ラバースーツが脱げなくなったAV女優 姫野 葉菜のラバースーツを脱がせるべく、先輩スタッフから指定された場所へ行くとAV撮影の真っ最中だった。 バキュームベッドで女優が直立のまま真空パックされていた。 電話した先輩スタッフに声を掛けると待っていたぞと言ってくれたが、葉菜の姿を見て首を傾げていた。、 「姫野 葉菜にはもう一本出演してもらうから、服を脱がせろ!」 そんな先輩スタッフの言葉に俺は困ってしまったが、事の成り行きと彼女ブーツもダウンコートも脱げない状況を説明した。 すると、少し首を捻った後、監督に相談しに行き、先輩スタッフは程なくして戻ってきた。 「このままでいいので、バキュームベッドに入っている彼女と絡んで欲しいらしい」 「えっ、あっ、はい!」 そう答えた後、俺を置き去りにして葉菜だけが連れて行かれた。 確かに俺はこの撮影のスタッフにも数えられていない。 目の見えない葉菜はダウンコート、そして私服、ブーツのまま潤滑剤を塗られてバキュームベッドの中へと押し込められていった。 掃除機のけたたましい音が止み、真空パックされたバキュームベッド内で2人の女性が蠢いている。 1人は棒状のまま、葉菜はダウンコートやブーツを履いたまま、それぞれバキュームベッドの中で蠢いていた。 潤滑剤のおかげで真空パックされてもバキュームベッドの内で動けるのだろう。 しばらく、葉菜が先にバキュームベッドに入っていた女優さんとの絡みシーンが続いていたが、その動きがだんだんと緩慢になっていく。 そして、棒状にされた女優さんの体がピクンと跳ねた後、バキュームベッド内から伸びる2つのホースから荒い呼吸が聞こえてきた。 「OK!じゃあ、彼女たちを出してあげて!」 その声が聞こえたようで、バキュームベッド内の2人が動き出したのだが、先ほどまでは潤滑剤で滑るよう動いていた2人だったが、今はラバーシートが張り付いたようになっていた。 監督の言葉にスタッフが動き始めたのだが、真空パックを解く訳でもなく、バキュームベッドのラバーシートを切り裂き、フレームを外していた。 “えっ、どういうこと?” そう思っていると、棒状にされた女優はラバーシートが張り付いたまま、引っ張り出されていた。 棒状にされた女優はミイラのような姿でテープが巻かれており、それをスタッフがカッターで切り裂いていく。 中からはラップが出てきてそれを引き千切りながら中の女優を解放していた。 出てきた女優は全身ラバースーツ姿で、ラバーマスクを取った顔を見て俺は驚いた。 “水瀬すず!” 今、引っ張りだこの人気AV女優だったから。 そんな水瀬すずの周りにはスタッフが集まり撮影後のケアに余念がなかった。 一方、半ば強引に出演させられた葉菜はというと、切り裂かれたラバーシートが全身に張り付いて取れなくなり奇妙な姿のまま、バキュームベッドから逃れようと床でのたうち回るように動いていた。 ダウンコートやブーツにラバーシートが張り付いて満足に動けなくなった葉菜を不憫に思い、俺は先輩スタッフに声を掛けた。 「あのラバーシートを外すことはできないですか?」 「ああ、アレね」 先輩スタッフは葉菜を一瞥すると言った。 「ドライヤーで熱を加えたら、外れるかも… ?!」 俺はそんな先輩スタッフの含みのある助言を最後まで聞かずに、すぐにドライヤーを手に葉菜のラバーシートを外しに掛かった。 接着剤で一部くっついて溶けたようになったラバーシートに熱を加えていくと、いい感じに溶け出した。 “これならいける!” そう思い、葉菜の全身をドライヤーで満遍なく熱を加え始めて、少し経った時だった。 接着剤が熱を持ち過ぎたのか、ラバーシートが縮みながら葉菜の体により張り付いていく。 “マズい!” そう思いドライヤーを止めた時には遅かった。 葉菜は黒光りしたラバーシートが溶けたようになり全身を覆い隠してしまった。 苦しむ様子はないので呼吸は確保されているようだが、ダウンコートやブーツを履いたまま、ラバーシートに取り込まれてしまった姿は人の形をしておらず異形で、見た目は黒光りしたスライムの化け物のような姿になってしまった。 もはや人かどうかも分からなくなってしまった葉菜。 そんなスライムの化け物と化しても手足の一部は動くようだったが、その動くさまが人とはかけ離れた感じに見えるため、さらに悍ましい化け物感を強調した。 しっかりと動く片手と片足を使い、俺の声のする方へやって来たスライムの化け物と化した葉菜を俺は抱きしめた。 水瀬すずの周りで盛り上がるスタッフを他所に俺は近くにあった大きめのスーツケースを拝借した。 そこへ腕や足がどうなっているのかも分からない葉菜を詰めた。 幸い痛がる様子もなかったので、そのまま俺は葉菜を詰めたスーツケースを持って家路に就いた。 つづく