生きてるのかどうか分からないセミに怯えて外に出られないフクッチ(エロッチ)です。
今回は模写やデッサンや参考資料を見るとき、どうやってその絵を観るのか、絵描きがどのように考えながら絵を観ているのかを、僕が頑張って作った画像も使って教えていこうと思います。よく言われてる「全体を見て描く」の答えもここにあります。
要約すると「基準を作ろう」です。
それでは講座をはじめます。
「人間、自由すぎると何も出来なくなる」
突然ですがこれは何の線でしょう?正解したらハーゲンダッツ奢る。
正解は「y=12/x」のグラフの曲線! 「正解したよ!」って人、嘘はよくないよ。
突然意味のわからない線を見せられた君たちの今の状態は、実は「すごく上手い初見の絵」や「複雑な形の初見の人体の写真」を見た状態とほぼ同じ。
初見でわかるのは目で見た通りの情報だけで、その線の正確な形や仕組みは把握しきれていない。
そんな状態で白紙を渡されていきなり「この曲線をそっくりそのまま真似しなさい」と言われても線はぐにゃぐにゃ、バランスはぐちゃぐちゃになってしまうよね。
なぜ白紙にそっくりそのまま描けないのかと言うと、「基準がないから」である。
この「基準」は以前の講座で言った「アタリ」と同じもの。
それじゃあ早速初見で仕組みのわからないものをそっくりに描くための手順をさっきの曲線で説明していくね。
↓まずは白紙に大まかなマスを作る。
↓それを元にさらに細かいマスを作る。
↓できたマスに「y=12/x」で導かれる数値を点で書き込む。
↓それを基準にして曲線を描くと…
↓再現できたね!
以上があの曲線を再現する手順。
↓慣れてくると目分量でこんな感じに再現できるようになったりするし、
↓極めると何の基準も書かずにあの曲線を再現出来たりする。
実はこれ、絵も全く同じ。
描きたいものをそっくり再現する手順も、覚えたら基準が少なくても描けるようになるのも全く同じ。
というわけで絵でも再現していくね。あくまで一例なので、何をしているのかというニュアンスだけでも感じてくれたら嬉しい。やってることは上のグラフを描く手順と同じだからね。今回は長方形で分割してるけど別に台形でも多角形でも円でもいいからね。自分に一番合うのを探してね。
↓描きたいものがここにあるとする。今回は例で僕の絵を使うよ。すごくかわいいね
これだけ渡されて白紙にこれを再現しなさいと言われてもぐっちゃぐちゃになってしまうのが当たり前。描いた本人でもそれはきつい
だから基準を作るのだ。
↓まずは元の絵を大まかに分割して基準を作る。
↓その基準を元にその絵はどの位置に存在するのか超ざっくりとらえる。これもまた基準となる
↓そして超ざっくり基準を元にちょっとざっくり基準を作る。
↓必要であればちょっとざっくり基準も分割していく。
細かくすればするほど再現の難易度は下がるので自分のレベルに合わせてどれくらい分けるか決めよう。
↓そしてできた基準を元に、その絵の線一つ一つが基準の中でどの位置を通っているのか点とかで書き込もう。必要ないなら直接線でもいい
ここまでの工程を白紙の方でもやってみて。書くのは長方形とかの図形と点だけだから。
大きな基準を見ながらそこからの距離や角度を観察してちょっとだけ小さくなった基準を作り、その小さくなった基準を見ながら距離や角度を観察してさらに小さな基準を作る。
これがアタリを描くという作業そのもの、アタリの本質である。
白紙に直接描くという超難しいことも、基準があればあるほどそこそこ上手いことこなせるのだ。
↓そうして細かい基準を元に線を引いていけば…
このように線を引くのが楽な上にバランスが崩れないのである。
そのための基準。そのためのアタリ。
↓上の状態のやつをアタリとして細かいとこまで描き込んでいくと…
再現の完了である。(塗りはまた別の話)
(ちなみに上手い絵描きは脳内でこれらの事をしていて、必要なアタリのみを白紙に描き込んでいるよ)(みんなも慣れたらこれができるようになるよ)(がんばれ)
白紙のままじゃ誰でも再現は難しいということと、基準があれば再現は楽になるということを今回は覚えていってほしい。
人間自由すぎる白紙の上じゃ自由に出来ないのは当たり前。枠組みがあり、基準があって初めて人は自由に創作ができる。だから自分で白紙の中に基準を作るのだ。
ここまでの話が理解できたらアタリのこと完全に理解したってみんなに自慢していいよ。
もちろん観ることも同じくらい大事だと今回覚えていてほしい。
僕達が普段何も考えずに見ているものも、自分なりの基準を脳内で作ってから見てみるとより深い理解へと繋がっていく。
見えてる世界をトリミングして、基準を作って、法則を知っていこう。
(良いカメラを持ち歩いてベストショットを探すイメージで対象を観る癖がつくのがベスト)
育てていこう、観る力。基準を作る力。
今回の講座はこれで終わりです!おつかれさまでした!
余談「でもやっぱ基準とかいちいち描くのめんどくさいよね」
わかる。
僕も含めそういう方が大半だと思うので基準とかいちいち描かなくてよくなる方法を2つ伝授しよう。
ひとつは何度も何度も何度も何度も同じものを描いて記憶して手に覚えさせる方法。僕の以前の講座でも言った「手癖力」だ。
覚えるのは大変だけど覚えてしまえばこっちのもの。白紙にもスイスイ描けて楽チンになるのでおすすめ。
もうひとつはカンニングをすること。
参考資料を見ながら、その場で基準を作り、その場で再現する方法だ。
こちらは資料を探す、その場で基準を作るという労力はかかるが、記憶するという労力が必要なくなるのでだいぶ楽になる。
生きてるうちに「カンニング力」についての講座も出すのでよろしく。
おまけ
僕的画力アップ最短ルートはこう
参考資料をまずは自分で基準を作りまくって形を正確に理解する
↓
自分で作った基準を白紙の上でも使って形を再現する
↓
何度も再現して覚える
↓
ざっくりした基準でも正確に形を再現できるようになる
↓
習得!
↓
(使わなきゃすぐ忘れるので定期的に復習)(重要)
僕の過去の講座や他絵描きの講座や参考資料を観て色んなこと覚えて楽して好きなものをかけるようになってみんな幸せになろうね!(ᐢ ˙꒳˙ᐢ )✨
さて、ハーゲンダッツの抹茶でも食べますか…
みんなは何味のハーゲンダッツが好き?
フクッチ
2021-03-25 06:03:31 +0000 UTCフクッチ
2021-03-25 06:02:31 +0000 UTCみずしろ
2021-03-24 11:59:21 +0000 UTCsuama
2020-08-11 11:19:08 +0000 UTCフクッチ
2020-08-08 16:16:21 +0000 UTCフクッチ
2020-08-08 16:15:58 +0000 UTC風花橋
2020-08-08 11:01:05 +0000 UTCsuama
2020-08-06 14:13:55 +0000 UTC