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1.おとこの娘 【入店編】

オンラインカジノで負けた僕、榊原 忍(さかきばらしのぶ)は借金を抱えた。 借金を返すのに見つけた高額バイトは異質なものだった。 おとこの娘になって、サービスするというもの。 おとこの娘の意味も分からず、何をサービスするかも分からないまま、バイトに応募しリモートで面接した後採用となった。 とにかく今はどんなバイトでもいいから借金を返さなければならない。 そう思い出勤して唖然とした。 控え室へ案内されて僕は固まった。 そこにいたのは本物と見間違えるほどリアルな女の子のお人形さんたちがいっぱいいたから。 控え室はいい匂いがする中にゴムのような匂いも混じっていた。 リアルなお人形さんたちは話す事なく、コスプレの準備に余念がない。 そんな女の子のお人形さんの股に目がいってしまう。 なぜなら、女の子にはないはずのモノがぶら下がっているから。 そのモノとは男性器、つまりペニスだ。 そんな大小さまざまなペニスをぶら下げながらお人形さんたちは全裸という表現が正しいか分からないが、とにかく準備をしていた。 ペニスはお人形さんと同じ肌の色をしているので、着ぐるみの中にペニスケースがあるのだろう。 僕は同時に自分があの姿になるのだと理解した。 「リホちゃん、この子今日が初入店だから色々教えて上げて!」 そう言って僕はリホちゃんと呼ばれたお人形さんに説明を受ける事になった。 僕の前にやって来たリホちゃんは、すでに着替えを済ませていた。 長い黒髪をポニーテールにし、ラバーセーラー服に絶対領域が覗くラバーストッキングを履いていた。 僕も華奢な方だがリホちゃんもかなり華奢な割にペニスは大きいのか、スカートが少し浮き上がっていた。 「よろしくお願いします!」 そう言うとリホちゃんは可愛く頭を下げた。 その仕草はまるで本物の女子の仕草だった。 お人形さんになり、可愛い衣装を身に纏うと仕草まで女の子になるのだろうか? でも、確かに自分の容姿が変われば動きや仕草も変えられるような気がした。 リホちゃんは近くにあったホワイトボードを使って説明を始めた。 [全裸になってインナーを着ます] [インナーを着ないとドールスーツは着れません] [ドールスーツを着るお手伝いは私がします] [ドールスーツを着たら、あとは衣装を着ます、今日は私と同じラバーセーラー服にしましょう] 簡単ではあるが流れは分かった。 “まずは全裸になるんだなぁ” そう思い俺は服を脱いで全裸になった。 すると、僕の方を向いていたリホちゃんは顔を隠して恥ずかしそうな素振りを見せる。 その素振りはまるで本物の女子が初めて男のペニスを見たような仕草だった。 さすが、こういうところまで演技するのだと感心してしまう。 同時に周りのお人形さんからも自分に視線が注がれているような気がした。 目の前のリホちゃんは自分の顔を隠しながら僕にインナーを手渡してきた。 そこまでしなくても、自分にも付いているのに、僕はそう思いながらリホちゃんが差し出すインナーを受け取った。 インナーは肌色をしたゴムのスーツ、所謂ラバースーツというヤツだった。 手と足は5本指に分かれ、マスクまで一体型、しかもマスクは鼻の穴と目のところに細かな穴が開いているだけだった。 おまけに口のところにはコンドームのような袋が付いていた。 ラバースーツの内側にはシッカロールが塗られていて、背中側のファスナーを開いて足を通していく。 リホちゃんもインナーを着るのを手伝ってくれたが、やたらと僕の股間の方を気にしていた。 インナーにもペニスケースが付いていたのでそこへペニスを押し込む。 インナーであるラバースーツを着始めてから、僕は気持ちよくなり半勃ち状態だったので、押し込まないと入らなくなっていた。 腕を通して指先まで肌色のラバースーツに覆われると、毛も何もないツルンとした光沢のある体を見て妙に興奮する自分がいた。 マスクを被ると視界が悪くなり、少し息苦しさは感じだが、耐えらないほどではなかった。 ただ、口の中までラバーで覆われるのは違和感しかなかった。 こうして肌色のラバースーツのインナーを纏った僕の背中側にリホちゃんが周り込んで、丁寧にファスナーを閉めてくれた。 そんなファスナーを閉める手の使い方さえも優しく女性を感じた。 しかし、頭の天辺までファスナーを閉めると、リホちゃんはファスナーに何かした。 なんだろうと思い、ファスナーを触ってみたが特に異常はない。 少し動かそうとして違和感に気づいた。 ファスナーが全く動かないのだ。 つまり、僕はラバースーツに閉じ込められたという事。 焦っている僕にリホちゃんはホワイトボードを使って説明してくれる。 [お客さんの中には中の人を見ようとする人もいるので、その防止策です] [仕事が終われば開けますので、ご心配なく] それを見て僕は少し落ち着いた。 つづく

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