私は2度と入りたくないと思っていたシャチのフロートに自ら入ってしまった私。 ベランダで晒されていたのは回避できたが、シャチのフロートに入り出られなくされてしまった。 何とかシャチのフロートからの脱出を試みるが、ゴツい防水ファスナーをお団子のような手で内側から開けることは到底できない。 それに今私の両手はシャチのフロートの胸ビレにしっかりと入ってしまい抜くことができなくなっていた。 それだけでなく、動き続けて快感をもたらしてくれるバイブで体に力が入らない。 逝かないように体を震わせながら耐えるのがやっと。 そんな私の耳に変わった機械音が聞こえてきた。 掃除機のようで掃除機ではない音。 その音が何だったのか気づいた時は遅かった。 シャチのフロートが膨らみ始めたのだ。 あっという間にシャチのフロートは私の体を圧迫しながら膨らんでいく。 私は慌てて呼吸を確保するためにファスナー近くに顔を持っていくことはできた。 シャチのフロートは完全に膨らんだようで機械音は止まった。 体が浮き上がるほどの圧迫感が半端ではない。 前回と違うところは僅かだが呼吸を確保できたことくらいだろう。 そしてもう一つ違うところはお股に仕込まれたバイブ、しかも稼働中である。 シャチのフロートが膨らんだことでバイブが私の体に押し付けられ、今までとは比べものにならないほどの快感を私にもたらす。 [んっーん!んっーん!」 私はシャチのフロートの胸ビレ、尾ビレをバタバタさせたが、ご主人様がバイブを止めてくれるはずもなく。 私の言葉にならない喘ぎ声はシャチのフロートの尾ビレがフローリングを叩く音に掻き消され、私はまた逝ってしまった。 体中の力が抜けて痙攣するように体を震わせている私の上に重みが加わる。 もの凄い重みではないことからご主人様が足を乗せているのだろう。 そんなことを考えていたのだが、快感の波はすぐに訪れる。 シャチのフロートの圧迫に加え、ご主人様の足を置いている位置が悪い。 私のお股の辺りなので、バイブがより私の体に密着し快感が倍増した。 私はまた胸ビレと尾ビレでフローリングを叩いた。 「うるさいぞ!」 ご主人様にそう一喝されて私の動きは一瞬止まったが、止まったのその一瞬だけ。 もう自分の意思ではどうすることもできない快感に胸ビレと尾ビレでフローリングを再び叩き始めた時だった。 ご主人様が私をひっくり返し、うつ伏せだった私の体が仰向けになった。 シャチのフロートはファスナーを上にする形で左右に揺れる。 仰向けにされた事でフローリングを叩いていた胸ビレも尾ビレもフローリングを叩けなくなった。 フローリングにシャチのフロートが擦れる音が響く中、ご主人様の声が聞こえてきた。 「静かにさせてやろう」 そう言うとテープのような音がしたかと思うと、ファスナーの僅かに見えていた部屋の天井が白に染まってしまった。 「ファスナーの上から白い防水テープを貼り付けたら本物のシャチのフロートだな!」 そう言うご主人様の声は楽しそうだった。 そんな声を聞きながらも私は少しでも酸素を取り込もうとしている時だった。 もの凄い重みが私を襲う。 先ほどの足を乗せられたような重みではない。 ご主人様が覆い被さるように乗ってきたのだろう。 シャチのフロートは潰され、今までに経験したことのない圧迫感と呼吸穴が完全に塞がれてしまっているので苦しくて仕方ない。 それに散々逝った私には抵抗する力もバイブからの振動に堪える力も残っていなかった。 経験したことのない圧迫感と呼吸ができなくなった私の目の前は真っ白になり、外側から闇が白い視界を徐々に呑み込んでいく。 私は体を動かすことも言葉にならない声を上げることもできずに、白い視界が闇一色に染まるのを見届ける前に私は意識を手放した。 そんな中、私が思ったことは“気持ち良すぎる”だった。 つづく