【登場人物】
相模 舞
太宮高校 家政科 2年
身長:158cm
体重:52kg【−10kg】
※当物語は実在の人物・団体とは一切関係ありません。
【5月】
「簡単に痩せたいなぁ...」
「食事制限で頑張るかぁ...」
なんてことを考えながら怠惰な一年を過ごし見事に増量した私は「簡単に痩せられる方法」なんて都合のいいものは無いんだと思っていた。
2年生になり新しく出来た友達の太宮さん。自分の姿の変化はもちろんのこと、目の前で細くなる太宮さんを見て、「簡単に痩せられる方法」「痩せるドリンク」は本物なのだと思った。
太宮さんから貰った「痩せるドリンク」で理想の体型になれると知ってからは、ケーキやタピオカミルクティーなどの甘いもの、唐揚げやラーメンなどの油もの、いわゆる「カロリーの高い食べ物」を遠慮無く食べるようになった。太っても簡単に理想の姿になれるという安心感がそうさせたのだと思う。
「女子高生たるもの、痩せてスタイル維持しなきゃってなるもんだけど、好きなものを好きなだけ食べられるって最高だよなー!」
私は太宮さんとおしゃべりをしながら、学食で昼食を取っている。ラーメンカツ丼セットが300円なんて言われたら食べなきゃってなるものです。
「よっこいしょ...。」
「あれから1ヶ月かぁ...。二人であれこれ食べに行ったねー。それにしても、お腹周りがやけに締めつけられるような...。太宮さんはどう?」
「私も...お腹周りと...む、胸の辺りが締め付けられるよ...。」
太宮さんが顔を赤らめながらそう呟いた。毎日会っているからか、お互いの体型の変化が余り気にならなかった。じっくりと眺めてみる。
「4月に痩せるドリンクを飲む前は、ふっくらしてたもんねー。そのくらいまで戻っちゃった感じかなー。」
違う。痩せる前より太っている。元々ふっくらした容姿だったけど、お腹が明かに前に出ている。胸も大きくなっている。どうにもブラが合っていないようだった。
「さ、相模さんも元に戻ったよね…。制服着てるから分かりづらいけどお腹大きくなったと思う。」
「やっぱり?そうだよねー。結構太っちゃったかなぁー。まぁ、太宮さんの叔父さんからあのドリンク貰って飲めば大丈夫でしょ!」
「そ、そうだね。たしか、まだ残っていたと思う。今日、飲みにくる…?」
お昼を済ませ、学校を終えた私は「痩せるドリンク」欲しさに太宮さんの家へお邪魔した。
部屋で待っててと通され待っていると見覚えのある瓶が机に置かれた。
「それじゃ、2人でまた飲もっか?」
私は前回思い描いた理想の体型をイメージしながら「痩せるドリンク」を飲む干す。瞬間身体がスッと軽くなる。初めて飲んだ時も感じたあの感覚。部屋にあった立ち鏡で姿を確認した。痩せている。腰周りがキツかったのが嘘のようにゆるゆるになっていた。
「いやー。太宮様さまさまですわ!こんなに簡単に痩せられちゃうなんてねー。太宮さん?」
太宮さんも「痩せるドリンク」を飲み干す。お腹周りが少し細くなった。が、前回ほど細くはなっていない。痩せる前の70kgくらいに戻った感じだった。
「こ、今回はこのくらいでいいかなぁって思いながら飲んだから…。」
「なるほど。太宮さんはふっくらした感じも可愛いからいいよなー。」
「相模さん…。」
「まぁ、ひとそれぞれだよね!街に何か食べにいこっか?」
私は太宮さんを引っ張りながら街へ赴くのであった。
【相模 舞】
体重
【1回目】62kg→52kg
【2回目】72kg→52kg
【太宮 豊】
体重
【1回目】70kg→60kg
【2回目】80kg→70kg