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絵柄が定まらない問題について【焦らなくて良い理由】

最近になってようやく、絵柄がなかなか定まらないことに対する焦りや不安がなくなってきました。



少し前までは、描くたびに画風が変わってしまう自分に焦ってばかりいたんですよね。



絵描きの個性が出る場所だからこそ、早くスタイルを固めなきゃ…と囚われていました。



しかし悩んだ末に、そもそも絵柄を固めようと急ぐ必要はないなと思えるようになったんです。



現在も別にきちんと自分の絵柄が確立できているわけではありませんが、そこに焦りはありません。



その理由は、「いろんな絵柄を試すことで徐々に絵柄が決まる」と考えるようになったからです。



「自分だけが遠回りしているのではなく、これは必要な行程なんだ」と捉えることで不安が消えます。



僕は以前まで、個性的な絵が描ける人は初めから自分の世界観が固まっているものだと思い込んでいました。



まあ、人によってはそういう人もいるでしょう。



ただ、あらゆる絵柄を試して彷徨ってみた方が、より明確に描きたい絵の形が見つかるというのが僕の結論です。



僕はここ3年間で、さまざまな種類のイラストを描いてきたと思います。



萌え系の女の子を描く時もあれば、バトル漫画に出てくるようなイケメンを描く時もありました。



アニメ塗りをする時期もあれば、厚塗りをする時期もありました。



自分の絵柄ってなんだろう…と迷走していたわけですが、その時期があったからこそ描きたいものとそうでないものがはっきりしてきたんです。



頭の中だけで自分の絵柄を確立させようとしても上手くはいきません。



手を動かして一つずつ確かめていくことが重要です。



初めから描きたいものが見えているわけではなく、描いてみて初めてそれが描きたいものなのか、楽しいもなのかが見えてくるんですね。



そのうちに徐々に「別に細かく描き込む絵が描きたいわけじゃないんだな」

「目を過剰にキラキラさせる表現はしたいと思わないな」

みたいに、自分の絵に必要ない要素が省かれていきました。



そして「シンプルで見る人の年齢性別をあまり選ばない絵柄が好きかも」

「彩度の高い濃い色を混ぜるの楽しい」

「こういう絵は退屈だと思ってたけどむしろ好きかも」

という感じで、これだ!と思った表現はそのまま次の作品に引き継いでいきます。



こればっかりは描いてみないことには分かりません。



こうすることにより、一歩ずつですが確実に自分のスタイルが固まってくるというわけです。



そう考えると、絵柄が定まらないことに焦る必要はないと言えるのではないでしょうか。



また、いきなり絵柄を固めてしまうことによる危険性もあると思っています。



早い段階で「私の絵柄はこれ!」と決めてしまうと、後から変えづらくなるんですよね。



周囲の人に良くも悪くも「この人はこういう絵を描く人」と認知されてしまうからです。



そのイメージを裏切ることになるんじゃないか、人が離れていくんじゃないかといった恐怖心から、なかなか別の絵柄に挑戦できなくなる恐れがあります。



実際はそのほとんどが勘違いに過ぎないので、気にする必要は全くないんですけどね。



意図的に絵柄を固めないようにしていたわけではないんですが、結果的にこの3年間さまざまなスタイルを試し続けてきました。



だからこそ、なぜこの絵柄が好きなのか、どんな要素でこの絵柄が成り立っているのかなど、事細かに説明できます。



もし3年前から絵柄を固めていたら、今ほど具体的に熱心に自分のスタイルについて向き合うことはもなかったと思います。



今ではむしろ、どうすればさらに自分だけの個性を確立できるか考えることが楽しいです。



もちろん自分のスタイルに関して悩み続けるのは苦しかったんですが、そこには間違いなく意味があったと思っています。


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では次に、絵柄を模索していく際に僕が大切にしている心の持ち方についてお話しします。



それは、新しい絵を描くたびに「実験」という意識を持つことです。



半分思い込みに近いかもしれません。



意図せず絵柄が変わってしまったとしても「これは実験なんだから変化を加えてなんぼでしょ」と思えば落ち込むことはありません。



絵柄が変化することをむしろ正義と捉えます。



そして実験の後には結果を振り返る時間がつきものです。



・前回の絵と何が変わったのか

・今回の絵で良かった要素良くなかった要素は何なのか

・次回の絵で何を変えていくか



などなど、その絵を描いたことで次の絵に活かせる発見があれば、描いた絵が無駄にならずに済みます。



この意識を取り入れてみるだけで、絵柄の定まり方に違いが出てくるかもしれません。



絵柄が変わってしまうことは仕方ないことです。



その上でそれを意味のあるものにしていく努力が大切なのかなあと思っています。



というわけで今回は、絵柄を急いで定める必要がない理由についてお話ししました。



今後も変化を楽しみつつ、新たな要素を試していきます。



最後に今描いている絵のラフを載せておきますね。

今回の絵も新しい試みをいくつも入れています。



完成まではまだかかりそうですが、楽しみにしていてください。



それでは!

絵柄が定まらない問題について【焦らなくて良い理由】 絵柄が定まらない問題について【焦らなくて良い理由】

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