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ごむらば
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13.映画 無個性ラバーメイド【メイキング:脱げないラバーメイド編】

回想シーンの撮影も無事終わり、いよいよ下條 夏希役として、ゴム人間のラバーメイドにされる撮影が近づいてきました。 いつも夏希が拘束されたラバーメイドとして働いているお店から撮影が始まります。 ラバースーツを着て無個性のラバーマネキンとなった私はさらにラバーメイドの衣装を身につけていきます。 そこから両腕を後ろ手にアームバインダーで拘束されて、足枷、首輪さらにはベルトを巻かれてトレーを付けられました。 この姿にされただけで私は興奮して、気持ちよくなってしまいます。 映画のワンシーンだけでなく、プライベートでもずっと人間ドリンクホルダーとして使われたいなんて思ってしまいます。 お店にやって来た和也さんの横に座り、ドリンクホルダーとして扱われるシーンから。 「よーい、スタート!」 ーーーーーーーーーー 【「ところで和也、話は変わるんだがお前がこの店に来たら必ず横に座らせているラバーメイドなんだが、購入しておいてやったぞ!」 驚いた表情の和也さんよりも私の方がかなり驚いて心臓が止まるかと思いました。 私は一切聞いていない話でしたので、怒っていいのか悲しんでいいのかも分かりません。 動けずにいる私を置いて父親は話を続けます。 「メンテナンスフリーの処置をしてから明日、我が家に届けてもらうから良かったら寮へ持っていって好きに使ってもいいぞ!」 これは人身売買の類では… 、そう思うと同時に甦った記憶の中のラバーメイド製造工場の事が過ぎりました。 ベルトコンベアでエデンに送られたラバーメイドが出荷されていたあの事が… 。 “私、和也さんと両想いになれたのに… 、逃げなきゃ!” そう思った私の背後から口に布が当てられました。 元々拘束されて自由のない体ですが、その体に全く力が入りません。 私は力なく崩れ落ちる中で和也さんとお父さんに話し掛けている女性を見ました。 “由香里ちゃん?!” 由香里ちゃんが和也さんとお父さんに説明をしています。 「ラバーメイドは本日は回収させて頂いて、一生ラバーメイドでいられる処置を施した後、ご自宅へお届けさせて頂きます」 「よろしく頼むよ!」 そんな会話を聞きながらトレーだけを外されると、私の体がギリギリ収まる遺体袋に詰められ、目の前のファスナーが閉じられ光が失われていくのと同時に私は意識を失いました。】            ーーーーーーーーーー ストーリー上、立って逃げなければいけませんが拘束されている私は簡単には立てません。 隣りに座る和也さんの助けを借りて立ち上がり、逃げようとしたところに口に布を当てられます。 力が入らず倒れるのですが、由香里ちゃんの力ではそのまま倒れて私は怪我をしてしまいそうです。 その辺りはスタッフも考えており、マットを敷いてくれていました。 私はその上に倒れた後、一旦カットが掛かるとマットが取り除かれて続きが始まります。 私からトレーが外されると、シルバーのエナメルっぽい遺体袋が用意されて足から詰められていきます。 ですが、遺体袋は小さく伸縮性がないため、由香里ちゃん1人では私の体はなかなか袋の中に入りません。 私も協力しましたが、それでも上手く入らず、スタッフと和也さんまで加わりようやく遺体袋の中へと収まりました。 小さく伸縮性のない遺体袋のファスナーを閉めるのも一苦労です。 足の方は良かったのですが、特に胸の辺り苦労しました。 アームバインダーで後ろ手に拘束されていてるのと、私の大きな胸がつっかえて遺体袋のファスナーを閉じるのが大変でした。 結局、苦労した割に遺体袋のシーンは足から入れていくシーンと、遺体袋に収まったラバーメイドの顔の前のファスナーが閉じられシーンだけとなりました。 遺体袋の中の私はというと、暑くて窮屈、それに満足に動けない三拍子でした。 そんな私は男性スタッフの肩に担がれて移動していきます。 遺体袋の中でファスナーが壊れて出られなくなったら、私… そんな想像をするだけでお股を濡らすのでした。 拘りの強い監督なので、この後のシーンもある程度覚悟はしています。 私はラバーメイド製造工場へ運ばれる車の中で、カメラが回っているいないに関わらず遺体袋からは出して貰えないだろうと。 案の定、遺体袋のままどんな車かも分からない車へと積み込まれました。 分かっている事は後部座席に横たわる形で載せられたという事。 気絶させられている設定なので、ジッとしていなければなりません。 “あれ?なんか凄く苦しくなってきたような… ” 遺体袋は通気性が全くに近いほどない上、小さいため袋内の空気が少なかったようです。 “ヤバい!ラバーメイド製造工場に着く頃に私は本当の遺体になっちゃう” そう思ったのですが酸欠気味の私はすでに体には力が入らなくなっていました。 「よーい、スタート!」 無常にも撮影が始まりました。 ーーーーーーーーーー 【気がついた時は車に乗せられて運ばれているようでした。 ラバーメイド姿である事はもちろん拘束され、ピッタリとした遺体袋に収まったままでした。 体を捩りましたが、ほとんど身動きできなかったので抵抗する心はすぐに折られました。 左右に体が振られていることから、かなり山奥に運ばれているような感じがします。 そんな揺れもようやく止まりました。 私は遺体袋ごと運び出されていきます。 遺体袋越しでも異様な感じがしてきました。 おそらく工場の中なのでしょう。 『製造番号K-1227 コーティング2層目に入ります』 『製造番号W-1843 エデンに送ります』 工場内は放送が流れ、以前私が働いていた時よりも大規模なものになっている感じがヒシヒシと伝わってきました。 『明日納期のK-7031が到着しましたので、こちらを最優先とします』 直感的にこのK-7031は私を指していると思いました。 あれだけ製造工場でラバーメイドとなりたいと思っていた私ですが、和也さんの一言でその思いは吹き飛んでしまいました。 しかし、このままでは言葉も話せず、一生ラバーメイドとして生きていくことになってしまうでしょう。 以前よりも研究を重ね、ラバーコーティングを剥がさなくてもラバーメイドとして生きていけるように改良されていることはおそらく間違いないでしょう。 それもありますが、一度ラバーコーティングされたらもう二度と人には戻れない事が一番の問題です。 小学5年生当時は簡単に洗脳されて、ずっとラバーメイドでいたいと思えたのですが今は違います。 人としての幸せを望む自分がいます。】            ーーーーーーーーーー 車でラバーメイド製造工場へと車で運ばれるシーン。 車に積み込まれた時点で私は本当に意識を失いました。 死の恐怖が迫っていても、何の抵抗もできずに。 体が左右に揺られる感覚で目が覚めました。 すぐ隣りには由香里ちゃんがいました。 「あっ!良かった目が覚めたんだね夏希」 私は可動範囲の限られた首で頷いて答えました。 私はラバーメイドで遺体袋に詰められたままでしたが、後部座席でシートベルトをされて座っていました。 遺体袋から出すと詰めるのに苦労するからという理由でそのままなのでしょう。 顔のところのファスナーは開いているので呼吸は楽にできます。 「もう、ピクリとも動かなくなったから本当に死んじゃったかと思ってビックリしたよ!」 そう言う由香里ちゃん以上に私は死に直面していた恐怖を伝えようとしましたが話せません。 「もうすぐ着くみたいだから」 由香里ちゃんがそう言ったところで、敷地内に車が入っていきました。 「そろそろ、カメラ回すから準備して!」 助手席に座っていたカメラマンが振り返って声を掛けてきました。 そう言われた由香里ちゃんは私の顔の前の遺体袋のファスナーに手を伸ばします。 「夏希、深呼吸して!ファスナー閉めるよ」 私はラバーマスク越しでも吸える空気を目一杯吸い込むと、ファスナーが閉じられて目の前が真っ暗になりました。 シートベルトを外されて後部座席に横たわっているシーンを撮影した後、力強い男性の手で引っ張り出されると担がれて移動が始まります。 また、全く苦しくはありません。 気がついている演技をするため体を少し揺すります。 そんな私の耳に放送が聞こえてきました。 工場に運び込まれたようです。 車での移動中に酸欠気味になった事もあり、工場に運ばれて程なくして遺体袋のファスナーが開けられました。 製造工場の天井の方を見る限りでは少し前に撮影した場所である事はすぐに分かりました。 ただ、工場内の機械類は少し手が加えられて新しくなっているように見えました。 そんな工場を見渡しながら私は興奮を抑えきれません。 また、ゴム人間にされてラバーメイドにされるそう考えるだけでお股が濡れてきます。 先日、代役でなったゴム人間よりもしっかりとゴム人間、そしてラバーメイドにして欲しいとさえ思ってしまう自分がいました。 もちろん、作中の夏希の考えとは真逆です。 ドキドキしながら、またゴム人間にされる撮影が始まります。 私はラバーマスクの下で蕩けそうな顔になっていました。 「よーい、スタート!」 ーーーーーーーーーー 【ラバーメイド製造工場の事は幸い記憶が戻ったので知っています。 タイミングを見計らい逃げる事も私にはできるかも知れません。 遺体袋から出されて、拘束を解かれた後がチャンスです。 今着ているラバーメイドの衣装を脱いで、ラバースーツを脱がせるのは工程上、手間が掛かり簡単ではありません。 つまり、人の手が加わる時がチャンスだと私は考えています。 私は気を失っているフリをして、そのタイミングを見計らいます。 おそらく遺体袋の外側からでも、アームバインダーで腕を拘束されているのが分かるくらいピッチリとした遺体袋が開けられていくのが締め付けが緩んだことで分かりました。 腕に力を込めますが、かなり痺れているようで上手く力が入りません。 ですが、とにかく今は血の巡りを良くして拘束を解かれたその瞬間を狙って逃げるしかありません。 遺体袋から出されいる時も身動き一つしないで気を失っているフリをし、その時を待ちます。 足枷が外され、アームバインダーが外され始めた時でした。 また、口元に布が当てられて私の視界は歪み、力が抜けていきます。 “ああ、ダメだ” そう思いながらも意識を失いました。 『K-7031 最終コーティング10層目に入ります』 ぼんやりとする頭の中にそんな放送が聞こえてきました。 “最終コーティングって!しかも、10層って!” 私の記憶にあった当時のコーティングは3層、特別コーティングでも7層でした。 そんな特別コーティングを剥がすだけでもかなり苦労していた事は記憶の中にありました。 それなのに10層、しかもあれから時間が経っているので当時よりもラバーコーティング技術も向上し、ますます剥がせなくなっているだろうと思いました。 おそらく私は全身ラバーコーティングされて一生このままである事を覚悟しました。 抵抗しようにもフレームとシートで完全に固定されていて、指の一本も動かせません。 最終コーティングを終えた私は黒い水槽から引き上げられ、乾燥されながらベルトコンベアへと運ばれていきます。 ベルトコンベア上でコーティングが完了した後、フレームから外れた瞬間なら逃げる事ができるかも知ません、それがおそらく私にとっての最後のチャンスでしょう。 それを逃したらラバーメイドにされて私の人生は終わってしまいます。 以前に働いていたラバーメイド製造工場よりも遥かに大規模な工場内をフレームで固定されて動けないまま私は運ばれていきます。 眼下にベルトコンベアが近づいてきました。 もうすぐ、私はフレームから解放されるはずです。 どんどんベルトコンベアが近づいてきて私は言葉を失いました。 なぜなら、以前の記憶にはなかったベルトコンベアに人型の窪みがあるのです。 しかもその窪みに嵌って、フレームから外れるとすぐに上からのベルトコンベアで上下から挟まれて私はラバーメイドにされる工程へと流されていくのです。 もう何も考えられません。 私はベルトコンベア上でフレームから外れましたが、そのままベルトコンベアの人型の窪みに体がすっぽりと嵌まるとすぐに上からも窪みのあるベルトコンベアに挟まれて次の工程へと運ばれていきます。 体を動かそうとしましたが、フレームの時と同様に全く体が動かせませんでした。 『K-7031 スキャン開始します』 そんな放送を聞きながら、レーザー光線が私の体を撫でるように移動していきました。 『K-7031 メイド衣装装着開始します』 無慈悲な機械的なアナウンスが流れ、私の体はベルトコンベアごとプレス機の中へ入っていきます。 私は一つ深呼吸した後、プレスされました。 プレスされながら私は思いました。 “終わった… ” もう抵抗したり逃げようとする気力もありません。 なぜなら今までなかった首に違和感を感じたからです。 おそらく、GPS付きの逃亡防止及び懲罰用の電流首輪が取り付けられたのでしょう。 それだけではありません。 両手首にも同じ違和感がありました。 “今は首輪だけではないんだなぁ” そう思いながら、私は【K-7031】と【QRコード】を刻印され、自動検品を受けてエデンへと流されていきました。 エデンには私の体に合わせた人型の窪みのある発泡スチロールで上下から挟まれます。 顔の部分だけ丸く開いているので、何をされているかが分かります。 ppバンドで発泡スチロールを外れない様にすると、お人形さんのようなマスクやリモコンも同梱されて段ボール箱に詰められました。 もう、真っ暗で何も見えません。 私が久しぶりに味わうラバーメイドは、以前よりも快適で気持ちよくなっていました。 私はそんな中で涙を流しながら目を閉じました。】            ーーーーーーーーーー 撮影では眠らされて気付けば10層目のコーティングシーンとなっていましたが、実際は違います。 遺体袋から出された後、アームバインダーや首輪、足枷、ベルトを外してもらいラバーメイドの服も脱いでから休憩となりました。 私は長い時間両腕を拘束されていたので、痺れてすぐに腕が動きませんでした。 ようやく、腕が動かせるようになってきてから準備が始まります。 私の目の前にはネックエントリーのラバースーツが5着置かれていました。 それらをスタッフに手伝ってもらいながら重ね着していきます。 ラバーマスクも5枚重ね着してラバースーツとマスクの継ぎ目をリキッドラテックスで分からなくするために金型へと収まります。 上下のリキッドラテックスで私は完全な継ぎ目も切れ目もない完璧なゴム人間にされました。 ラバースーツを重ね着したので、少し体に厚みを感じます。 その厚みと圧迫感が堪りません。 こんな私をさらにバキュームベッドで真空パックしてもらえるかと思うだけで、お股は大洪水です。 チューブでしっかりと呼吸が確保できたらバキュームベッドで真空パックされます。 真空パックが終わるとバキュームベッドにフレームが取り付けられ吊り上げられると、今度はリキッドラテックスの水槽へと浸けられていきます。 もうすでにゴム人間にされているのですが、どんどんゴムに犯されている自分を想像するだけでおかしくなりそうです。 もうこの時点で私の頭の中は真っ白でボォーとしていました。 そんな私にさらにスタッフがラバーメイド服を着せてくれます。 白いレースのあしらわれたタイトなロングスカートのワンピースを着せられ、足下は太ももの付け根まであるサイハイブーツを履かせれて、他にも今まで見たどのラバーメイドよりも手の込んだ装飾をされた私は箱詰め梱包されて出荷されていきます。 もちろん、このまま梱包を解かれることなく.和也さんの下へと届けられるのです。 梱包を解かれた後、少しの休憩を挟んで最後のシーンを撮影、和也さんに抱かれるシーンを撮って映画はクランクアップしました。 ラバーメイド姿で花束を受け取った後も、簡単な映画の宣伝用のポスター撮影を和也さんと行って、やっと私の無個性ラバーメイドの撮影は全て終了しました… 。 と、普通の映画ならこれで終わりなのですが、私にはゴム人間から上條 夏希に戻してもらう作業が残っています。 この映画では何度も何度も撮影中にも関わらず気持ちよくなった私。 また、無個性ラバーメイドの続編があればいいのになぁと思いながら、最後のラバースーツを脱ぐ前に私は力尽きました。 その疲れはかなり心地よい疲れだったことは後にも先にもこの時だけでした。 おしまい

13.映画 無個性ラバーメイド【メイキング:脱げないラバーメイド編】

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