クリエイティブな分野で何か成果を出すなら、「自分が出来ることと出来ないことをきちんと把握しておく」のは結構大事だと思っています。
これはできる!と言える得意分野を理解していれば、それを活かして成果を出しやすくなるからです。
出来ないことがたくさんあったとしても、一部の尖った強みさえあれば需要が集まる世界です。
だから自分の得意を見極めて徹底的に磨いていくのが大事だよね〜と思っているわけですが...
とはいえ自分の得意を伸ばそうと言われても、「そもそも私には得意なことなんて何もない!」と返す人も多いです。
学生時代を振り返ってみても、「得意なんてない、好きなことも特にない」と言っている人が相当数いた記憶があります。
ただ、それは「得意」に対するハードルが上がりすぎているだけな気がするんですよね。
SNSが普及してからは特に、すぐ目の前に熟練の猛者たちが無数に立ちはだかり、同じ土俵に並ばされる環境が当たり前になってしまいました。
そのため自分がやっていることが得意かどうか判断する際に、つい「プロレベル」と比較してしまいがちです。
そんな状態では、自信を持って得意と言えることなんてなかなか見つからなくて当然ですよね。
そうではなく、もっとハードルを下げて「学校のクラスの中で3番目以内に入る」くらいのことを得意と言って良いんじゃないかなと思います。
仮に1クラス40人いたとしたら、そのうち37人には勝っているので、十分得意と言えるのではないでしょうか。
僕も高校生の時、「俺がクラスで一番絵が上手いんだ」と思いたかったんですが、実際は3番目くらいでした。
「こんな田舎の人数も少ない学校で一番になれないなら無理だ」と、当時は絵の夢を完全に諦めていましたね。
それでもなんだかんだ今では絵を仕事にできてしまっているので、得意ってその程度のレベルで全然OKな気がしています。
それ以上に後天的に能力を磨いていくということが大事だなと。
そしてもう一つ得意が見つからない理由として得意のカテゴリー分けがざっくりすぎることが挙げられます。
「勉強が得意」「運動が得意」「絵を描くのが得意」という分け方では、主語が大きすぎて逆に自分に当てはめづらいんです。
主語が大きいほど参加人数が増え、競争率も上がるので得意と言いづらくなります。
そこでもっと細分化して考えてみましょう。
例えば「学校の勉強」といっても、「国数英理社...」と教科ごとに分けることができますよね。
そして英語ひとつとっても、「単語を覚えるのが得意」「聞き取りが得意」「話すのが得意」みたいに分けられるはずです。
もっと細かく言えば、「話すことも聞き取ることも苦手だけどジェスチャーでなんとなく意図を伝えることができる」とか。
「全く英語が出来ない状態で海外留学に行ける度胸がある」
なんてのも一つの能力と言えます。
ここまで細かく分けると、周りに同じ能力を持っている人が少ないので、堂々と自分の強みだと言えるんじゃないでしょうか。
絵の話に戻りますが、僕も「絵を描く」というざっくりとしたカテゴリー分けでは、上が多すぎるので正直あまり自信を持って得意ですとは言えません。
だからこそさらに得意を細分化させています。
僕が今のところ得意かもな〜と思っていることを紹介するとこんな感じ↓
・線画のバランスを整えて「上手く見せる」のが得意
・絵を描くコツをシンプルで分かりやすい図でまとめるのが得意
・凡庸なアイデアをこねくり回して、良いアイデアになるまで粘り続けるのが得意
・興味ある分野に関して長時間思考したり、それを言語化するのが得意
などなど
正直まだまだありますが、こんな感じでかなり具体的に自分の得意を分析しています。
こういった細かい強みを複数持っていると、他人と被ることがなくなります。
上記と全く同じ能力の組み合わせを持っている人は多分いません。
すると一つ一つの能力は大したことなくてもそこに自分しか持っていない価値が生まれるんです。
「ナンバーワンよりオンリーワン」なんて言い方をすると綺麗事に聞こえるかもしれませんが、実際オンリーワンの能力を持っている人は重宝されます。
換えが効かない存在になるには、換えが効かない能力を自分で作ってしまうのが一番早いです。
そのために得意の細分化という作業が役に立つというわけですね。
かつては僕も、自分の得意を見失って何も動き出せなくなってしまう時期がありました。
ですが、今回のような考え方を持つことで、今では「これが自分の磨くべき強みなんだ」というものが明確に見えてきました。
・得意のハードルを下げる
・得意のカテゴリーを細分化する
この二つで一気に自分の得意を見つける難易度が下げられると思います。
ぜひ試してみてください。
この後さらに具体的な得意の見つけ方、得意の活かし方を解説しようと思ったんですが、長くなりそうなので次回の記事にします。(すみません)
それでは!