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海の女神様

 海沿いの町に住んでいる少年は、毎日のように海で遊んでいた。  そんな風に1人で遊んでいるからか、はたまた面倒な気持ちが勝ったのか、少年は催してきた尿意を海へと解放してしまったのだ。  軽い気持ちだった。  なによりも、生理現象なのでしかたがないと思っていた。 「そんな考えの者ばかりだから、こうして海は汚れてしまうと言っているんです!」  だから、こうして自分を𠮟りつける美しい女性に、少年はうつむくことしかできずにいる。 「……反省が見られないようですね」 「だ、だって……みんなやってるし。おしっこしたかったんだから、しょうがないじゃん……」 「みんなやってること自体が問題なんです!」  女性の言うことは正しいのだが、あまりに長時間のお説教に、まだ幼い少年はなぜ自分だけがという思いでいっぱいになっていた。 「反省しないようであれば、しかたがありません……自分がなにをしたか、理解してもらう必要がありますね」  少年への説教を諦めたのか、女性は不服そうな表情でつぶやいた。  それと共に、女性の姿がみるみるうちに変化していく。  その美しさは変わらないが、長い髪は海を思わせる透明感ある青い色に、肌すらも透き通ったその姿は人間のものではなかった。 「な、なんなの!?」 「見てください。私の髪の先にたまったこの汚れ。これこそが、あなたたち人間が海を汚し続けた結果です」 「お、お姉さんと海になんの関係が……」 「わかりませんか? 私は海の神。海は私そのものなんです」  女性は髪の毛一本を少年に見せつける。  それは先端がほんのわずかに黄色く染まっていた。 「これが、あなたの罪の証です。反省していないというのであれば……いい加減私も我慢の限界です。その身で償ってもらいましょう」 「ば、ばけもの……誰かっ!!」  人間ではない。ようやく混乱する脳内で、女性からの逃走を選択した少年だったが、走り去ったはずが元居た場所に戻される。 「逃げようだなんて……本当に反省できない子なんですね。悲しいです」 「な、なにしたの!」 「この町は海に接した町。私の力が及ばない場所はありません。逃げようとしたあなたを転移させるなんて、造作もないんですよ」  少年の中の恐怖心はどんどん膨れ上がっていく。  神を名乗る女性は、人ならざる力を容易く行使してみせた。  逃げられない。殺されるかもしれない。  その恐怖から、少年の口は意味のない言葉をわずかに出すことしかできなかった。 「あ……え……」 「はあ……それじゃあ、あなたへの罰を与えます」  落胆するような海の神の声を聞き、少年は意識を失った。     ◇ (ここは……溺れるっ!?)  目を覚ました少年は、深い深い海の底にいた。  呼吸ができなくなると思い、急いで水面まで浮上しようとするも、体は言うことを聞かない。  パニックになる少年だったが、幸いなことになぜか呼吸が可能なことに気がついた。 (あ、あれ……どうして?) 「落ち着きましたか? 安心してください。さすがに、溺死させようなんて考えていませんから」  隣にいたらしい女性に気づき、少年の体がこわばり、再び恐怖心をあおられる。  そんな少年を気にする様子もなく、女性は一方的に少年への話を続けた。 「ここは私の底です。人間たちがくることはありません。その泡の中にいる限り、あなたは私の中で溺死することもありません」 「ほ、本当だ……息ができるし、話もできる」 「その泡は決して割れることはありません。泡の中身が私の中に流出することはありません」  少年がいる場所は、女神の最奥。しかし、泡で隔絶されているため、女神の中に直接いるわけではないらしい。 「それでは、これからあなたの罪に対する罰を与えます」 「えっ、ちょ、ちょっと待ってよ!」  心の準備なんか当然できていない。  少年の必死の呼びかけむなしく、女神はやはり少年を無視して話を続けた。 「どうやら、私の支配下にちょうど臨海学校の生徒たちがきているようですね」  女神が遠くを見つめるそぶりを見せると、少年にも女神が見えていた光景を共有した。  自分よりも年上の、しかし大人というにはまだまだ遠いような生徒たち。  おそらく、中学生ほどの子供たちが、めいめい臨海学校を楽しんでいる姿が見える。 「期間は2泊3日ですか。そうですね……私にも慈悲はあります。せめて、女子だけにしてあげましょう」 「な、なにがですか!?」 「これから、およそ3日の間。あなたも、私と同じ気持ちを味わってもらいます」  わからない。女神が自分になにをさせようとしているのか。  それだけの言葉では、少年にはなにも想像できなかった。 「あの幼い女の子たち……もっとも、あなたにとっては年上のお姉さんですが。彼女たちが用を足したとき、それらすべてをあなたの体の中に転送します」 「!?」  少年にもようやく理解できてしまった。  自分は排尿行為により、海を、海の女神の体内を汚してしまった。  だから、この女神は同じように、あの女子中学生たちの小便を自分の体内に転移させようと言っているのだ。 「ご、ごめんなさい! もうしません!」  少年は必死に女神に謝罪した。  見ず知らずの……いや、知っていようと嫌だ。  おしっこを体の中に入れられるなんて、絶対に嫌だ。 「それでは、3日間がんばってください」 「女神様! 女神様ぁぁ!!」  泡を叩く。シャボン玉のような見た目のくせに、恐ろしく頑丈でまったく割れる気配がない。 「ほら、さっそくあなたに罪を自覚させてくれそうですよ」  そんな少年の健闘もむなしく、女神が脳内に遠い臨海学校の景色を映した。  どうやら女生徒の1人が、施設のトイレに入ってきたらしい。  綺麗に清掃こそされているものの、一般家庭とは異なる和式のトイレに女生徒は少し嫌そうな顔をした。 『あ~あ。洋式がよかったなあ』  ひとりごちりながらも、少女はするするとスカートを脱ぐ。  まさか少年に見られているなんて考えもしないだろう。  かわいらしいグレーのパンツに手をかけて、思い切りよく足元まで下げると白い健康的な下半身があらわになった。 『んっ……』  しゃああ~~~~っ! 「お、お姉さんやめっ!」  幼いながらも男の本能なのか、初めて見る女性のワレメに少年は釘付けになっていた。  しかし、その秘裂から勢いよく放たれる黄ばんだ液体を見て、少年は慌てて叫ぶもすでに間に合わない。  間に合ったとしても、何も知らない少女に少年の声など届くはずもない。 「がぼがぼがぼっ!!」  見ている光景とリンクするように、便器に吸い込まれていったはずの少女の尿が少年の口内にあふれ出る。  少年の味覚は突如現れた苦い液体に支配される。  苦く塩辛い水流が、少年の舌にピリリと刺激を与える。  それは、奇しくも少年が汚してしまった海の味にも似ていた。 『はあ……我慢してたからいっぱい出る』  しゅわああああぁぁぁっっ!!! 「ごぼっ!! げほっ! げえっ!!」  まるで少年に語りかけているかのように、少女は宣言どおりに排尿を続けた。  股にぐっと力を入れたらしく、その勢いは先ほどよりも強くなり、少年の喉の奥を叩き続ける。 (苦しい! お姉さんやめて! もうおしっこしないで! おしっこなんて飲みたくない!)  少年も抵抗しなかったわけではない。  なんとか口内にあふれた少女の汚液を吐き出そうとするが、そのたびにそれ以上の勢いで口内に水流が叩きつけられる。  少女の排尿の勢いは、無力な少年が吐き出そうとした尿もろとも、少年の体の奥へ奥へと自身の尿を吸収させた。 『ふぅ……やっと終わった。きもちよかった~』  尿意を解消できたからか、少女は上機嫌に股間のワレメをふきとり、水を流すとトイレから出て行くのだった。 「便器にあった水は、転移しないであげますね。あなたの罪はあくまでも、排泄物で私を汚したこと。それ以外の体験はさせません」 「げえっ……げっ、げほっ……」  最悪だ。おしっこを飲まされてしまった。  苦くてえぐみが強くて、決して人が飲んでいいものではない。  だというのに、あのお姉さんのおしっこの勢いに太刀打ちできず、無理やりおしっこを飲まされ続けた。  気がつけば、少年は、ぼろぼろと涙を流していた。 「うぅ……」 「あまり吐いていたら、後で辛いですよ?」  そんなはずはない。少しでも吐き出さないと。  汚された。体の中が汚された。女の子のおしっこで汚されてしまった。 「さあ、次を待ちましょうね」 「ま、待ってください! だって、もうおしっこ飲んだじゃないですか!」 「期間は3日。対象は臨海学校に参加している、すべての女子中学生です。平気ですよ。みんなかわいい子ですから」  なにが平気なものか。容姿なんてなにも関係ない。  おしっこだ。見た目がどうだろうと、臭くて苦いんだ。  1人分であんな決死の思いで飲むことになった。飲めなくて吐いた。  それを、一体何人分……? 中学生。1クラス30人として、女子はその半分の20人くらい? 「ああ、私としたことが失敗しちゃいました。どうやら、あの子たちは私立の女子中学校の生徒のようです」  え……?  ということは、最初から男子生徒なんていなかった?  女子だけにしてあげるなんて言っていたのに……?  女神には慈悲などなかった。少年は遅ればせながらそれに気がついてしまった。 「え~と、1クラス40人。わりと大きな学校なんですね~。1学年に5クラスあるみたいです」  40人の女生徒が所属するクラスが5つ。それが3学年分。  少年はつたない算数の経験から、その数を出そうとしていた。  そんなことをしても、余計に絶望するだけだというのに。  とにかく、意識を別のことで集中させたかったのかもしれない。 「1学年200人。学校全体で600人の女の子たちがいるんですね。ところで、あなたは知っていますか? 女の子たちが1日にどれくらいおしっこするのか」  知らない。考えたこともない。  そもそも、自分が普段どれくらいトイレに行くのかさえ意識していない。 「大体7回とか8回くらいです。そして、一度に200㎖ほどのおしっこを出すんです。つまり、1人につき1日で実に1.5ℓ」  少年は女神の言葉に、どんどん青ざめていった。 「そ、そんなに飲めません……。お姉さんのおしっこをペットボトル3本分なんて」 「あれ、算数は苦手ですか? 言いましたよね。600人の女の子がいるって」  そうだ。ペットボトル3本のおしっこですら、少年にとっては気が遠くなるほどの責め苦なのに、それを600人分?  汚されるなんてもんじゃない。自分の体内の水分がすべて少女たちの尿と交換されてしまう。 「や、やだっ!! やだああっっ!!」 「つまり……1日になんと900ℓ! ペットボトルなんかで数えても、もうわかりませんよね? 大体お風呂に4杯と半分くらいですね」 「無理です……そんなに飲めっこありません……許してください」 「それが3日ですから、まあおおよそ浴槽13杯くらいです。水だったとしても、水中毒になりますね」  聞いたことのない量だ。  少年は想像してしまった。なみなみと浴槽に入れられた少女たちのおしっこを。 「あ、次がきましたよ。今度の子は、元気そうでかわいらしいですね」 「ま、待って! まだ」 『おしっこ、おしっこ~っと!』  すでに少女は短パンとパンツを横にずらし、放尿の準備を完了していた。  その健康的なワレメからは、先ほどの少女以上の勢いの尿がけたたましい音で便器に叩きつけられる。  音こそ便器が引き受けてくれたが、同じ勢いで尿そのものを受け入れるのは少年の役割だ。  ジョオオオオオオオッッ~~~~!!! 「がぼっ!! がっ! げっ! ごぼぼぼぼぼぼっ!」 「あなたも元気ですね~。そんな調子だと、体力が持ちませんよ? 今日だけでも、あと4498回もあの子たちのおしっこを飲むんですから」 (嫌だ。嫌だ……。嫌だぁぁああっっ!!!)  いくら拒絶しても意味はない。顔を背けようと関係ない。  慈悲なんてやはり存在しなかった。無慈悲にも少女の尿は少年の口内を的確に撃ち続けた。  吐きたい。だけど、吐こうとしてもより勢いの強い尿で押し返される。結果逆流したように苦しむだけだ。  少年は、それを悟ってせめて苦しまないように、少女の尿を受け入れてしまった。 「あらあら、あの子のおしっこ気に入ったんですか? よかったですねえ。かわいいお姉さんのおしっこをたくさん飲めて」 『うりゃあ~~。食らえ~。おしっこだぞ~』 「ふふっ、まるでこっちに話しかけているみたいですね」  もちろん、そんなことはない。  単に少しお調子者な女生徒が、便器に尿を叩きつけるのを楽しんでいるだけだ。  しかし、少年にとっては、まるで年上のお姉さんに尿責めをされているかのようだった。 「しかたないですよね~。おしっこしたかったみたいですから。みんなやってますもんねえ?」  それは、少年がとっさに女神にした言い訳と同じ言葉だった。  違う。自分はそんなつもりで言ったわけじゃない。  だけど、女神に放った少年の言葉は、要するにそういう意味だったのだ。  海におしっこをするのはしかたがない。  みんな海におしっこをしている。  ならば、女生徒たちの生理現象もしかたがないものだと諦めろ。  みんなのおしっこで、お前の体内を存分に汚してもらうがいい。 『ふいい……すっきりした~!』 「あらあら、せっかくいいところだったのに……ねえ?」 「……め……なさい。……めんなさい。……ごめんなさい」 「いいんですよ。謝らなくて。3日と私は言いました。それは絶対です。あなたが反省したかどうかは、3日後に聞きますから」  3日間はなにがあっても許さない。  少年には、女神がそう言っているようにしか聞こえなかった。     ◇ 「げえっ……おええっっ……」 「ふふっ、ずいぶんと丸々と太っちゃいましたね。それもお腹だけ。まるで妊婦さんみたいです」  微笑ましそうな女神だが、当然少年が妊娠をしたわけではない。  少年の丸々とした腹部につまっていたのは、100人を超える少女たちの、100回を超える小便。  決して愛しい赤子などではなく、少女たちの排出した汚れの結晶が、少年の腹部を圧迫し続けていた。 「もう気がついているかもしれませんが、実は私の力であなたはあの子たちのおしっこを吐けないようにしていたんです」  神の力。神の罰により、少年は限界を超えた能力を発揮させられていた。  人間が到底飲み干すことなどできるはずのない量の液体。  それらを、無理やり飲ませ、決して吐かせずに体内に留め続ける。 「水中毒にもしないようにしてあげていますし、内部から破裂なんて悲惨なこともさせません。ゆっくりとかわいい女の子たちのおしっこの味を堪能してください」  当然これも慈悲などではない。  死なないだけ。苦しみはむしろ増幅している。  注がれ続けた女子中学生たちの尿は、少年を毎秒苦しめ続けている。  少しでも吐き出せれば、わずかにでも楽になれただろう。  しかし、この女神はそれさえも許さないのだ。 『あ~。いっぱい水飲んだから、すごい出るわ~』 『嫌だ……こんな出ちゃってる。恥ずかしいよ……』 『もうすぐお風呂みたいだから、今のうちにすませておかないと』  うるさい! もうやめて!  少女たちがまるで少年に聞かせるように、好き勝手言いながらおしっこをする。  じゃああああ~~~~!  しゅ~~~~!  じょろろろろろろ  目には、少女たちの幼い股間が強制的に映される。  耳には、少女たちがしたとは思えないほどの、汚らしい放尿音が絶え間なく響き続けている。  鼻は、最奥まで少女たちの尿のアンモニア臭で犯されている。  舌は、味の違いがわかるようになるほど、少女たちの様々な尿のえぐみと味で、味覚が破壊された。 『きもちいい~』 (気持ち悪い! 気持ち悪い気持ち悪い! やめて! もうおしっこしないでよ!)  放尿の快感を思う存分味わう少女たち。  飲尿の不快感を思う存分味わわされる少年。  対称的な存在に、女神もやさしく笑っていた。 『あっ、オリモノ……』  ぽたぽたと、ぬるぬるした白濁液が少年の視界に映った。 (なにあれ……おしっこじゃない。どろどろして気持ち悪い)  慣れることのない飲尿の気持ち悪さとはまた別の気持ち悪さだ。  鼻水や卵の白身を思い出すような、そんなドロドロした液体。 (嫌だなあ……なんで、こんな汚いものまで見ないといけないの?)  そこで、少年は気がついた。  女神は、なぜあんなものまで自分に見せている?  無関係だと思い、気楽にも気持ち悪いという感想だけを抱いていたが、あれも飲ませる気なんじゃないか? (め、女神様!? あれは違いますよね!!) 「ついでです。お姉さんたちの分泌物。ぜひ味わってみてください」 (嫌です! おしっこだけって言ったじゃないですか! なんで!) 「あ、ほら。垂れそうですよ。ぶらぶらと、まだ幼いおまんこにくっついていたオリモノが、あなたの口の中に……」 (いやだあっっ!!)  粘り気のあるオリモノは、自身の重みで徐々に垂れていく。  それでも女生徒の性器と細い細い糸でくっついていた。 (やだ! やだ! 切れないで! そのまま帰って!)  少年の願いむなしく、少女とオリモノの塊をつないでいた、一本の線はオリモノの重みに耐えることはできなかった。  ぶちっという音が聞こえそうなほど、きれいに別たれた少女とオリモノ。  その次の移住先と言わんばかりに、オリモノは勢いよくべちゃっと少年の舌へと抱き着いた。 (臭い! おしっこの匂いとは違う! 気持ち悪い! 鼻水みたい! 腐った魚みたいな匂いがして酸っぱい!!) 「そうですか。よかったですねえ。おしっことは違う味を恵んでもらえて」 『よかった……ちゃんとトイレの中に入って』 「だそうですよ? よかったですねえ。トイレくん?」  だめだ。飲むしかない。  口の中に不快感を残すくらいなら、いっそ飲み込んでしまおう。  そんな覚悟をもって、少年は女生徒から分泌されたオリモノをごくりと飲み込んだ。 「あらあら、そんなにがっついてしまって……あの子のオリモノがそんなに良かったんですねえ」 (気持ち悪い……あんなもの飲んで、僕大丈夫なのかな) 「体の中の一番奥まで入れたかったんですよね? 大切なんですねえ。女の子のお股から出てきたぬるぬるが」  少年と少女を見守る女性の顔は、慈愛に満ちた女神そのものだった。  もっとも、少女がなにも知らないうちに少年を徹底的に汚したことへの愉悦の笑顔なのだが。     ◇ 「め……がみさま……もう……むりです……はかせてください。お願いします……」 「何を言っているんですか? ここまでがんばってきたのでしょう? せっかく、私も協力しているのですよ?」  3日目を迎え……。  少年の腹部は、もはや人のそれではなくなっていた。  膨張しすぎたため、少年にとってそれは自分の腹ではなくなっていた。  少女たちの尿を詰め込んだ尿袋。そんなものが自分の体についている。  一刻も早く中身を吐き出したくてたまらなかった。 「むり……です」 『うわあ黄色い……朝だからかな?』  じょぼぼぼぼぼっ…… 『んん……はあぁ』  ドバドバドバドバッ!!  今日も一切の容赦などなく、少女たちは少年の口の中におしっこをする。  当然だ。彼女たちは、自分のおしっこが他人の口に入っているなんて、夢にも思っていない。  そして、たかだかおしっこで少年が地獄の苦しみを味わっているなんて、誰一人想像できていないのだから。 『いっぱ~い。で~るよ~』 「それはいいですね。健康的でなによりです」  びしゃああああ~~~っ!!! 「むがっ!! むううっっ!!!」  調子のいい少女の言葉を褒める女神。  そんな二人に苦しめられ、言葉すら出せない少年。  これが女神のすることなのかと、少年は女神を見ながら泣いていた。 「もう……むりです」 「はあ……せっかく私が彼女たちの尿を圧縮してあげているのですよ?」  そんなことを言われたって、無理なものは無理だ。  圧縮されようが量があまりにも多すぎる。  なんなら、圧縮されたぶん匂いと味は悪化している気さえする。  胃の中から漂う公衆トイレのような匂いに、少年は吐きそうになるも吐くことは許されない。 「600人分。回数にして1万と3500回。2700ℓもの女子中学生のおしっこです。あなた1人で、それを処理できているのですから、エコですね」 「は……かせて」 「いいんですか? 吐いても。せっかく飲んだお姉さんたちのおしっこなのに」  何を言っているんだ。吐けるなら今すぐにだって全部吐き出している。 「それに、吐いてる間はお姉さんたちのおしっこを飲んでる余裕もありませんよ?」  そんなの……飲まないですむなら、そのほうがいいに決まっているじゃないか!  なんの確認なんだと思いながら、少年はがくがくと首を縦に振った。 「はあ……しょうがないですね。私は止めましたよ?」  どうやら、吐かせてくれるみたいだ。  それもそうか。だってもうすぐ3日目が終わるはず。  たかだか海の中にちょっとおしっこをしただけなのに、こんな目に遭ういわれはない。  ようやく地獄のような責め苦から解放されるためか、少年はわずかに気が緩んでいた。 「それでは、圧縮はやめます。ああ、当然吐いてからですよ? そのまま圧縮を解除したら、彼女たちの尿で内から破裂しますからね」  恐ろしい……。  下手したら、自分はあの年上のお姉さんたちの尿で死んでいたのか。  だけど、さすがに女神様も約束をたがえて自分を殺すなんてことはしない……。 「げえええええっっっ!!! おえええええっっっ!!!」  突如、口の中の苦みが爆発した。  ためにためた女生徒たちの3日分の尿を、少年の体は毒物として大概へと排出し始めたのだ。  まるで滝のように、ドバドバと少年の口から黄色い液体があふれ出す。  一部は黄色どころか茶色に近い色になっている。  少女たちのおしっこは、少年の体内でゆっくりと雑菌を繁殖させたため、そのような色へと変色したらしい。  だけど、そんなことは関係ない。  やっと吐ける。誰かのおしっこなんていう、不快感極まりない液体をすべて体外へと排出できる。  そんな喜びの感情に支配されていたからか、少年は気がつけなかった。  自分を包む泡の中。その足元に徐々に溜まっていく黄色い汚水に。 「げえええええっっ!!!!」 (あ、あれ……。足が濡れて)  深海に監禁されてはいるものの、少年はこれまで一滴の海水も付着していなかった。  それはひとえに、少年の身を護るこの泡のおかげだ。  この泡のおかげで、呼吸もできているし、会話すら可能となっている。  その生命線ともいえる泡が、徐々に黄金の液で満たされていく。 (お、溺れちゃう! このままじゃ、泡の中が埋まっちゃう!) 『はあ、トイレトイレ』  じょおおおお~~~~~! 『ええ、連れションって……まあいいけど』  どぼぼぼぼぼっ!! 『あはは、すごい音してる~』  びぃぃぃぃっっ!! (やめて! これ以上は!)  少女の出したてほやほやのおしっこが、再び転移される。  しかし、それは今までのように少年の口の中へではない。  少年を包む泡の中に、少女たちの尿が次々と注ぎ込まれているのだ。 (だ、だめ!)  少年は混乱して、頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。  自分が吐く少女たちの尿。追加で投入されていく、少女たちの尿。  泡の中が600人分の尿で満たされていく。  このままじゃ、見ず知らずのお姉さんたちのおしっこで溺れてしまう。 (の、飲みます! 僕の体の中に入れてください!) 「え~……だから言ったじゃないですか。いまさら調子がよすぎませんか?」 (だって、このままじゃ溺れちゃう!) 「そんなに、あの子たちのおしっこが飲みたいんですか」  飲みたくない。飲みたくはないけど……。  飲まなければ死んでしまう。  少年は首を横にふった。  飲みたくない。本当に苦くて臭くて、一滴だって口にしたくないんだ。 「どっちなんですか? ああ、そうだ。もしかして、あの子たちのおしっこの味に飽きちゃいました?」  飽きるもなにもない。そもそもからして、一度もあの味を好んだことはない。  一度の排尿のたびに、その声が嫌いになる。そのワレメが恐ろしくなる。  そんな決死の思いで、この女神に1万を超える回数の飲尿を強要された。  だけど……飲みたくない。もしかしたら、飽きたと言ってしまえば許してもらえるんじゃないか?  そんなわずかな希望にすがって、少年はうなずいた。 「あら~。やっぱりですか。すみません、たしかに3日も同じ子たちのおしっこを飲んでいたら飽きちゃいますよねえ」  まずいと思った。  この言い方だと、女神は別の女の子たちのおしっこを飲ませる気だ。  新たに別の学校の女生徒全員のおしっこなんて、到底飲めるはずはない。 「じゃあ、私のおしっこ……飲んでみます?」 (え……?)  気がつけば、少年の体内に溜まっていた少女たちの尿が消えていた。 「あ、あれ……」 「あのままじゃまともに受け答えできませんからねえ。それで、私のおしっことあの子たちのおしっこ。どちらを飲みますか?」  どうやら、今は一時的におしっこから解放されているらしい。  だから、この答えは重要だ……。  だって、あのお姉さんたちのおしっこなんて答えたら、この女神は間違いなくもう一度あの大量の尿をお腹の中に転移させる。  それに比べたら、いまさら女神様1人のおしっこを一度飲むだけなんて……いや、一度なのか? 「あ、あの……何回ですか? 何回飲めば」 「う~ん……そうですね。もう3日目ですし、特別に1回だけ飲めば許してあげます」 「女神様のおしっこがいいです!」  言質はとった。たった一度だけ、目の前の女性の尿を飲むだけだ。  今だって、おしっこなんて絶対に口にしたくない。  だけど、あのお姉さんたちの規格外のおしっこを飲まされるのと比べたら、女神様のなんと慈悲深いことか。 「ふふ、ちょっと照れちゃいますね。そんなに私のおしっこが飲みたいなんて」  恥ずかしそうにはにかみながら、女神はなにかを操作した。 「これで、あの子たちはもう関係ありません。あの子たちがしたおしっこは、全部処理しておきました」 「あ……ありがとう……ございます」 「もう。おしっこを飲ませてもらうことにお礼を言うなんて、将来が心配です」  そんなつもりはなかったが、やけに上機嫌なので下手に逆らうことはしない。  少年は、この3日間で学んだのだ。目の前の美しい女性は、中身は怪物。機嫌を損ねたら危険な存在であることを。 「それでは、恥ずかしいですが……直接」  女神が秘部をあらわにする。  少女たちと違って、びらびらとしたピンク色のそれは、グロテスクな姿だった。  少年はなんとか、その不気味なびらびらへの反応をこらえて、口の上に押しつけられた股間を受け入れる。 「いきますよ。ちゃんと、今回も全部圧縮して飲ませてあげますから。心配はいりませんよ」  ……なんだか、変なことを言っていた気がする。  圧縮って、女神様1人のおしっこなんて、そんなに大した量じゃないのに。 「海の女神の聖水。よ~く味わってください」  ドドドドドドドドドドドドドドドドッッッッッッ!!!!!!!!!!  まずはその音に耳を疑った。  3日間のうちに、中にはとんでもない勢いのおしっこをするお姉さんもいた。  しかし、女神様の股間から放たれた水は、もはや滝のような轟音で口の中に侵入している。  音だけじゃない。  音にふさわしい鉄砲水のような勢いは、女神が少年を護っていなければ一瞬で頭部を吹き飛ばしている。  それでも、少年は喉の奥までを一瞬で埋め尽くした女神の尿の衝撃に、あっけにとられる。  匂いもこれまでの比じゃない。  600人の女生徒全員のおしっこをあわせたって、ここまでひどい匂いはしないだろう。  鼻が一瞬で腐り落ちたと錯覚するほどの悪臭。これが、本当に人の体から排出されたものなのか。  味は苦みやえぐみなんてものを超越している。  毒だ。高濃度の毒を景気よく大量に摂取させられている。  ……それでも、死ねない。 (ぐがあああああぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!) 「はああぁぁぁっっ……気持ちいいです。なんて気持ちいいんでしょう。44億年ためつづけた不浄の汚水。海の女神の尿! それを、こんないたいけな少年が一身に受け止めてくれるなんて!!」  44億年。途方もない桁外れの年月。  それを聞いて少年はようやく思い出した。  この人は、海そのものなんだ。  海の女神。彼女は人間なんかじゃない。  当然、その排尿量は、人間の枠に収まりきるものではない。  もしも、彼女の体が海だというのなら、そこから排出される尿の量はいかほどになるのか。 「ふふ……私のおしっこの量が心配ですか? もう、そんなにがっつかなくても、ちゃんといっぱい飲ませてあげますよ」  恍惚とした表情で、女神は少年の頭をむりやり抑えつけてグロテスクな性器で押しつぶす。  そこから排出される滝の量は、まるでおとろえることはない。  当然だ。彼女は海。この姿は本来の膨大な容積を人間サイズに圧縮したかりそめの姿。 「そうですねえ……本当の私は大きいので、おしっこの量もきっと満足いただけるものですよ。だいたい……5000兆ℓ。ですかね?」  5000ℓ。それですら、あの少女たちのおしっこの総量の2倍もある。  そのさらに、1兆倍…………!?  ズドドドドドドドドドドドドッッッッッッ!!!!!!! 「大丈夫ですよ~。決して死なないように、そして1滴も吐き出せないようにしますから」 (や……やめ) 「私、あなたのこと気に入っちゃいました。悠久の時を経て蓄積された、私の汚い体液。それを人間なのにすべて飲んでくれるなんて」 (言ってない! いや、言ったけど、そんな量だなんて聞いてない!!) 「おしっこを全部出すまで時間はかかっちゃいます。何年。何百年。何千年だって、このままつながっていましょうね」  女神の排尿は終わらない。  少年の耳は彼女の排尿の轟音と愛の囁き以外届かなくなった。  目はおぞましいピンク色の肉と、そこから放たれる滝と、それを愛おしく慈愛の笑みで見つめる女神の顔しか見えなくなった。  鼻は機能を停止しては、女神の力で再生されてを繰り返す。それほどまでに彼女の性器と尿の匂いは強すぎる。  舌は常に滝のような尿で無理やり奥に抑えつけられる。まるで尿そのものに愛撫されているようで、毒を常に塗りたくられているかのようだ。  全身が女神にマーキングされていく。外も中も、母なる海そのものである彼女がじきじきに、母の尿に塗り替えている。  その地獄が終わるのは、4000年後。  少年は、壊れること、死ぬこと、狂うことを許されず。  今もどこかで、女神の尿を飲み続けている。  ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッ!!!!!!!!!!!

Comments

おしっこしたかったからとやってしまっていた悪行…この後絶望するなんて思っている筈もなく…。身体の汚れを見せつけることで目で理解させてくるの好き…。様々な女の子が状況知ってか知らずかでおしっこしてくるのえっちすぎる…可愛くて好きだあ!。吐いたら吐いたで溺れ死ぬのもう飲むしかないと分からされて好き…。女神様だけならと安心して油断させてくるの好き…。溜めに溜めたおしっこ出せて気持ち良さそうな女神様が可愛くて好きだあ!だし飲んで貰えて嬉しそうなのも可愛くて好きだあ!。音と量に絶望する少年嗚呼、好きだあ!。このまま何年も飲まされ続け帰りたいという想いを忘れたい。 幸せです

泉Des黄roy昏

コメントありがとうございます。 そう言っていただけるとありがたいです。 責められる側は嫌がってこそと思っていますので、私の小説に登場する男の子たちはこれからも嫌がり絶望し続けます。

オボロ

オボロさんの小説ほんとにドストライクなのでめちゃ嬉しいです 責められる人が本気で嫌がって絶望してるのとても良い……

すまぶらー

コメントありがとうございます。 ふとした疑問を調べていたら書きたくなったので書いてみました。

オボロ

小説の投稿、感謝でしかない

jintamao


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