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ごむらば
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2.マネキンになるお仕事【ラップ編】

ラバースーツを着たら声を掛けて下さいと言われていたので、私は部屋の扉を開けてスタッフに声を掛けた。 スタッフも心の準備ができていなかったのか、私の完璧なまでのマネキン人形姿に少しビックリしていた。 スタッフと共に部屋に入ると説明を受ける。 これからラップを使ってポーズを取ったマネキン人形に仕上げていきますね。 私は声を出さずに頷いて見せた。 私はパイプ椅子に座り、スタッフが手の小指からラップを巻き始めた。 丁寧に少し指を開いた状態でラップを巻いていくスタッフ。 時折、キツくないか確認しながら私の手は黒光りしたラバーの手から光沢のあるラップの手に変わっていった。 手の平から手首そして肘の手前まで巻き終わると今度は足の指にラップを巻いていくスタッフ。 細かなところまで拘るのはあの有名監督の指示だからだろう。 足も丁寧にラップを巻いてくれるスタッフは時々、私にキツくないか確認しながらラップを巻いてくれた。 足首までラップを巻いて、そのまま膝下までラップを巻かれた。 足首が動かしにくくなるのを感じながらも、私はラップで拘束されることに興奮していた。 座って足下を見ている様に見えるが私の視線の先はラバースーツを着る際に引き上げ過ぎて、クッキリと浮き出たマン筋だった。 ラップを巻かれて興奮するたびにヒクヒクしていた。 そんなマン筋をスタッフに気づかれないかと気にすればするほどヒクヒクしてしまっていた。 幸い、スタッフはラップを巻くことに集中していて私のマン筋には気づいていないようだった。 さあ、これから全身を巻かれるとどんな感じなのだろうと思っていると、スタッフは部屋の隅にあったあるものを運んできた。 それは自立する四角い金属の棒、1番下には正方形の金属プレートがあり、それに四角い金属の棒が溶接されていた。 この四角い金属の棒にはところどころベルトが取り付けてあった。 「立てますか?」 スタッフは私にそう声を掛けた後、私の手を取り立つのを手伝ってくれた。 立つことはできたのだが、足首が固定されていて上手く歩けない。 そんな私の両手を持ってスタッフは先ほど運んで来た四角い金属の棒のところへと誘導した。 「身長を計測するみたいに棒に背中をつけることができますか?」 スタッフにそう言われ、言われた通りにする。 金属の冷たさがラバーを通して私に直接伝わってくるようだった。 そんな冷たさを背中に感じている私の体を四角い金属の棒についたベルトで倒れない様に固定していくスタッフ。 「ここからは立った姿勢でラップを巻いていきますね」 そう言った後、私の足をポーズを取るように少し開いた後、足からラップを巻き始めた。 膝から太もも、足の付け根、そして腰までラップを巻いた後、改めて足先から念入りにラップを巻いていく。 足先から腰までラップを巻かれるとしっかりと固定されて私の下半身は本物のマネキン人形の様に固まってしまった。 腰の部分はコルセットでもした様にしっかりとラップが巻かれた。 次は肘から二の腕、肩をポーズを取ってラップを巻いて固定されていく。 本格的にマネキン人形になってきて私はドキドキしていた。 腕もポーズを取って固定された私の腰から上、上半身にもラップを巻き始めるスタッフ。 私を倒れないように固定しているベルトを外してはラップを巻き、巻き終わるとベルトで固定するを繰り返しながら私はラップが巻かれていく。 私の胸の部分は形を潰さずにラップを駆使しながら上手く巻いていた。 首までラップを巻かれるとネックコルセットでも取り付けられたようで首が動かせなくなり、私は自分の体を確認することもできなくなってしまった。 そして次は顔にもラップが巻かれていく。 ポーズを取るように少し斜めを向いて固定された私の顔にもラップが巻かれていく。 ただ、スタッフは私の目の覗き穴と呼吸穴を何度も確認しながら、慎重かつ丁寧にラップを巻いてくれたお陰で視界も呼吸もマイクロホールマスクを被った時と大差はなかった。 つづく

2.マネキンになるお仕事【ラップ編】

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