午前6時_____ 私は凄く気持ちよく目覚めて驚いた。 私は彼と繋がったまま眠っていた。 「ごめんなさい、私」 そう言って彼から離れると、私の中から彼のペニスが力なく抜け落ちた。 一晩中、繋がっていた私たちはお互いの顔も知らないのに心でも繋がったように思えた。 「あのー、朝ご飯まで時間があるので甘えていてもいいですか?」 私がそう聞くと彼は2度首を立てに振った。 私は彼のシリコンスーツで覆われた体に抱きついて頬擦りをした。 誰もいない2人だけの世界。 そして彼は私だけのもの。 話すことも抱きしめてくれることもないが、心が通じ合っている感じがして凄く幸せな気持ちになった。 今はただ彼とくっついて甘えているだけで十分だった。 そう考えると昨日の夜の体が火照っててムラムラする感じはなんだったんだろうと思う。 そんなことを少し考えながら彼に抱きついていたのだが、すぐにそんな事はどうでも良くなっていった。 彼に抱きついて甘えていると、股の辺りで冷たいものが接触する。 “あっ、そうだ、朝食の後にでも洗って綺麗にしてあげなきゃ” そんなことを考えているだけで楽しくなってきた。 それと今晩も凄く楽しみだった。 午前7時_____ 私の起床時間になったので、全裸で一緒に寝ていた彼のベッドから出ると軽くシャワーを浴びてから服を着て身支度を整える。 午前8時_____ 昨日はここから挨拶をして介護実習が始まったわけだが、今日は昨日とは全く気分が違う。 彼に対してはより丁寧に介護しようと思う自分がいた。 朝ご飯にはまだ時間があるため、昨晩の後始末と彼のペニスを洗浄すべく車椅子に乗せてお風呂場へと運び、股間を綺麗にした。 だが、昨晩のような欲情は湧いてこなかった。 “朝と夜で違うのか?” “それとも私が満たされたからなのか?” 思いを巡らせたが答えは出なかった。 その後、シリコンスーツのファスナーを閉めてベッドの横まで戻ると、ベッドのシーツを取り替えた後、彼をベッドへと戻した。 午前9時_____ マニュアルの時間通りに彼の朝ご飯に取り掛かった。 ここからは昨日と全く同じルーティンなのだが、大きく違うところがある。 それは何もしない時間、私は彼にずっと甘えていられるということ。 シリコンで覆われた要介護スーツの彼に私は介護しながらも思いっきり甘えながら一緒に過ごした。 だが、不思議と体が火照ってたりムラムラすることはなかった。 マニュアル通りに介護をしていき、晩ご飯を食べた辺りから私も彼も互いが互いを欲して始めているのが分かった。 彼はシリコンスーツ越しでも分かるほど勃起していた。 私もまた体が火照っててムラムラして自分を止められない。 彼の排泄と洗浄を済ませると、就寝時間前に私もシャワーを早々に済ませ、彼のベッドへと入り昨日と同じように彼と何度も何度も交わって疲れ果てたまま、朝を迎えるのだった。 そして朝になると昨晩のことが嘘のように、すっかり落ち着いていた。 まるで薬の効果が切れたかのように。 つづく