「あ、もしもし、気に入ったので延長お願いします!」 「はい、はい、じゃあ、ラップ拘束とム… でお願いします!」 小太りの中年男とスタッフのやり取りでラップ拘束されるのはなんとなく分かったが、具体的にどんな事をされるのか分からない。 リホちゃんに聞きたくても僕もそうだがリホちゃんも喉の奥までペニスを咥えているので話せない。 できる事はただ流れに身を任せるだけだった。 部屋の扉をノックする音の後、スタッフの声が聞こえてきた。 「また、30分間は写真撮影だけになります、残り10分間は自由にお使い下さい」 “え!今なんて言った?” スタッフは確かにご自由にお使い下さいと言った。 “体を触られるだけじゃないの?” 延長の始めの30分間は触れる事なく、いろいろな角度から撮影する小太りの中年男。 30分間が終わると小太り中年男が動き出した。 動けない僕とリホちゃんの体にラップを撒き始めたのだ。 ベルトで一つに纏められている上からさらにラップで拘束を始めたのだろう。 単調なビニールの音ともに体が締め付けられ、リホちゃんとより体を密着させていることもあり、かなり暑くなってきた。 それだけならまだ良かったのだが、体だけでなく僕の顔とリホちゃんの股の部分も密着している上からさらにラップを撒き始めたのだ。 先ほどのベルトの拘束だけでもリホちゃんのペニスが喉の奥まで入っているのに、さらに喉の奥まで入ってきた。 嗚咽しそうになるのを何とか耐える。 このまま嘔吐したら大変な事になりそうでそれだけは避けたかった。 そんな自分が危機的状況にあるにも関わらず、僕はリホちゃんの心配をしていた。 リホちゃんも嘔吐する事なく、耐えたがラップを巻く過程でバランスが不安定となり、僕とリホちゃんは一纏めにされたまま、お互いのペニスを喉の奥まで咥えたまま横倒しにされた。 顔のところまでラップを巻かれたのでかなり息苦しくて暑い。 そんな僕とリホちゃんの耳にアラームが聞こえてきた。 『残り10分です!残り10分です!』 “やっと終わりだ!” “初仕事にして大変な接客となったが、なんとか無事に終われそうだ” そう思った僕の耳にまたとんでもない言葉が飛び込んできた。 「仕上げといきますかぁ!」 そんな小太りの中年男の声が聞こえた後、部屋中に響く音。 『ビチッ、バチン!』 そんな破裂音ともに体に衝撃が走った。 動けないはずの体が痛みで少し動いてしまう。 おそらくだが鞭で打たれたのだろう。 インナーであるラバースーツとドールスーツ、それにラバーセーラー服を着て、さらにラップまで巻かれているのに、この威力。 普通に鞭で打たれたら、かなりの痛みである事は間違いなかった。 “もしかして、これが10分間も続くの?” そう思うだけで気が遠くなってきた。 「うっ!」 「うぅぅぅ!」 僕は声を漏らした。 今まで全く声を漏らさなかったリホちゃんからも小さな呻き声が漏れ始めた。 リホちゃんもかなりの痛みを感じているのは確かだった。 しかし、逃れる術もなく体に走る痛みに耐えるしかなかった。 鞭を打たれる痛みに耐えながら、次の衝撃に備えて体を強張らせて耐えるというのは想像もできないほど精神的にも肉体的にも苦痛でしかなかった。 10分間、鞭で打たれているうちに少しずつ音が変わってきたのは、拘束したラップが鞭で破れたからだろう。 それに鞭で打たれる間隔が空き始めたのは、鞭を打つたびに破れたラップが絡まっているからだと思った。 その証拠に小太り男の中年男は何やら怒ったように独り言を言っていた。 もうそろそろ10分間経つのではないかと思いながらも体を強張らせて鞭の痛みに耐えた。 つづく