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幼なじみが俺で、俺が俺の妹で(5)

 勃起したチンポは、角度的には大興奮というわけではなさそうなはずなのに、意外なまでにでかかった。小さい『光莉』の視線から見ているせいだろうか。 「わ、わたし、何も変なこと考えてたわけじゃないの。なのに、急にこんな風になっちゃって……」  泣きそうな声で、釈明するように瑠璃が言う。 「うん、よくあることだから」  男の勃起は、エロいことを考えた時にだけ起こるわけじゃない。 「意味もなくそうなるのも珍しくないんだ。そのままじっとしてれば……」  ふと、思う。  この状況は、いいきっかけかもしれない。 「えい」  俺は手を伸ばして、瑠璃のチンポを握った。熱くて、ゴムのように柔らかくて、でも中身はしっかり詰まっているから硬い。触り慣れてるチンポのはずなのに、『他人』のチンポだと「触られている」というチンポ側からの感触がないから違和感が強かった。 「なっ、ぁっ、何するの……みっくん……」  勃起したのも他人に握られるのも初めてな瑠璃は、微妙に声を裏返らせながら訊いてくる。 「射精してみよう」 「ど、ど、どういうこと?!!」  完全に声が裏返っていた。 「俺、オナニー覚えて毎日やってるんだ」  いったん手を離して、説明した。  口にしながら不思議な気分になる。こんなこと、入れ替わりが起きる前だったら決して瑠璃に知られたくなかったはずなのに。 「二年も我慢するなんて絶対無理だから、やり方を覚えちまった方がいい」  でも今は言えてしまう。  瑠璃が『俺』になっているから、なのに男の性について記憶の引き継ぎもない状態だから、教えておかなくちゃというのが一番大きい。  けど、どうもそれだけじゃない。 「我慢……できないの?」  瑠璃が、困り果てたように訊いてくる。 「我慢してたらきっと夢精する」  俺は瑠璃に教えてやる。男子についてろくに知らない瑠璃に、男子としての暮らし方を教えてやる。  瑠璃に、あの可愛い女の子だったこいつに、男子のやり方を教え込む。  そう考えると、やたらぞくぞくした。 「ムセイ?」 「寝てる間に射精するんだ。夢精すると、目が覚めた時におもらししたみたいで気持ち悪いぞ」  たぶん。俺は夢精をしたことないけど、クラスの男子がそんな話をしているのを聞いたことはあった。 「それって、そんなすぐに起きちゃうの?」 「わざわざ試したことないからわかんないけどさ、身体は一日一回のペースを覚えていると思うんだ。だから……」 「きゃっ!」  俺は、話しているうちに落ち着きつつあった瑠璃のチンポを改めて握る。 「そんなことになっちゃわないように、さ」  瑠璃からどうにか同意を取り付けると、俺はプラスチックの椅子に腰かけた瑠璃の背後に回った。前にいたら、精液を浴びてしまう。それに、いくら中身は瑠璃といっても、快感に染まる『俺の顔』なんて見たくない。 「触るぞ」 「う、うん……」  おっかなびっくりという雰囲気で応じた瑠璃の股間に、手を伸ばす。 「あ、っ……!」  瑠璃の――そして数時間前まで俺のものだった――チンポに触るのはこの短い時間でもう三度目になるけれど、まだまだ瑠璃が慣れるには早すぎるみたいだ。  チンポは少し勃起が収まっていた。でもある程度の硬さは残っていて、俺は手でいつものようにしごいていく。その手は『光莉』のものだし、チンポは瑠璃のものになっているから、少し勝手は違うけれど。 「き、気持ちいいか?」 「気持ちいい、よ。……でも、変な感じ」  瑠璃が答える。もしかしたら泣き出したりしないかと少し不安だったけど、そういう気配はなさそうだった。 「わたし、女の子なのに……おちんちんがこんな風になっちゃうなんて……もうすぐ、射精しちゃうなんて……」 「これから二年間は男子なんだから、しかたないだろ」  俺は瑠璃の背中にしがみつくようにしながら言う。『光莉』は小さめだから、そうしないと手が充分に瑠璃の股間まで届かない。 「それと、気持ちよくなるのはこれからだぞ」  俺はまだ少しふにゃりとしているチンポを、本腰を入れていつものように弄っていく。昨日までの記憶を頼りに、『俺』のチンポが……瑠璃のチンポが気持ちよくなるように指を使う。  その刺激を受け、俺の小さな手の中で、瑠璃はチンポを大きく硬くしていった。 「ほら、大きくなってきた」 「うん……」  恥ずかしそうに瑠璃が肯定した。  俺はチンポの先端に指を滑らせる。ぬるりとした感触。 「先走り液だ。本当は何て言うのか知らないけど、チンポを弄っていて射精したくてたまらなくなってくる頃、これが溢れ出す」  俺は話しながら、精神年齢が幼くなっていってるように感じた。こんなのまるで、好きな女子にちょっかいを出したがる小学生の男子みたいだ。 「瑠璃のチンポ、精液出したくてたまらないって言ってるぞ」  まあ、男子小学生は女子小学生にこんなこと言わないけど。 「意地悪、言わないでぇ……」  こんなことになっちまうなんて、思いもしなかった。瑠璃は引っ越して、俺たち兄妹はそれを寂しく思いつつも家に帰る。神社でどんな話が出ても、それは当然変わらないことだと思っていた。  なのに引っ越したのは光莉で、俺は瑠璃と一緒に風呂に入っていて、しかも瑠璃に初めての射精をさせようとしてる。 「で、出ちゃうよ、みっくん……おしっこみたいな、それとは違うような、何かすごいのが出ちゃう……」  息を荒げながら瑠璃が訴える。  ついさっきまであんな綺麗で可愛い女の子だった瑠璃が、『俺のチンポ』を俺みたいに勃起させて、俺みたいに射精しようとしてる。 「出しちゃっていいんだよ、瑠璃」  俺は不思議と優しい口調になってそう言うと、びくびくと痙攣するようになっている瑠璃のチンポを握りしめつつも指先では柔らかく撫で上げてみた。 「男の子はそうなっちゃうんだから」  その言葉が最後の一押しになったのか。 「っ!!!」  悲鳴を無理矢理押し殺したような息を吐き出すと同時に。  瑠璃のチンポの中を駆け抜けていったものが噴出して、風呂場の壁や鏡に飛び散っていくのが、瑠璃の背中越しにも見えた。  全身をぶるっと震わせた瑠璃は、荒かった呼吸を次第に落ち着けていく。賢者タイムだ。  ただ、それを解説する気にはなれなかった。 「わたし……男の子になっちゃった……」  呆然としたような、途方に暮れたような、そんな瑠璃の呟きは、早めに射精を経験した方がいいはずと思っていた俺の口をも噤ませるほどにしんみりした痛々しさを漂わせていた。 「あ……みっくん、わたしばっかりごめんね。だいたいわかってるとは思うけど、女の子の髪の洗い方とか、もし記憶だけでうまくいかなかったら言ってね」  瑠璃が自分で立ち直ってくれなかったら、俺はいつまでも口を利けずにいたかもしれなかった。

Comments

しばらくすると チンポなんてとても恥ずかしくて直視どころか 言葉にもできなくなるのでしょうか。 中一女子ですものね、 瑠璃は男の子一直線ですね。 ホント楽しみです。

丸井主将

こちらこそありがとうございます。このシーンはやはり自然と気合が入りました。

グッジョブ! です。 ありがとうございます。

丸井主将


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