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茶衣流
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サキュモスハンター【19】【パイラウネ捕食蕾の奇襲を受け……】

サキュモスハンター【19】【パイラウネ捕食蕾の奇襲を受け……】【7831文字】 【第18話より】 https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/8979436  討伐作戦当日。  メグルが配属されたのは、1~5大隊の第4大隊。  大隊の名を冠するだけあり、ハンターは一つの大隊で50人を超える。  総勢280人の部隊が構成されている。  第4大隊のリーダー、アゼスト・ラドル。  普段は中隊クランのリーダーを勤めているアゼストだが、その人柄に引かれる者も多く、今回の抜擢は適材適所だと思われた。  二双短剣の使い手であり、腰には予備の短剣が二本常備されている。  高速の動きと手数で敵を屠るのが真骨頂だが、それ以外にも『四短』という技を持つらしい。  二本以上の短剣の技だと噂で聞いているが、同時の二本以上の武器をどう扱うのか、メグルには想像できなかった。   「諸君!」  ギルドマスターが集まったハンター向かって声を上げた。 「すでに知っているものもいるかもしれないが、第一陣からの連絡が途絶した。伝令役のハンターからも連絡がない。間違いなく、何かが起きている。これは今までに経験したこともない様な未曽有の大厄災だ」  皆に緊張が走る。 「だが!全員、恐れることはならん!キミたちハンターが、この街を、人類を、そして人が人たる尊厳を守らずして、誰が守れるのか!我々に敗北は許されない。必ず戦果を挙げ、サキュモスどもの暴挙を許すなかれ!」 「「「「「おおおおおお――!」」」」」  大地が揺れんばかりの雄たけび。  もちろん、メグルも声を上げた。  絶対に負けない。  絶対に人類の尊厳を守り抜く。  昨日の汚名を返上するためにも、今日この戦いで戦果を挙げる。  背に担いだ刀に、無意識に手が伸びた。  その柄に触れる。 「相棒、頼むぞ」  そう、この刀が今日から新しい相棒だった。  その力、存分に試したい。 「では、諸君、頼んだ!」  そうして、五つの大隊がサキュモス討伐へと出陣した。   *** 「おかしい」 「なにがですか」  第四討伐大隊、隊長アゼスト・ラドルと同じクランのメンバーがそう問いを投げかけた。 「森に入るまで、まったくサキュモスに遭遇しなかった」 「先行の大隊がすべて倒されたのでは?」 「昨日の部隊から音信不通ならば、相当数のサキュモスがいるはずだ。それに交戦となれば、いくら先行の大隊が強者ばかりであったとしても、こちらも気が付く」 「まぁ、そうですね」  第一大隊から順に森へと入っている。  時間をずらし、また侵入経路も少しずつずらしている。  これには分散することのリスクもあるが、奇襲攻撃があった場合、全滅を避ける狙いもある。  森の中は広い。  サキュモスたちがその姿を隠せるほどに、巨大な樹木が立ち並び、生い茂る葉が陽光を隠す。  それでも、戦闘となれば、音が聞こえるはずだ。 「しずか、過ぎる……」  メグルの口から声が漏れた。  それを聞き、隊長が指示を飛ばした。 「総員警戒態勢!」  全員武器を構える。  そう、静かすぎるのだ。  まるで、音が完全に遮断されているかのように。 「隊長、マズいです。おそらく、すでに我々は夢牢の中に閉じ込められています」 「そんなバカな、いつ」    完全な静寂。  足音すら聞こえない。  唯一聞こえるのは人の声だけ。  抜刀した刀の音すら聞こえない。  夢幻領域かとも考えたが、領域の効果にこんなものはない。  となると、特殊な夢牢による現世からの隔絶。 「どこまで含まれている」 「分かりません。ですが、ここまで広大な領域を夢牢で包めるほどのサキュモスとなると」 「先日のあのサキュモスか」 「はい、その可能性が高いです」  イリス。  メグルの頭の中に、一人のサキュモスの名前が浮かんだ。  妖艶でありながら、催眠の魅了を放つサキュモス。  もしそうなら、すでにここにいるメンバーはすでに彼女の術中か。 「全員、気付け草を接種!」  催眠状態に対する対処方法は、ほとんどない。  この気付け草も、厳格に催眠状態を解除できるとされているものではない。  古い本に記載されているに過ぎない方法だ。  そもそも、催眠状態を使ってくるサキュモスなど今までいなかったのだから。 「ぐえぇ、マズ……」  気付けというだけあり、その味は強烈だ。  皆が皆、口に出してそう言う。  だが、もし効いてくれればこれで催眠の心配は薄らぐ。 「進みますか?」  隊の一人がそう隊長に声を掛けた。 「進もう。このままここにいても、この牢から抜け出せないだろう。いるとすれば奥地か」  全員武器を構えながら前進する。  リマとユイナがいれば、対処法を知っていたかもしれないが、今回彼女たちは第一・第五大隊に配属となっていた。  イリスの見た目を知っている三人を分散させるためだ。  遭遇時の事を考えて。   「いないな……」 「不気味なくらい、いませんね……」  しばらく奥地に向かい進行するも未だ接敵が一匹としてない。  サキュモスが一人もいないのだ。  何かがおかしい。  さっと後ろを振り返った。 「え?」  全部で50人はいたはずの大隊だ。  しかし、今後ろを見ると明らかに数が少ない。 「隊長!敵襲です!」 「なに!」    メグルの声に振り返った隊長が異変に気が付く。 「円陣を組め!」  正確に人数を把握すると17人しか今はいない。 「いつ奇襲を受けた……どこから……」 「わかりません……」  そこでメグルは思い出す。  先日のギルドでの会話を。 “そうなんだ。触手?みたいなのが地面からいきなり襲いかかってきて、パックンって。回避できたメンバー曰く、触手は蕾のような中で大量の泡を吐き出したって話だ。しかも、動きは速いらしい。森の中だったこと、触手の周りに花が咲いてフェロモンを撒いたってのもあって、植物型の可能性もある。だが、バブル種のスライム型とも、触手種のテンタクルとも、植物種のアルラウネとも、どうもしっくりくる個体ではないらしい” 「隊長!下です!」 「なに!散開!」  その瞬間、地面からすり抜けるように、唇がせり上がってきた。 「ぬあぁ――!」 「たすけぇ―――⁉」 「ぎゃぁぁ――‼」   パクッ  いきなり音もなく地面より伸びた触手。  いや、蕾だった。  巨大な花の蕾。  その先端は唇のようにも見え、乳首のようにも見える。  ピンク色の先端が開き、ハンター3人を丸呑みしてしまった。  そのまま、まるで水の中にでも潜るように蕾はまた地面の中に隠れてしまう。 「全員、走れ‼」  残り14人、一目散に森の奥へと走り出す。  暗く淀んだ空気の中で、異変は突然とやってくる。  森の中、高い木の枝葉を貫通するように無数の蕾が降ってくる。  その形、その色味は、まさしくおっぱい、乳房の形を体現した蕾だった。 「くそぉ!」  メグルは、そう吐き捨てた。  上から十以上の蕾が隊に目掛けて落下してくる。  そして、隊の面々にぶつかる寸前にぐぱぁっと、ぷっくりと膨らんだ乳首を蛇が口を開くように丸々と開く。  ぐちゃっと開かれた中は無数の乳房がミチミチと詰まっており、真っ白な母乳の唾液が蕾で糸を引いていた。  噴き出すフェロモンは、特濃の乳臭さ。  メグルを呑み込もうと開かれた蕾を、横に飛び退き回避する。   「ぐぁ!」 「むぐぅ⁉」 「たすけ!んん!!」 「ぐぅ、こんなぁ!!おぶッ!」 「おごほぉ!!なんだぁこれぇおぉぉぶ!!」  降りそそいだ蕾の奇襲に回避しきれなかったハンターが呑み込まれていく。  頭から呑み込まれるもの。  足から呑み込まれてるもの。  近くの枝を掴もうとも、その吸引力の前に、一瞬で手が離れ、即その花の中へと呑み込まれてしまう。   「あぁ……」  振り返ってしまった。  メグルは、見てしまった。  その蕾に呑み込まれた者がどうなるか。 「くッ!」  蕾が咀嚼する。  その先端からビュクビュクと射乳するように、白い汁を飛ばしながら、内部を圧迫していた。  その中に呑み込まれた者が、何に潰されているか、どうなっているか、想像できてしまう。  あれでは数分ともつまい。  どれほどの淫気を注がれているのか。  どれほどの快感を与えられているのか。  すでにここは夢牢の中。  夢牢に取り込まれているということは、その前の夢幻領域にも入っている。  故に人間自身の体が傷つくことは無い。  どれほど圧迫されようとも、乳房の母乳で溺れさせられようとも、危害は加えあられない。  圧倒的な暴力と言っても過言ではない快楽のみだ。 「くそ!」  メグルは、また言葉を吐き捨てた。  背後を振り返ったのも一瞬、すぐさま前に向き直る。 「絶対本体がいるはずだ。見つけ次第叩く!」 「「「了解!」」」  だが、森の中央に向かえば向かうほど、蕾による襲撃は増してきた。  上からだけに気を取られるわけにもいかない。  下からも地雷のように足で地面を踏んだ瞬間、口を開いて伸びあがってくる。  その場合は体の重心をずらして、回避するしかない。  体勢の崩れたところに次から次へと伸びてくる蕾の触手。  人一人を丸呑みにできる大きさのおっぱいにも関わらず、その俊敏な動きに一人、また一人とハンターが捕まっていく。 「まだ残っている者は」 「はい」  メグルは隊長の声に反応する。  だが、他の者の声が聞こえない。  はぐれた可能性はある、がその可能性を切り捨てる。  ほぼ全滅だ。  メグルとアゼストを除く他のハンターはやられた。 「なるほど、大型クランでも、どうにもならないわけだ!ハァっ!」  アゼスト隊長は短剣で伸びてくる蕾の根元、柔軟に伸びる触手部分を切り裂く。  そこさえ切り落とせば、形が崩れ霧散する。 「メグル!」 「はい!」 「根元を斬れ!無数に出現するとは言え、元は一体。葉先だろうと、蕾だろうと、淫気を消費する。なら攻撃は無意味じゃない」 「わかりました!」  前進から直角に体を転がす。  正面から飛び込んできた蕾の根元を斬り飛ばす。  振り下ろした刀が触れる。  斬撃に力が宿る。  一目でわかる強烈な一撃。  どう認識しているかわからない。  だが、ダメージは通る。  切り落とした蕾が霧散した。   「グッ!」  次に三つの蕾が正面から飛び込んでくる。  左右への回避は間に合わない。  開かれる卑猥な口を前に、刀を左腰に落とす。  ちょうどそこに鞘があれば抜刀するように。  鞘を持つはずの左手は、そっと、刀身を撫でるように上に置き、添えるだけだ。  残り拳三つ分という至近距離に迫った時に、太刀を大きく円を描くように左から右へ降り抜いた。   「『一皇・閃』」  鞘なしの抜刀術。  自分の体を中心とした回転力を使った一撃。  普通の『閃』を、一皇を用いて使ったに過ぎないが、その威力は段違いだった。  拳三つあった距離、その一つ分を進む間に蕾は霧散する。   「隊長!」 「『連撃・斬』」  二振りの短剣が一つずつ、左右を通り過ぎる肌色の蕾を切り裂いた。上から下に下ろすように落とされた短剣の動作は、魚の兜を落とす包丁のようだった。それを曲刀に近い形の短剣でやってのける。  そこに続けて四つの蕾が奇襲を仕掛ける。  四つの口が隊長を呑み込もうと迫る。 「『四短』」  二つの短剣を放る。さらに腰から二つの短剣を抜き投げる。  巧みな短剣術ゆえなせる直列配列。  腰ベルトと思われた鎖を、腰から抜き、凪ぐとその先端が各短剣の穴へと入り込む。  夢でも見ているのだろうか。  正確に、空に浮かんだ針に糸を通す人間離れした技に言葉を失う。  短剣の穴に通った鎖が四本全部に通ったあと、隊長のもとへ戻ってくる。  反対に手に持っていた方の鎖を手放し、その先端にできた錘(おもり)が短剣の玉止めとなる。  その間にも迫る蕾。  呑み込まれる、ともメグルが思った瞬間、アゼスト・ラドルは回転し、四本の短剣を薙ぐように流した。  四つの蕾すべての根元を切り落とす。  そして、その口が隊長に触れる前に霧散した。 「スゲー……」  見惚れている暇などないはずにも関わらず、彼の神業の短剣術に目を奪われた。  完成した新しい武器は、鎖鎌の投擲武器。  鎖を回転させ、その遠心力で中短距離の敵を撃破する武器だ。  しかも、短剣四つ分のダメージを一度に与えられる。  メグルはその武器を見て、ふと浮かんだイメ―ジがあった。  それは死神の鎌だ。  まさしく、今のアゼストは死神そのものだった。 「ハァッ!ゼィ!ヤァッ!」  彼を中心に鎌の台風が形成される。  接近する蕾を尽く、撃退する。  上下左右、振り回される鎌は隙なく、敵を屠っていく。 「やべ、さすが隊長だわ」  これで、中規模クランの隊長だというのだから、驚きだ。  本来ならもっと大型クランのリーダーを勤めていてもおかしくはないはずだ。  今この場に隊長がいることが何よりも心強かった。 「どうした、これで終わりか、サキュモス」  姿なきサキュモスへ問いかけるアゼスト。  その鬼気迫る姿に蕾の攻撃も止まっていた。  メグルにも攻撃はこない。 「たい……ぐぅ……なんだこれ」 「めぐぅ……め……」  声が聞こえなくなっていく。  周囲が靄で包まれていく。 「まずい!」  隊長と離れるわけにはいかない。   「たいちょぉ……どこで……ゴホゴホッ!」 (ダメだ、この霧、を吸い込んだら……)  フェロモンだろう。  甘い乳臭い香り。真っ白になった空間から出るために走り出す。  森の中にいたはずにも関わらず、目の前も、横にも木々の存在が感じられない。  どういうことだ。  どこに今いる。どっちに向かっている。  完全に方向感覚が狂ってしまう。   「いらっしゃい、メグル君」 「ハッ!」  そして、一瞬で靄が遠のいた。  まるで台風の中心、その目の中で周囲の雲を見るように、周囲に拡散したフェロモンの霧の壁を見ていた。  メグルが今いるのは森の中の少し開けた場所だ。  頭上には相変わらず巨大な木々が天蓋を作っている。  森から出られたわけではなさそうだった。 「誰だ!」 (俺の名前をしっている?イリスか)  誰もいない。  誰の姿もない。  開けた森の中の広場で周囲を警戒し、武器を構えた。   「ふふ、こっちよ」  すると、目の前で一本の芽が伸び始めた。  そのまま、芽が伸び、急速に成長して花をつける。  花の下で植物が人の形を形成していく。  身体が形成され、女らしいふくよかな乳房を晒した。  太ももや股も作られる。  人の形を模していき、最後には肌色に色づく。  さぁっと咲き誇るように、花が胸と股間を隠すように咲いた。  谷間を強調し、艶めかしい足を見せつけるように花たちが彩った。  頭に巨大花の帽子を被り、花のブラとショーツを身にまとった女。 「サキュモス」  間違いなく、サキュモスだ。  だが、サキュモスと違う点が一つ。  小さい。  これほどの力を持ちながら大型種ではない。  しかも、大きさはメグルよりも少し高い身長を持つ程度。  人間の女性と変わりのない大きさだった。 「そうよ。サキュモス、パイラウネのラウネリア。そして……」  一拍の間。  先のメグルの思った疑問に答えるように彼女は口を開く。 「イリス様の配下、三淫属従の一人」  三淫属従、そしてその一人ということは、あと、この強いサキュモスと同レベルのサキュモスが二人もいることになる。  五大淫獣、女王も含めれば、総勢9人の強敵。 「イリス。あいつの配下か」 「イリス様、でしょう♡マゾハンター♡散々ボロボロにされたあなたが、あの方をそんな風に呼んでいいはずないの」  目の前のサキュモスから怒りのオーラを感じた。 「イリス様が、あなたがバニキュモスちゃんといい勝負していたって言うから、どれほどの力があるかと、思ったけど……そうね、先の攻撃を凌ぎ切っただけあって相当な実力者であることは認めてあげる……でも……♡」  靄の壁の向こうから、一際大きな蕾が出現した。  まるで巨大な船の帆先が姿を見せたかのような大型の蕾。  パイラウネの後ろに控えるように出現した蕾は、ぱっとみ直径で10メイルはありそうな大きさだった。 「イリス様からあなたは、あまり女性への耐性がないウブだったと聞いているわ♡大型種に負けた経験、ほとんどないのでしょう♡全部見抜かれているのよ♡」 「黙れ」  図星だった。  大型種に負けた経験はイリスだけだ。イリスとてメグルと戦っていた時は、まったく本気のホの字も見せず、小型のサキュモスの姿でいた。  そして、目の前のパイラウネも小型種に該当する姿をしている。  だが、イリス同様にその力は大型種と何ら変わらない。いや、それ以上の力を持っている。 「うふふ♡そういえば、メグル君のお仲間さんたちが、どうなったかわかりますか?」 「…………」 「後ろ、見てごらんなさい」  後ろを振り返る。  メグルの後ろにも、パイラウネの後ろに現れた巨大な乳房の蕾が姿を現した。  ぐぱぁ~と、その口腔が開かれた。 「おほぉぉぉ――‼♡イぐうぅ――♡♡♡」 「しぼられぇ……♡あへぇ……♡あぁえぇ……♡」 「もうだぇぇ、いぐぅういいぐぅぅ――♡♡♡」  そこには、先ほどまで共に戦っていたはずの仲間たちの成れの果てともいうべき光景が広がっていた。 「メグル君のお仲間は、全員私のお食事に♡」  そこは乳房の楽園だった。  乳房が壁から無数に這えている。  それも特大の乳房だ。  そこに大小さまざまな乳房がまとわりつく。 「ほら、また、出して♡私のお胸に♡」 「また潰し上げる♡」 「おっぱいに弱くな~れおっぱいに弱くな~れ♡」  乳房の谷間で挟みこまれ磔にされたハンターたちに、パイラウネ“たち”がその乳房で責め立てる。何人ものパイラウネがいた。それも、メグルの目の前にいるパイラウネと全く同じ顔立ちで、しかしその大きさだけが異なっていた。  乳蕾の天井にまで届きそうなほど巨大なパイラウネはその超巨大な乳房でまとめて十人以上のハンターを揉み潰していた。  あるいは女ハンターには乳房同士を擦りつけられるもの、母乳を子宮に注ぎ込まされるもの、さまざまな責めを与えられている。  そして、全員が全員、悲鳴をあげながら、母乳に濡れ、快感にアヘ顔を浮かべていた。  まだ、捕まって間もない時間しか経っていないにも関わらず。 「まだ、メグル君たちのお仲間さんはイキが良くて、楽しいけど……もう、昨日来たハンターたちは……ね♡」 「ね、ってなんだ、ネッて!!お前は!」  怒りを感じた。  だが、同時に頬が紅潮し、勃起してしまっているのも知っている。  メグルの後ろに現れた蕾が再びその口を閉じ、霧の中へ姿を隠していった。  パイラウネに向き直り刀を構える。   「ふふ、わかるでしょう♡サキュモスの餌食になって搾り尽くされた後はどうなるか♡でも、本来なら捨てるところなんだけど、もうしばらくの間、イリス様に捕まえとけって言われているから♡おっぱい地獄の中でアヘアヘしてもらってますよ♡」 「『一皇・閃』!」  怒りに任せて太刀を振り抜いた。  パイラウネが一刀のもと真っ二つになり霧散した。  だが、霧散した体が、同じように地面から芽を出し再度形成される。  それも二人だ。 「そんなに怒らなくても……メグル君だって、さっきので興奮してるんでしょう♡」  ニヤニヤと笑うパイラウネ。 「黙れだまれ!」 (落ち着け。冷静になれ) 「ほら、見て、こっち♡」  ぐちゃぁ~とパイラウネの後ろにある巨大な蕾の乳首が開かれ、中の様子が見せつけられる。  そこには誰も囚われていなかった。  巨大なパイラウネも、小さなパイラウネの姿もない。  代わりに乳房の地獄が広がっている。  おっぱい、おっぱい、おっぱい。  ひたすらに大小様々なおっぱいで埋め尽くされたおっぱいの坩堝。 「まだ、生き残っているメグル君と隊長さんへのプレゼント♡このパイラウネの『淫搾乳牢』を独り占め、させて~、あ・げ・る♡」 「ゴクッ……」  生唾を呑み込んでしまう。 「あの中で、も~ぐも~ぐ♡も~ぐも~ぐ♡っておっぱいでぐっちゃぐちゃ♡おっぱい蕾の中で種付けの練習♡メグル君のマゾチンポを喜ばせちゃう無茶苦茶グチャグチャのおっぱい地獄♡さぁ、そんな武器、捨てて……こっちに……♡」  両手を開いて、メグルを誘うサキュモス。  メグルは……。 選択肢 ・一瞬その光景に魅入ってしまい、妄想に耽ってしまった。【第20話へ】 https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/8979447 ・太刀を構え、斬撃を放つ。【第23話へ】(1/4更新予定)


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