うん、やっぱりメロンミルクだよな~」
「……」
部屋に戻った僕は、さっき買ったアイスを食べる。遥人と一緒に。僕はストロベリー、遥人はメロンミルク。なめらかな口当たりと甘酸っぱい味わいが、嫌な思いを取り去ってくれる気がした。
遥人と兜合わせか……。あんなことして、気持ちいいのかな……。
「ソラ、ストロベリーも食べたいんだけど?」
「えっ!? あ、うん? なんだっけ?」
「どうしたの? さっきから、ボーッとして」
「ううん、なんでもないよ。ストロベリーだっけ? はい、どうぞ」
「ありがとう、ソラもオレのメロンミルク食べていいよ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
お互いのアイスをつつきあいながら、一つのメロンソーダを分け合って、僕達は飲んだ。
なんだか、こうしてるとカップルみたい……。間接キッスっていうんだっけ。
って、何考えてるんだ、僕は! 男同士で、カップルなんて! 直に変な画像を見せられたせいかな。やめ、やめっ! あんな画像のことは、忘れるんだ!
「そうだ、遥人? ゲームでもしない?」
「宿題は?」
「宿題は……夕食の後でいいじゃんっ」
こうして、僕達は、ゲームをしたり、テレビを観たりしながら、2時間くらい過ごした。
「夕食の前に、シャワー浴びてこようかな」
「ソラ、たまには大浴場行かない? いまだに、ソラは行った事ないよな?」
シャワーを浴びると言った僕を、遥人は大浴場に誘う。
「えっ……で、でも……」
実は、恥ずかしがりの僕は、クラスメートと一緒になるのが嫌で、入寮してからというもの一度も大浴場に行ったことがなかった。いつも、シャワールームのシャワーで済ませていたのである。反対に、遥人は、いつも大浴場を使っていた。
「一度くらい行ってみたら? 開放感があるし、お湯に浸かると、疲れもとれるよ?」
「う、うん……」
遥人に、僕が恥ずかしりの小心者だとは思われたくないのもあって、「わかったよ」と僕は返事をするのだった。
はあ……。疲れが取れるって? みんなと一緒のお風呂なんて、緊張して余計に疲れちゃうよ。
「ソラとお風呂に入るの久しぶりだね。子供の頃以来じゃないかなー?」
憂鬱な気分で、大浴場に行く準備をしていると、遥人は、嬉しそうに話しかけてきた。
「まあ、そうだね」
とりあえず、大浴場に、僕ら以外いないことを祈るだけだな。遥人だけなら、まあ、大丈夫……のはず。
足取り重く、僕は、遥人と大浴場へ向かった。
「……」
脱衣所での僕は、心臓が飛び出しそうなくらい、どきどきしていた。夕食時だからか、大浴場には、あまり人がいないとはいえ、まったくいないわけではない。
やっぱり、人前で裸になるのは恥ずかしい。
さっきは、遥人と二人きりなら大丈夫だって思ってたけど、実はその反対で、遥人とだから余計に恥ずかしいのかもしれない。
「……」
一向に服を脱げない僕に対して、遥人はというと、なんの躊躇いもなく服を脱いでいた。
遥人、恥ずかしくないのかな?
まあ、遥人はいつも大浴場に来てるから、慣れてるのか。僕は、横目でちらちらと遥人を見ながら、ゆっくりと服を脱いでいく。
そうしていると、遥人は、あっという間にパンツ一丁の姿になった。遥人によく似合っている青色のトランクス。僕の視線に気付いていない遥人は、それさえ、迷うことなく脱ぎ始める。
「……あっ!」
思わず、僕は声を上げてしまった。
「どうした、ソラ? 大きな声出したりして」
「えっ? ううん、ちょっと、ゴキブリがいたから、つい……」
「えっ? ゴキブリ!? どこ?」
「いや、もうどっかいっちゃった」
とっさに、僕は嘘をついて誤魔化す僕。
どうしよう……。遥人のチンコ見ちゃった……。
遥人は、トランクスを脱いだ後、すぐ腰にタオルを巻いたけど、僕は見てしまった。
のほほんとしたマイペースな遥人には不釣り合いな、大きなチンコ。しっかり毛も生えていて、勃起していないのに、亀頭も半分くらい出ていたのが、はっきり見えたんだ。
いつの間にあんなに育っちゃったんだ?
僕は、そんな驚きから、つい声を出してしまったのであった。
「ソラ。早く脱いで、お風呂に入ろうよ」
「う、うん……」
そう言われた僕は、慌ててパンツを脱いだ。
「あっ……」
僕と遥人は、同時に声を上げた。パンツを脱いで、タオルを巻こうとした僕だったが、タオルを落としてしまったのだ。すぐに、タオルを拾い、腰に巻こうとする僕。だけど、気持ちが焦ってしまい、再びタオルを落としてしまう。
「先に行ってるからっ!」
絶対に、チンコを遥人に見られたに違いない。だから、遥人も気を遣って、先に大浴場へ行ったんだ。遥人のチンコに比べたら、僕のチンコなんて小さくて、皮もかぶっていて、そんなのを見られたと思うと、恥ずかしくてたまらなかった。
このまま、部屋に戻りたいとさえ思いながらも、遥人に心配をかけちゃいけないと思い、タオルを腰に巻いた僕は、遥人を追って大浴場へと入るのだった。
「ふう~、いい湯だね~、たまには広いお風呂もいいでしょ?」
「う、うん、そうだね……」
さすが、大浴場というだけのことはある。その広さは、まるでスーパー銭湯に匹敵する程だった。
「あ、そうだ。後で、背中流してあげようか、ソラ?」
「えっ!? い、いいよ! 自分で洗うから!」
「でも、背中なんて自分じゃ届かないだろ?」
背中を流すなんて、そんなことをされたら、またチンコを見られちゃう! それに、遥人と裸で密着なんて!
密着といえば、兜合わせ……。チンコとチンコを密着させて……。
浴槽に浸かりながら、僕はあの画像を思い出す。そして、同時に、遥人のチンコをも思い出していた。そうなると、僕の頭の中では、遥人と兜合わせをしている光景が浮かんできて、ドキドキが止まらなくなってしまう。
これ以上、遥人の裸を見ていると、どうにかなりそう! だめだ、だめっ! 親友のチンコを思い出して、兜合わせなんて考えるなんて、僕は最低だっ!
「のぼせるといけないから、僕は先に出るねっ」
「おい、待てってば! まだ、体も洗ってないじゃん!?」
僕は、遥人が呼び止めるのも無視して、大浴場を後にするのだった。
*
「ソラ、おやすみ」
「うん、おやすみ、遥人」
お風呂を済ませた後、食堂で食事をし、宿題をした僕ら。後は、眠るだけ。遥人は、部屋の電気を豆電灯に変えると、自分のベッドに横になった。
「す~す~」
それは、一瞬だった。すぐに、遥人の寝息が聞こえてきた。遥人は、昔から寝付きが凄くいい。しかも、どこでも寝れる体質。
逆に、不眠症かってくらい、寝付きが悪い僕は、スマホで「小説家になろう」というサイトの小説を読んでから、寝るのが習慣となっていた。
『絶対に赤羽君だってオナニーしてるぜ~、なあなあ、夜とかさ、隣のベットでしこってたりしねえ?』
ふいに、学校での直との会話を思い出す僕。
確かに、僕達は年頃だから、オナニーくらいしていても普通だ。僕は、遥人がいない間に、部屋のトイレでこっそりしたり、シャワールームでシャワーを使ってオナニーしたりするけれど、遥人はどうなんだろう?
大浴場だと、オナニーなんてできっこないし、僕みたいにこっそり、トイレでしてるのだろうか。いいや、あの遥人に限ってそんなこと……。
だけど、お風呂で久しぶりに見た遥人のチンコは、いつの間にか、あんなにも成長していた。子供の頃は、小さな可愛い皮かぶりチンコだったのに。あんなに、成長したのは、オナニーをしているからだと考えるのが普通だ。
僕が知らないだけで、やっぱり遥人もしているんじゃないか。ってか、やってない方がおかしい。
いや、待てよ。あれだけの美少年の遥人のことだから、男子にモテモテで、クラスメートと兜合わせしてるんじゃないのか!?
「……っ!?」
気付けば、僕のチンコは、いつの間にか大きくなっていた。ビクンビクンと、強く脈打って、痛いくらいパンパンになっている。こんなのは、初めての経験だった。
ダメだ、ダメだ……! 親友のチンコを思い出して興奮するばかりか、クラスメートと兜合わせをしているんじゃないかなんて、遥人のことを疑ったりして、僕は最低じゃないかっ! これじゃあ、親友失格だよっ!
「可愛いにゃんこが一匹……可愛いにゃんこが二匹……」
頭から布団をかぶった僕は、頭の中で子猫の姿を思い浮かべながら、眠れない夜に羊を数えるのと同じようにして、気を紛らわせようとするしかなかった。
オナニーをしたい衝動に駆られながらも、親友の遥人をオカズにしてヌくわけにはいかないと、僕は必死に「にゃんこ」の数を数えるのだった。
「んくっ、んふぅ」
ギシッ、ギシッ。
ん……?
ベッドが軋む音が聞こえて、僕は目を覚ます。枕元に置いた時計に目をやると、午前二時だった。にゃんこを数えているうちに、いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
「はぁっ、はぁっ、んふぅっ」
なんだろう。暗闇の中、荒い息遣いが聞こえてくる。
え……?
今、この部屋にいるのは、隣で寝ている遥人だけ。遥人が息を荒くしているのか? まさか、具合でも悪いのか?
「はっ……ぁ……あン……んくっ」
いや、それにしては、様子が変だ。真っ暗で、遥人の様子は見えないけれど、聞こえてくる荒い息遣いは、どこか悩ましく、艶めいているような……。
ま、まさか……!?
僕の心臓は一気に高鳴り、鼓動が速くなる。
「……っ!?」
思わず、声を出してしまいそうになるのを抑える僕。目が慣れてくると、遥人の様子がぼんやりと暗闇の中に浮かび上がったのだ。
予想はしていたけど、まさか本当に。
僕の視界に映ったのは、下半身を丸出しにして、ギンギンに勃起したチンコを握りしめている遥人の姿だった。
う、うそ……。どうして、こんな場所で、こんな時間に……。
信じられない光景に、僕は目を疑うばかりだった。
「……んっ……はぁっ、はぁっ」
遥人は、ベッドを軋ませながら、夢中でチンコをしごく。時折、もう片方の手で、ズル剥けになった亀頭を弄って刺激する遥人。やがて、その先端から、我慢汁が溢れ出すと、室内にくちゅくちゅと卑猥な音が鳴り響く。
「んっ……あぁっ……」
あんなに、激しくチンコしごいたりして……。すごく、気持ちよさそうなオナニー……。
僕は食い入るように、遥人のオナニーを眺めてしまう。遥人は、僕が眠っていると思っているのだろう。まさか、見られているなんて夢にも思わない様子で、チンコをしごいている。
遥人の事は家族以上に、知っていると今まで思っていた。でも、こんな恍惚とした表情でチンコを弄る遥人を僕は知らない。僕は、罪悪感を感じながらも、遥人のことをもっと知りたくて、静かに見守った。
「あっ……んあっ!」
オナニーをしているところなんて、絶対に見られたくないだろうな。そう思うと、僕の背徳感は更に増していくけれど、好奇心と興奮で一時たりとも、僕は目が離せない。
……あんなに、感じたりして。なんて、可愛いんだろう!
興奮すると同時に、僕の中に、遥人を愛おしく思う感情が芽生えていた。それは、僕の初恋ともいえる感情である。
童顔なのに、しばらく見ない間に、大人の男に成長した遥人のチンコ。可愛らしい顔に似合わない立派なチンコを握りしめて、幼い顔を歪ませる親友の姿はとても艶めかしくて、僕を虜にさせたのだ。
「はぁっ、んんっ! ソラぁ、ソラのチンコ……んふっ!」
えっ!?
今、たしかに、遥人は僕の名前を呼んだよね!?
まさか、遥人は、僕のチンコを見て興奮して、それで我慢できずにオナニーを!?
そう思うと、僕のチンコまでキュンキュンとむず痒い快感が溢れてきて、弄ってもいないのに射精してしまいそうになる。
「んんっ……! んあぁっ、ソラぁっ、チンコ気持ちいいよぉ、初めてのオナニー気持ちいいよぉっ」
遥人、エロい……。
ってか、今、遥人は初めてのオナニーって……。なんてことだ。今、僕は、遥人の初めてのオナニーを見ているなんて。ということは、このままいけば、遥人の初めての精通、射精も僕は目撃することになるんだ。
見たい! 早く、遥人が射精するところが見たいっ!
でも、大丈夫かな。遥人、ちゃんとイケるかな。初めてのオナニーなんだから、親友として、手伝ってあげなくても、大丈夫かな……。
「んっ、んくぅっ……!」
静かな部屋には、押し殺そうとしても、漏れてしまう遥人の喘ぎ声、そして、激しくチンコを扱く摩擦音、さらには、溢れる我慢汁による粘着音が響き渡り、また、部屋中に、青臭いエッチな匂いが立ち込めている。そして、普段けして見せない遥人のせつなげな表情。
その全てがエロくて、僕のチンコはますます硬く、大きくなった。
あの時は、男同士で気持ち悪いと思ったけど、今なら、直が言っていたことがわかる気がする。
遥人とオナニーを見せ合いっこしてみたい、とか、遥人のチンコと僕のチンコをくっつけて、シコシコしてみたい……。二人で一緒に、ドピュドピュしたい……。遥人のチンコに、僕の精液をぶっかけたい……。遥人の精液を、チンコにぶっかけてもらいたい……。
同じ男同士だから、同じ快感を共有して、もっと気持ちよくなれそうな気がして。なにより、遥人のことが愛おしくて、そんな願望がどんどん頭に浮かんでくる。
我慢できないっ! 遥人のオナニーを見ながら、今すぐ、チンコをしごきたい!
だけど、もし僕が起きてると知ったら、遥人はオナニーをやめてしまうだろう。遥人が射精するところを見たい僕は、オナニーをしたい欲求を必死に抑える。
「んっ……ああっ……! もうだめっ」
艶めかしく、淫乱に、そして大胆に……。
――チンコをしごく。
真面目で、少しマイペースな美少年のあの遥人が……。
――チンコをしごいている。
「んっ……くぅっ……んあっ……なんか出そうっ」
遥人の表情が一際、険しくなる。それと、同時にチンコをしごくスピードもますます速くなっていく。
「……あっ! あああっ……! ああっ……! ソラッ、ソラぁっ!」
絶え間なく漏れる吐息。さらには、その喘ぎ声を激しくさせて、ベッドの上で身をよじる遥人。まるで、僕に見せつけているかのような、激しいオナニー。
あんなに激しく、しごいたりして! 女の子みたいな可愛い顔をして! 気持ちよさそうっ……! もうイクのかなっ、射精するのかなッ?
すごい、あの遥人が……。
あの少しマイペースで、おっとりしていて、僕にいつも優しいあの遥人が……。
――射精をする!
僕と一緒に、アイスをつつき合って食べていた無邪気なあの遥人が……。
ーー射精をする!
今までエッチな話を、一度も振って来なかった清楚なあの遥人が……。
――射精をする!
遥人の身体に一際力が入る。
そして遥人の顔がより一層切なげに歪む―――
「んああっ……! ソラぁっ、出ちゃうっ! 精子出るうううっ!」
ドピュウッ! ドッピュウウウッ!
「んあああああっ……! 精子出てるぅ、ソラぁっ……! 声出ちゃうううっ、んふうぅぅぅっ!」
遥人は、勢いよく大量の精液を発射した。遥人のおなかに向けて、放出されるドロドロした白濁液。僕がすぐ隣にいることなんて忘れて、初めての射精の快感に耐えられず、大声を上げた遥人。ドピュッ、ドピュッ、ドピュッと何回かに分けて、精液が発射されている間、遥人は身体をびくんびくんと大きく震わせて、悩ましい官能的な声を漏らすのだった。
「あは……射精しちゃったぁ」
射精しても、なお、その余韻に浸るかのように、チンコをしごく遥人。部屋には、青臭い精液の匂いが広がり、それは、まるで僕のことを誘っているようにも思われた。
遥人ってば、あんなにいっぱい、射精して……。僕のチンコを思い出しながら、あんなに気持ち良さそうな顔をして……。
しばらくすると、満足したのか、チンコをしごくのをやめた遥人は、音を立てないようにそっとティッシュを取り、自分の身体にぶちまけた精液を拭き取っていく。そして、丁寧に自分のチンコを拭く遥人。そのチンコは、いまだ勃起したままでビクビクとひくついている。
まだ、あんなに勃起してる……。すごい、遥人……。
僕は、遥人のたくましいチンコに見惚れていた。我に帰った遥人は、恥ずかしそうな表情を浮かべていたけれど、すぐにいつもの表情へと変わった。寝ていると思っている僕に配慮してか、遥人は、丸めたティッシュをそっとゴミ箱に捨てた。
「すぅすぅ……」
やがて、遥人の寝息が聞こえてきた。すやすやと、安らかな寝息を立てる遥人。射精の心地良い疲労感の中、深い眠りについているに違いない。
一方で、遥人のオナニーの一部始終を目の当たりにし、興奮冷めやらぬ僕は、完全に目が冴えてしまったいた。
「僕もしちゃおう……」
僕は、ベッドの上で下半身裸になると、すぐ隣に遥人がいるにも関わらず、遥人と同じように、カチカチのチンコをしごき始める。
「んっ……! あんっ! 遥人ぉっ、出るっ、出ちゃうぅぅっ!」
すぐ近くに、遥人がいると思うと、いつもより気持ちが良くて、僕はすぐに射精してしまう。遥人と兜合わせをしている姿を思い浮かべながら、僕は大量の精液を発射するのであった。