ミイラ男ならぬラップミイラ女となった私は体を動かそうとするがほとんど動かない。 「体、動かせますか?」 スタッフの言葉に私は力を込めて体を動かしてみると少しは体が動かせるようで『ギシギシ』とラップの擦れる音がした。 音を頼りにスタッフは確認しながら赤いビニールテープを私の体に巻き始める。 しっかりとビニールテープを巻くと、また動くように言われて動くと『ギシギシ』と立てる音を頼りにスタッフは私にビニールテープを巻いていった。 私が力を込めて体を動かしても音が出なくなるまでそんな作業が繰り返された。 スタッフに体を動かせるか確認されて、いくらやってもラップが音を立てなくなった。 少し離れたところにある姿見を見ると、透明のラップを巻かれた黒いマネキン人形が見えた。 そのマネキン人形にはところどころ、赤いビニールテープが巻かれていた。 マネキン人形としては明らかにラバースーツだけの方が綺麗でクオリティが高いように思えた。 ただ、ラバースーツだと自由に動けてしまうのがダメなのだろう。 そんなことを考えながら姿見を見ていて、人ではないモノ扱いされている自分に私は興奮してきた。 乳首が勃っているのも、愛液が太ももを伝うのも感じた。 “こんなマネキン人形にされているのに興奮するなんて、私って変態?” 今更ながらにそんなことを思っていると、スタッフが私の足下で何かしているのに気づいた。 スタッフの姿を直接見ることはできないし、姿見にもスタッフの姿は映っていなかった。 だが、足先から徐々に圧迫されるような感じで何をしているのかは分かった。 “ビニールテープを巻かれている!” 見た目にもイマイチだったラップミイラ女を赤いビニールテープミイラ女に変えているようとしているようだった。 ビニールテープを引き出す音を聞いていると私はだんだんと眠くなってきた。 巻かれる側も巻く側も冬だというのに暑くなってきたので、スタッフは冷房を入れた。 そその後も私はビニールテープミイラ女にすべく赤いビニールが私のラップで固定された体に巻かれていく。 ラップと違いビニールテープは細い為、スタッフは時間を掛けて丁寧に巻いているようだった。 冷房が効き始め、暑さは幾分マシになった。 赤いビニールテープを一つ、二つと新しいものに取り換えながらスタッフは私に赤いビニールテープを巻き続け、私はいつしか眠ってしまった。 つづく