SamuZai
隊長
隊長

fanbox


【尿意ゲージ付】宗教の都合でトイレに行ってはいけない聖女さまのお話

17世紀初頭、ある小国では常識とかけ離れた宗教が信仰されていた。 聖水信仰。湖や川などを神の使いと崇め、清らかな水で人々の罪を洗い清めることで繁栄を得ようというものである。 その国で今、国を挙げた一大宗教儀礼が行われようとしていた。 この国の信仰において最高の権威を持ち、王と比較してもそのカリスマは遜色ないと言われる大司教。 その娘にして聖女と呼ばれるシスターが執り行う、1日かけた儀礼である。 国内最大規模を誇る王都の中央教会で行われる、ここに集った国民数百人を相手取った大いなる懺悔。 7年に1度の、大いなるお祭り騒ぎ。 その舞台袖で、聖女と称される銀髪の乙女は両手を合わせて祈りを捧げていた。 (……だいじょうぶ、です。あんなに訓練したのですから……) 少女の脳裏に、半生の記憶が蘇る。 _________ 『私がよいと言うまで、この扉から出ることはまかりならん。よいな?』 「で、でもお父さま……!わたくし、その、もう……!」 『その手はなんだ?余人に気取られることはならぬと何度言えばわかる』 「で、でも押さえてないと、でちゃうぅっ……!」 大司教の家の地下にある、秘密の訓練場。 石造りの冷たい独房と似た場所で、後に聖女と呼ばれる事になる幼い少女はもじもじと腰をくねらせる。 もう限界が近いのだろう。押さえた手の隙間からぽたぽたと熱い雫を滴らせ、涙ながらに父へトイレを懇願する。 「お、おねがいしますっ……!おねがいしますお父さまぁ!もうっ、もう……!」 「……ぁ!?あっ、あぁ……!」 その懇願も虚しく退けられ、そして少女は……力尽きた。 情けなく両脚を広げ、その間からじょろじょろと熱水を溢れさせる。 よほど我慢していたのか、幼い身体から出たとは思えないほどの勢いと量で床を汚していく。 『……わかっているな?言いつけを守れなかったお前に、夕食はない』 「……っひぐ……!だ、だって……!朝からなんて、がまん……できるわけっ……!」 『それさえできずに大司教の娘は……聖女は務まらぬのだ。これまで何人の聖女が任を果たせず国を追われたことか……』 『お前がもしも…………いや、言ったところでどうなるものでもないな』 『心せよ。大司教の娘と生まれたからには、こうある事が責務なのだと』 _________ 『聖女ユーミル、お時間です』 「……わかりました。参りましょう」 時間を告げる男の声に、聖女は追憶の世界から呼び戻された。 時は朝の7時。ここから翌日の同時刻まで延々と人々の懺悔に耳を傾ける一日が始まるのだ。 大司教の娘が直々に懺悔を聴くこの儀式に詰め掛けた人の数は、教会どころか通りすらも埋め尽くすほど。 その手に手に盃を携え、そこに込められた自身の罪過を聖女に清めてもらおうとしていた。 一日ずっと水を飲み続け、ずっとその場にい続けなければならない壮絶な儀式。その場にいま、白銀の髪をたなびかせて聖女が向かう。 (今ならわかります、お父様が仰っていた意味が……) (大司教の娘、聖女ユーミル……立派に務めを果たして見せます) _________ 7:30 【ユーミル 100/1870 5%】 『どうぞ罪深い私をお許しください、聖女様……!』 「顔をお上げください。わたくしが責任を持って、あなたの罪過を清めに行って参りますから」 『おお、聖女様……!』 丸一日かけての懺悔祭り。今はまだその最序盤である。 長きに渡る辛い訓練により、極限まで鍛え上げられた聖女の身体。歴代の聖女でこの儀式を無事に終えられた者は未だいないとさえ言われる、この荒行のため鍛え抜いてきたユーミルの肉体。 溜め込める量も、抑え込む力も常人とはケタが違う彼女にとって、通常の懺悔であれば恐るるに足りないものだろう。 だが彼女が挑むのは、ただでも過酷なこの国の懺悔より何倍も厳しい聖女の務めなのだ。 彼女の一日は、まだ長い。 11:30 【ユーミル 500/1870 26%】 儀式の開始から4時間が経ち、相手をした人間の数が五十に到達した。 個人差はあれど1人あたり数分程度かかるため、1時間あたりの平均は10人前後となる。 そしてそれぞれが、その罪を宿した聖水を持ち寄るのだ。 聖杯の大きさはかなり小さなグラス相当で、ひとつ辺りの量はせいぜい50ml程度である。 しかしそれを単純に50倍すれば2リットルを超える。決して小さな負担とは言えないのだ。 今はまだ大半が胃袋に収まっているし、これから身体に吸収もされるだろうそれ。 だが遠からぬうちにこれが膀胱に降りてくることは避けられない。そしてこれからまる一日、絶え間なく水分を摂取し続けるのだ。 これからの苦行を想像し、ユーミルは幕の向こうで小さく身体を震わせた。 _________ 16:00 【ユーミル 2050/1870 109%】 「…………っ」 『聖女様、どうぞわたしの過ちを……!』 「はい。聖女の名のもとに、責任を以て清めて参ります」 儀式の開始から9時間近く。この頃にもなると聖女の身体には並々ならぬ量の「穢れ」が溜め込まれていた。 こなした懺悔の数は100を超える大台に到達。普通のシスターならば3回はお清めをしに行かなければならないほどである。 職務上一般人よりは鍛えられているこの国のシスターの、3倍。聖女以外の誰であっても、恐らく耐えることは叶わないだろう壮絶な尿意を抱えてながら、それをおくびにも出さないのはひとえに半生を懸けた訓練の成果と言える。 だが、聖女然とした姿の奥底……修道服の下に隠された腹部には、ありありとそれが浮き上がっていた。 まだ儀式は折り返しを迎えてすらいない。誰一人成し遂げた者のない偉業への道のりは長い。 _________ 日が昇ったばかりの時間から、ずっと聖女は人々の懺悔に耳を傾けてきた。 100人、200人、国中から集まったよりすぐりの罪人たち。 それと共に飲んできた水の量、50ml×200人。 すなわち、10リットル。 24:00 【ユーミル 4630/1870 247%】 『おお、聖女様……!』 「……っ、あ、なた……の、罪を……清めて、参ります……っ」 さしもの聖女をしても、その声には震えが見てとれる。 飲んできた水が腹部を圧迫し、上からも下からも噴き出ないよう堪える必要があるためだ。 膀胱はもちろん、飲みすぎた水が口からも逆流してしまいそうになるのを必死に堪える。聖女の夜は、苦痛と共に更けてゆく。 2:00 【ユーミル 5680/1870 303%】 日付が変わる、歴代聖女の誰もがたどり着けなかった時間。 この国の歴史上一度も行われなかった、この儀式における最後の試練がユーミルを襲う。 (が、まん……っ!たえな、くては……!けがれを、まきちらすなど、だんじて……っ!) 痛ましく修道服の裾を握りしめ、せめて少しでも水分を放出せんと滝のような汗を身体中に滲ませる聖女。 それでも健気に我慢の仕草を隠し通している彼女に、1人の神父が歩み寄る。 『聖女ユーミル、これより水降ろしの儀を執り行います。ご準備を』 「み、ず……おろし……?」 神父の後ろで荘厳な佇まいを見せる実父、大司教に視線を移すユーミル。 これまで一度も聞いたことがない儀式に、さしもの聖女も戸惑いを隠せない。 『聖女ユーミル、この薬湯をお飲みください。あなたの飲み下した罪過を、そのお身体に余すことなく宿すために』 水降ろし。それは幾多の聖女がたどり着くこと叶わなかった、聖女最後の試練。 これまで飲んできて、胃袋に溜まった水を文字通り「降ろす」ための儀式。 渡された薬湯を、促されるまま飲み干すユーミル。 それから数分後、異変が彼女を襲った。 「え…………っ!?」 2:10 【ユーミル 6240/1870 333%】 (な、に……!いったい、なにが……!?) 2:11 【ユーミル 6560/1870 350%】 【ユーミル 6790/1870 363%】 (が、がまん、ガマンガマンガマンんんん……!!) 唐突に襲い来る、これまでとは比較にならない尿意の増幅。 あまりの尿意に両脚が震え、内股になってしまうのを止められない。 急激な尿意の増幅。それは先ほど行った「水降ろし」の儀にある。 水降ろしとはその言葉通り、水を降ろすための儀式である。 大量に飲み、吸収が追いつかず胃袋に溜まった水を降ろすための。 膀胱に、オシッコとして降ろすための。 水降ろしの儀式。それは聖女に利尿作用を持つ草を煮詰めた薬湯……超強力な利尿薬を飲ませ、これまで飲んできた水の全てを膀胱に溜めるための儀式なのだ。 これまで飲んできた10数リットル。その全てを。 2:20 【ユーミル 7560/1870 404%】 (た、たす……!たすケ、たすケテ……!でる、でるでるでるでちゃうでちゃうでちゃう……!!) (……っ!が、ががガガマン、ガマンガマンガマンガマンたえなきゃだしてはダメダメダメがまんたえてたえてたえてたえ) 2:21 【ユーミル 7820/1870 418%】 「……っあ?!」 びゅじゅじゅじゅっっ!!っっっしゅ、じゅじゅっ…… 【ユーミル 7660/1870 409%】 「……ぎ、ア……!ぐ、ぎ……!」 短時間での爆発的な尿意の上昇。それは冷静沈着な聖女をして、混乱の極みに陥れた。 そして鋼のごとく鍛え上げられた括約筋が、とうとうその尿意に屈してしまう。 がくがく膝を震わせて、下着の中に勢いよく穢れを放出してしまうユーミル。 なんとか決壊は免れたものの、それでも失敗の痕跡は色濃い。 おそらく一般人ならば、この数分の間に増えた分ですら漏らしていてもおかしくない超絶な尿意。 これから加速的に増えていくであろうそれに、我慢のエキスパートたる彼女も不安を隠せない。 「……っぁ、あ、ぅ……!」 ぶるぶると身体を震わせながら、必死に父へ無言の訴えを送る。 もう耐えられません 出てしまいます オシッコさせてください そんな聖女の必死の訴えを知ってか知らずか、大司教は儀式の継続を指示した。 夜明けまで残り5時間。極限の尿意と共に、ユーミルの戦いは続く。 _________ 6:30 【ユーミル 16750/1870 895%】 『お許しください、神よ……』 「……っはい、ワたしが、キよめテ……まぃります……!」 儀式の終了まで、残り1時間。 懺悔の窓に隠された聖女の腹部は、見るも無惨な有様となっていた。 体のラインを隠すため、全体にゆったりとした形状の修道服。その修道服がはち切れそうなほどに腹部を膨らませた、妊婦でさえもここまで大きくはならないと断言できる歪なお腹。 その中身が全て、我慢に我慢を重ねて溜め込んだ小便であると誰が信じるだろうか。 紛れもなく、この国の歴史上最大の我慢である。 その渦中にある10代半ばの少女は、顔中を汗だくにしていながらも笑みを絶やすことなくそこにいた。 民たちの前では決して尿意を表さないように、強靭な意思で穏やかな笑みを保つ。 水面下、見えないところで排泄孔を指が鬱血するほど押さえつけながら。 心の中で、狂おしく尿意を叫びながら。 (……ッコ…………!) (オシッコ……したい……っ!オシッコ、オシッコっ……!) (オシッコ、オシッコ……ああ……!オシッコオシッコオシッコオシッコぉぉぉぉぉっっっ…………!!!) 7:00 聖女ユーミルの父、現在の大司教はとても合理的な人物だった。 宗教の存在を肯定的に見つつも、不合理な部分は極力排除するべきという考えを持っていた。 その代表が、彼の娘が執り行う聖女のつとめ。 いかに宗教の教えといえど、これまで一度も成功していない行事など非合理にも程がある。 だからといって廃止するというのはまた違った問題がある。この大きな懺悔によって国民が、その心が救われているのもまた事実だからだ。 むしろ宗教の根幹とはそこにあると彼は考えていた。 朝昼晩と祈りを捧げて、やたらと大きく荘厳な建造物を建てて そして若い乙女に尿意を我慢させて、いったい何の利益があるのだろうか。 神なるものが本当にいたとして、このような人間の姿を見て本当に救おうと思うのだろうか。 もしこれらの行動に意味があるとするのならば、それは目に見える利益ではなく、その行動によって救われたと思い込むことにあるのだろう。 実質的、物理的には無意味でも、これら宗教的な行動によって人々が少しでも前向きになれるのならば、それこそが宗教の存在意義なのだと考えた。だからこそ国民の先頭に立ち、積極的に神を崇める。聖女の父はそのような人物だった。 だからだろう。大司教は実の娘が挑むこの行事に際し、ひとつの保険を有していた。 そもそも懺悔とは、清らかな乙女に己の罪を清めてもらうことにその意味がある。それは聖女のつとめも同様であり、根幹は人の心を救うということにある。 つまるところ、国民の前で一日ずっと聖女が話を聞くことそのものに意味があるのだ。 その裏で、耐えきれなかった聖女が何かにその穢れを放出してしまったとしても、気づかれなければ問題は無い。 しかる後、何かの容器に注いだ聖女の穢れを浄めに行けば良いことである。 そこで大司教はひとつの保険を作った。儀式が終わり、人の目が聖女から離れた後で、その穢れを秘密裏に処理するための「聖杯」を。 両手で抱えなければ持てないほどのサイズを誇る、銀で作られた大きな器。ここに溜まりに溜まった聖女の「穢れ」を放つ。そうでもなければ、この儀式が終わったあとに待ち構えるものになどとても耐えられないだろうから。 【ユーミル 19680/1870 1052%】 「……っひ、ハひっ……!」 だがこれにはひとつの大きな問題があった。人の目があるうちは、とてもではないが使えない。 儀式が終わるまで使えない緊急手段であり、それまでに彼女が力尽きてしまえば無意味となる。 かといって儀式の最中に中断することは「水降ろし」以外許されていないため、途中でこれにさせることもできない。 いかに大司教とはいえど、一代のうちに儀式のあり方を変えることは難しい。秘密裏に聖杯を作り上げ、側近たちに根回しをするのが精一杯だった。 だから彼もまた、手に汗握り娘を見守っていた。どうか耐えきってほしいと、心の中で祈るしかできない無力を呪いながら。 _________ 7:30 夜が明け、朝日と共に教会の鐘が鳴り響く。 それを合図に、集まった人々は神父たちによって家に帰されていく。 まる1日かけた聖女のつとめが、ようやく終わったのだ。 国中から集まった人々を帰すのは一筋縄でないが、少なくともそれは聖女の仕事ではなく……彼女の出番は、ようやく終わりを迎えた。 「ぉ……わった……?」 『はい、儀式は終了です。聖女ユーミル』 『それに伴い、次は浄化のため聖域へ向かうこととなります。ご準備を』 「ぇ…………?」 しかし、彼女は忘れていた。儀式の後、すぐにできるわけではないということを。 中央教会から馬車で1時間ほどの、聖域に行かねばならないということを。 「ぉ……ォシ……ッコ……」 『……それは聖域に着いてからです、聖女ユーミル。人前では決してそのような言葉をお使いになりませんよう』 下っ端神父のその発言は、ユーミルの心を絶望の底へと突き落とした。 儀式の終わりだけを目指して耐えてきたのだ。人間の限界を何十倍と超えてもなお、鍛えた肉体と精神力で耐えてきたのだ。 それをさらに引き伸ばすなど、無理に決まっている。 『出発は少し待て。さしもの聖女と言えど疲れがあろう。少し控え室で休ませなければ旅もままなるまい』 『だ、大司教猊下!』 『後の面倒は私が見よう。お前は先に行って馬車の用意をしておいてくれ』 そこに現れたのは聖女の父、大司教。彼は神父を制し、ユーミルの身体をそっと支えながら控え室へと連れていく。 そこには彼が作らせた、特大の「聖杯」が置かれていた。 『ユーミル、出発の前にここへ穢れを放つのだ。まかり間違っても街中で放つことのないように』 「……っぁ、う……ぁ……」 『どうした、ユーミル。もう耐えなくても……』 その顔を見た大司教は、唖然とした。その眼にはもう光は宿っておらず、汗だくの顔にいくつも髪を貼り付けた、美貌も崩れた必死の形相。 おそらくもう声など耳に入っていないのだろう。全神経、全身全霊を尿意の我慢に……聖女のつとめに捧げているのだ。 そんな彼女に対し、父はそっと下着を取り払い、準備を整え…… そして、優しくその身を抱き寄せた。 驚くほど熱い身体を抱いて、汗だくの髪をそっと撫でて、いたわるように。 『……もうよい。もうよいのだ、ユーミル。もう我慢することはない……すべて出すがいい』 『ほら、力を抜いて……そっと息を吐いて……』 「ぁ……お……とぅ……さ……」 そして聖女が父の温もりを受け入れたとき、それは始まった。 まる1日ずっと水を飲み続け、利尿薬を飲み干して溜め込んだ、妊婦を遥か凌駕する超大量のオシッコ。その解放が、今始まる。 7:35 【ユーミル 22560/1870 1206%】 ビッッッッッッッシィイイイイィイイイイイイィイイィィィィーーーーーーー!!!!!バシュゥッッッッ!!びしっっ!!びゅしししししぃぃぃぃぃぃーーーーー!!!! それは、人間の身体から放たれるとは思えないほどの爆流だった。 聖杯に打ち付けられた跳ね返りが、聖女の髪を濡らし控え室の天井にまで届くほどの、銀製の聖杯にすら穴を穿つのではないかと思うほどの。 それだけの内圧を抑え込み、耐え続けていた聖女の苦痛はどれ程のものだったろうか。その一端が、この勢いからも伺い知れる。 聖杯を股の間に挟み込み、少しはしたなく腰を下ろした体勢で、顕になった聖女の陰裂から野太い水流が一直線に聖杯を叩きつける。 疲れと快感でガクガクと震える身体を父に支えられながら、我慢し続けてきたオシッコを存分に放つユーミル。 あっという間に聖杯が半透明のオシッコで満たされていき、じょぼじょぼとそこに新しく注がれる音が響き渡る。 【ユーミル 17680/1870 945%】 「はぁぁっ…………!はぁっ……ぁ……ん……!」 「んっ……!ふっ、くふぅっ……!」 そしてその最中でユーミルは、産まれてこの方味わったことの無い快感を体験していた。 重いお腹がみるみる萎む感覚が、極太水流に震えるソコの感覚が、少女の身体に未知のエクスタシーを教え込む。 悩ましい声を出しながら放尿し続けるユーミル。この為に生きてきたと言っても過言ではない彼女に対し、最大級の返礼が与えられる。 父の愛とはじめての快感に身を委ねて、聖女はお腹の中のオシッコを実に30分かけて出し切るのだった。 _________ 8:00 その後、聖女を乗せた馬車は王都を出発した。 すっかりすべてを出し切ったユーミルは悠々とそれに乗り込んだが、しかしその先でまた問題に見舞われた。 王都を出た先、聖域に向かう途中で通ることになる街で人に囲まれて身動き取れなくなってしまったのだ。 これは王都に行くことがどうしても出来なかった者たちで、いわゆるあぶれ者である。 彼らもまた懺悔を聞いて欲しい1人であることに変わりはなく、儀式を終えた聖女が通るのを待っていたのだ。 7年に一度のこの機会に、己の罪を清めてほしくて。 人に囲まれては馬車を出すこともできない。護衛の騎士団に排除を命じることもできなくはないが、自国民に刃を向けるのは躊躇われる。 そこでユーミルは集まった人々の懺悔に耳を傾けることを決めた。まだできていないのならいざ知らず、これまで彼女が溜めていた「穢れ」は別の物が請け負ってくれているのだから。 (ありがとうございます。お父様……) 少し顔を赤らめながら、席の隣に安置してある聖杯を見やる。 揺れる度ちゃぷちゃぷと音を立てる聖女の「穢れ」。蓋越しにもわかるその量と、運び込んだ際の重量感が聖女の胸をよぎる。 (……あ、あんなに出るとは……いえ、あんなに溜められるとは……すごいものです……) お腹をさすりながら、ユーミルは改めて自分の我慢ぶりを振り返る。 あれにさえ耐えられたのなら、もはや恐れるものはないだろう。 かくして聖女ユーミルの儀式は幕を閉じ、彼女はその歴史において初の成功者として語られることとなった。


More Creators