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ザ・ドッグトレーナー #66『ルルシアのサプライズA』(⇔65)

#66    ルルシア嬢からの報酬はリサを送り出したその日に入金が確認された。  元々の依頼料の倍を払う……と、彼女は去り際に言葉を零していたが、実際に入金された額は更にそれに色を付けて上乗せされた3倍に近い額だった。  余程気に入ってくれたのだろう……いや、気にいったとしてもここまで破格な謝礼金を一人の奴隷の調教に支払ってくれるとは……  あなたは、ルルシア嬢の羽振りの良さに、ただただ驚かされるばかりだった。  しかし、去り際にルルシア嬢はこうも発言していた。 「私からもちょっとしたサプライズも送ると思う……」と。  そのサプライズがこの破格な謝礼金と判断して良いのだろうか? いや、それにしては……他にも気になる事を言っていたような気もしないでもない……。  あなたはその時はその様に思いながらも報酬を受け取った旨をルルシア嬢へメッセージしたのだが、彼女の言った“サプライズ”は実は増額された報酬だけではなかった事に一月後気付かされる事となる。  ルルシア嬢から届いた一通の電子メール……そのメールにはルルシア嬢からのお礼の言葉と共に、フォルダに“サプライズ”という題名の記載された記録映像が添付されてあった。  あなたは頭に疑問符を浮かべつつも早速その映像を再生してみると……そこにはルルシア嬢の屋敷の地下で撮られたとみられる薄暗いレンガ調の壁がまずは映し出された。  これは恐らく屋敷の天井に設置されていたカメラが映した映像なのだろう……壁を映していたカメラが再生と同時に向きを変え下の様子を映し始めた為そのカメラの場所を何となく察する事が出来た。  天井の壁から横の壁……そして、画角が変わるとカメラの真下の様子が収められるのだが、その真下の映像には驚くべき映像が映し出される事となった。  なんと、カメラの真下には拘束用の大きな石ベッドが設置してあり、更にそのベッドにはあの“ルルシア嬢”本人が下着姿という無防備な格好で拘束され寝かされている様子が映されたのだ。  サプライズだというのだからてっきり“リサ”が拘束されて責められるシーンでも送ってくれたのかと思っていたが……実際は全くの逆であり、拘束されていたのはルルシア嬢という予想外のシーンからその映像はスタートを迎えた。 『あぁ〜あ♥ ルルシア様ぁ? 動けなくなっちゃいましたねぇ……』  拘束されているルルシア嬢は普段の髪型とは違い、全ての髪を降ろしてラフなスタイルで寝かされていた。髪を降ろした彼女は悔しそうな表情で唇を噛みつつも、画面端から現れたリサの姿を見て顔をプイっとそっぽ向かせる。 『どうなさったんです? 身体……震えているじゃありませんか♥ もしかして……私に触られるのが……怖いとか……思ってくれてます?』  リサは黒い光沢のあるラバー製の水着の様な衣装を着せられており、下着ほどではないにしてもこちらも肌の露出をある程度させた状態でルルシア嬢の横に立った。 『ふ、ふん! あんたなんかを……この私が怖いと思う訳ないでしょ! そんな無駄口叩いてなくていいからさっさとやればいいじゃない! それとも代わってあげましょうか? リサはこっちの方が好みなんでしょ?』 『いえいえ♥ “今日は折角だから逆転シチュから始めたい”って言い出したのはルルシア様じゃありませんか。それを代わるだなんてとんでもない……』 『くっっ! じゃ、じゃあ……早くヤりなさいよっ! ソフィアちゃん仕込みの責めってやつを……私に味合わせてみなさいっ!』 『はぁ~い♥ それじゃあ……早速ぅ、失礼しますねぇ?』  リサはその様に言葉を漏らしながら人差し指を立てて見せ、その指をペロリと自分で舐め上げる仕草を行う。そして、自分の唾液で濡らした指をそのままルルシア嬢の太腿へと降ろし、反応を伺うように指先でスッと撫でる動きをさせてみた。 『ひっ!? ひぃぃぃ!!!』  リサの指の撫で下ろしにルルシア嬢の身体はピクリと跳ね上げ、カメラのマイクを貫通する程の甲高い悲鳴が口から吐かれる。 『フフフ……♥ ルルシア様の敏感な反応……とっても素敵♥』  太腿を触った指先はそのまま彼女の膝、脛、足首と順番になぞっていき、足首の枷の上を通過して更に足の甲を触って行き……そしてとうとう彼女の足先まで登り詰めていった。  普段はドレスにしっかり目の靴を合わせて履いている嬢の姿しか見ていないあなたにとって彼女の素足は新鮮に映っているものなのだが、リサはそれを有難がる様子も見せずマイペースに指で撫でていき、足指の頂上に指を置くと次に触ろうとしている足裏に狙いを定めていつ触ってやろうかと機を伺い始める。 『や! ちょ……まさか本当に……触るつもりっ? 私の……足の裏を……?』  ルルシア嬢がその様に言葉を零し足先を嫌がる様に動かそうとすると、リサは口元に笑みを浮かべて待機させていた指を一気に足裏へと滑らせ触り始める。 『それぇ~♪ コ~チョ、コチョコチョコチョ~♥』  土踏まずの中心に人差し指が滑り込みそこで指先でコソコソと動かしくすぐりを開始すると、ルルシア嬢は我慢しようと膨らませていた頬の息を漏らすように吹き出してしまい無様に笑いを吐き出し始めてしまう。 『あはっっ!? はひゃっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ちょっっははははははははははははははははははは、やだぁ! こそばいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっ!!』  我慢できず笑い始めてしまったルルシア嬢にリサは一切慈悲を掛ける様子もなく、すぐに人差し指だけの刺激から5本の指全てを這わせる刺激に変え彼女の裸足の足裏を責め立てた。すると、ルルシア嬢は普段の高圧的な態度からは想像も出来ない位の、実に年頃の娘らしい無邪気な笑いを吐き出し始めるのだった。 『おわぁっはははははははははははははははははは、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、だめだめ! くすぐったい! くすぐったいってぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ひゃ~~~っはははははははははははははははははははははははははははははははは!!』  嬢を笑わせた事に気を良くしたリサはそのまま自分も拘束台へと上がり込んで嬢の足元に座り、足裏を覗き込む様な格好になって両方の足裏を同時に手でくすぐり回し始めた。 『ほ~ら、ほらぁ♥ いかがですかぁ? 私“ごとき”のくすぐりの味は? 余裕ですか? 我慢出来ちゃいますか? 苦しくも何ともないですかぁ? ほれほれ~♥』 『ギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、りょ、両足ぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ!? 両足やばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 指が足の裏をこちょこちょ這い回ってくすぐったいぃぃ!! めっちゃくすぐったいぃィイヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うぁはははははははははははははははははははははは』 『くすぐったいのは足の裏だけじゃありませんよぉ? ほら……段々上の方に登って行ってあげますぅ♥ コチョコチョコチョ~~♪』  リサは足裏をくすぐり終えると、そのままくすぐりを続けながら今度は来た道を戻っていく動きをさせ始めた。  足先へまた登り、足の甲を滑り降り、足首の枷の上までもくすぐりながら……脛、ふくらはぎ、膝頭、太腿……と戻っていき、そこから更に上を目指してくすぐる指を這わせていった。 『待っへ! ちょっと、待って! 何処へ向かわせるつもりっ!?』 『えぇ? 何処って……そんなの分かり切ってるじゃありませんかぁ♥』  尻の横を進み、腰をなぞっていき……脇腹の括れへと到着したその両手は寄り道をするかの様にそこに留まり、その括れを指先で揉み解しにかかる。 『ちょ、ぃへ~~~~ッっ!? ィえギひャぁああぁぁぁぁっっ!!!!』  その揉み込みがルルシア嬢の弱点を抉ったのか、彼女は先程までとは比べ物にならない程余裕のない悲鳴を上げさせられた。 『にぎゃ~~~~っはははははははははははははははははははははははは、うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、ひぎぃ~~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、ぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ』  ツボを突くリサの強烈な揉み解しに、ルルシア嬢の笑いは更に加速のギアを入れて激しいもの変えてしまう。手足は枷に抵抗しようとバタつきを強くさせ、動かせる身体の部位は激しく左右に暴れようと動き回っている。 『あぁ……ルルシア様ぁ♥ どうしてそんなに苦しそうに笑うのですかぁ? もっと楽しく笑ってくださいよぉ……♥』 『ちょっ待っへっへ言っでるのにィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!! そこ弱いっっひひひひひひひひひひひひひひひ!! だぁはははははははははははははははははは!!』 『ルルシア様って……下半身よりも上半身の方が効くのですね? っという事は……コッチの方なんてもっと効いちゃいますぅ~?』   リサの手はくすぐりを続けながら脇腹から少しずつ上へ上へとポイントをずらしていく。  そして肋骨の部位まで登ってきた手は、肋骨の骨を下から順番に触って挨拶をするかのようにモニョモニョと揉み込むくすぐり方をしていき、いよいよルルシア嬢の控えめに膨らんだ胸の横付近にまで手を移動させ終えると、そこで一旦休憩を挟むように手の動きを止めさせた。 『はひ、はひ、はひっっひひひひ!! わ、分かったっっははははは、もう分った!! リサのくすぐりは、ちゃんとソフィアちゃんの技術を学んでるって分かったから……もう、やめて? これ以上責めるのは……もう……』 『いやだなぁ~♥ ルルシア様ったら何を冗談仰ってるのです? くすぐりと言ったらココを責めないでどうするんですか♥』 『ひっ!? ひっっ!! 指が……モゾモゾしながら……上がってくるぅぅ!?』 『フッフッフ♥ ルルシア様のぉ、伸びきったワキぃ♥ いつ見ても綺麗で……スベスベで……憧れちゃいます♥』 『ヤダヤダヤダぁぁぁ!! 見ないでぇ! 恥ずかしいから……見ないでぇ!!』 『どんなに見られるのが恥ずかしくても……万歳の格好で拘束されてては隠せませんねぇ~? ほら、私にこんな事されてもぉ……抵抗出来ませんよぉ?』  リサは興奮に顔を紅潮させながらも、下から這わせてきた手をルルシア嬢の腋の窪みへと一気に滑らせ、その勢いのまま指をコチョコチョ動かしてくすぐりを再開させる。  そのあまりに素早い指捌きにルルシア嬢は、目を見開かせて大きく口を開き下品な笑いを吐き出してしまう。 『ぶぁっっは~~~~~~っはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、うへひぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぃあはははははははははははははははははははははははははは!!』  その笑いの勢いで手足の枷にはより一層抵抗の力が加えられるが、嬢の力ではその枷を外す事も壊す事も引き千切る事も出来ない。  リサの激しいくすぐり責めに嬢は笑いを堪える事も許されず、ただ死に物狂いで笑いを搾り出す事しか出来ない。 『ほ~らほらほらぁ! 私のくすぐりからは逃げられませんよぉ~? コチョコチョコチョコチョ~♥ ルルシア様の柔らかいワキを私の指で引っ掻き回して差し上げます♪ ほ~ら、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~~♥♥』 『だぁ~~~ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うひぃ~~っっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、にぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!』  リサは、ルルシア嬢の許す限り……ワキを、脇の下を、脇腹を、足の裏を……と、順番に巡ってくすぐり尽していった。  そうして、同じ箇所を三順ほど巡った後、ルルシア嬢から『ギブアップ!』という言葉が飛び出し、リサの責めはそこで終わりを迎える事となった。  『ギブアップ』とは、ルルシア嬢の定めたセーフワードだったのだろう。この言葉が出たらどんな場合であれ手を止めなければならない……とルール決めが為されていたようだ。その証拠に、リサはそれ以外の制止の言葉が出ても一切手を緩めなかったのに、その言葉が出た途端にすぐに手を止め嬢の拘束を解いて回った。  拘束を解かれたルルシア嬢は顔を真っ赤に紅潮させ、睨むようにリサを見ながら乱れた呼吸を必死に整えようとしている。やがて、その呼吸がある程度整うと、息を一つ吐いて少し間を開け、リサにニコリと微笑みを向けなおした。 『うっ……あ、あの? ルルシア……様?』  リサはその不気味な笑顔に顔を青く染めさせ顎を引いてしまうが、嬢はゆっくりとリサに近づきその顎先を指でつまんで逃げられないようにし、再びニコリと微笑みを向けた。 『中々良い責めだったわよ♥ さすが……ソフィアちゃんに教え込まれただけはあるわ……♥』  自分の手技を賛辞してくれるルルシア嬢の言葉に、リサは素直には喜べていない様子を見せている。むしろ、その優しい言葉の端々に、これから訪れる“苦悶”を読み取っているようで顔はどんどん血の気が引いた表情へと変化させられている。 『あ、あの……ルルシア様? わ、私その……ちょ、ちょっとだけ……調子に乗っちゃったようで……その……』 『ううん、リサは全然悪くないわ♥ だって、私がそうするように指示したんだもの……』 『そ、そうですが……あの……でも、ギブアップされるまで……追い詰めちゃうつもりは……なかったというか……』 『そうねぇ……私も……まさか自分がプレイでギブアップするなんて……思いもよらなかったわ♥ あの時は確かにこれ以上は無理だって……思わされたのですもの♥』 『わ、私も……その……ルルシア様をくすぐってて……気持ち良くなっちゃったと言うか……自制心のタガが外れちゃったと言うか……』 『フフフ……興奮してくれてたものねぇ? 私の事……あんなにくすぐって……』 『あ、う……うぅ……』 『ソフィアちゃんは貴女にこう教えたのかしら? 興奮したんだったら自制心が効かなくても思いっきりくすぐれ……って?』 『い、いえ、違っっ……』 『まぁ、でも……リサのくすぐりは本当に良かったわ♥ 私をあれだけ追い詰める事が出来るのは……きっと他の娘達には無理だろうから……満足度が段違いね♪』 『そ、そ、そう……ですか? え、えへへ……』 『普通はヤれって言われても……遠慮するものなのよ。その後の展開を不安視しちゃって……』 『……ぇ? その後の……展開??』 『ほら……今回は、逆転シチュ“から”始めたい……って、ちゃんと言ってあったでしょ?』 『あ、う、うぅ……』 『っで、今……逆転シチュが終わったじゃない? 私の拘束も解いてもらったし……』 『……は、はひ……』 『だったら、ここからは~第二ラウンド♥ 今度はヤられたお返しをする復讐パートが始まるわけよね?』 『っえ!? ふ、復讐……パート!?』 『あんなに調子に乗ってご主人様である私の事を責めまくったリサちゃんを……私がお返しもせずに部屋に帰してあげると思ってる? いや、まさか思ってなんかないわよねぇ?』 『ひっ!? ま、待って下さい! それは話が……違っ……』 『違わないわ♥』 『いや、だって! ルルシア様は私の成長を見せる為にこの動画を撮るって……だから自分が今回は受ける側になるって……』 『受ける側になるとは言ったけど、復讐しないとは言ってないわ♥ それに、あなたの成長を動画に撮ると言ったのはココからが本番なのだから。最初のヤツはオマケよ?』 『え? えっ!? オ、オマケ? 私が責めたのは……』 『あなたが一か月で、どれだけ私のくすぐり責めに耐えられるようになったのか……その成長を見て貰う動画なのよ? だから、ココからが本番っ♥』 『ちょ、待っっ! 聞いてませんそんな事ぉ!!』 『当たり前よぉ、言ってなかったもの♪』 『だ、だったら! 張り切って責めなくて良かったって事じゃないですかっ! 動画の為にあんなに無茶苦茶に……』 『あれだけの責めを私にしてくれたのですもの……それなりのお返しはさせて貰うつもりよ?』 『ひっ!? ヤです! そんなの……嫌ッ!!』 『ほら、貴女達? 出てらっしゃい? 出てきてリサをこのベッドに拘束して頂戴?』  ルルシア嬢の声掛けに、隅の方に待機していたメイド着姿の奴隷たちがワラワラと集まって来る。そしてリサを取り囲む様に集まると、彼女を逃がさないよう捕まえてルルシア嬢の拘束されていたベッドへと今度は逆にリサが連れて行かれる。 『や、やめて下さい! ちょ、ちょっと! 冗談ですよね? これ……ドッキリか何かですよね?』 『フフフ♥ 分かっているとは思うけど……貴女には“ギブアップ”なんていうセーフワードは与えないわ。私が納得するまで延々と苦しんでもらう予定だから……そのつもりで♥』 『ひっ! そんな……そんなぁぁ!!』 『このところ……私のくすぐりだけじゃ物足りない感じだったから……今日はここに居る……みぃ~~んなにもコチョコチョして貰うわね♥』 『み、みんな? みんなって……この人達……全員?』 『そ♥ 皆でリサの身体中をこしょぐり回して……窒息する寸前まで笑わせ責めにするのぉ♥ と~~っても気持ちが良いわよぉ~? 頭がおかしくなるくらい気持ち良くなれるんだからぁ♥』 『(ゾク♥)ひ、ひぃぃ……こ、怖い~~~っ♥』 『さぁさ、みんなぁ? 拘束が終わったらみんなでコチョコチョしてあげましょ♥ 羽根も筆もそこに用意してあるから、各自好きなものを使ってリサちゃんの体中を耐え難いくすぐりの刺激で埋め尽くしてあげるのよ♥』  拘束を終えたメイド達は口々に『はぁ~い♥』と甘い返事を返し、それぞれが道具を取ってリサの周囲に群がった。  リサはルルシア嬢の時と同じく、靴も靴下も脱がされ下着姿にも剥かれ……万歳の格好になるよう手を上げさせられ、足も抵抗できないようしっかりと押さえつけられながら拘束が施された。  責め手から一転して完全拘束される身になったリサは、顔を青くさせイヤダイヤダと頭を横に振る仕草を繰り返している。しかし、その横に振る顔の合間には、時折自分が責められる事を期待するかのような笑みが垣間見え、リサが実は本気で嫌がっていないという事実にも気付かされる。  そして、ルルシア嬢の合図を機にリサを取り囲んでいたメイドたちは一斉にリサの体をくすぐり尽くしにかかった。そこには当然ルルシア嬢も参加し、リサをくすぐって虐める事を心底楽しむように笑みを見せながら責め立てる姿が映されていた。  結局、動画の中盤から終盤にかけてはずっとリサが責めらる時間を占め、自分が責めた分の倍以上責めを復讐される運びとなっていた。しかしながらその責め立てられている時間内には何度も彼女が絶頂を果たすシーンが見られ、彼女が苦痛だけでなくちゃんと刺激を快感にも昇華出来るようになっていたという成長を同時にあなたにも見せてくれていた。  性的な責めは一切無く、くすぐりだけの刺激での絶頂……  しかも、複数人から同時に責められ、呼吸困難になりかける程笑い狂わされているにもかかわらず悦んでいるのだ……  これは、ルルシア嬢の注文通りにリサはくすぐり奴隷としての役割を全うしているという何よりの証明だった……。あなたはそれを実際に見て感じ取ることができ、最終日の時よりも強く……本当の意味で調教が成功したのだという実感を得ることができた。  まだ、性格的に調子に乗り易いという些細な弱点を抱えてはいるが、どうやらルルシア嬢はそんな彼女の性格も良い個性だと許容してくれている様子だ。  彼女の跳ねっ返りの強さと強気な態度が嬢の性格と反発しないかと不安に思っていたが、リサもルルシア嬢もお互い譲歩し合って主従関係を取っているの様子が見て取れる。  リサらしさを失わず、ルルシア嬢との関係性も良好に保ち、くすぐり奴隷としての人生をちゃんと歩んでくれている……  この動画は暗にその事を教えてくれ、尚且つ普段のプレイの様子も垣間見れる貴重な報告動画だとあなたは感じた。  奴隷と主人……売られた者と買い取った者……  その関係性は表の世界では酷くいびつな関係に映るかもしれないが、結局はヒトとヒト同士が同じ場所に暮らす事には変わりはない。  表の世界ではペットを飼えばその責任を飼い主が負わなければならないが、コチラの世界でもそれは同じことだ。本来ならば奴隷を買うという行為は、その奴隷を自分の家族として向かい入れる事と同じであるのだから、当然その家族への身の保証は主人がしてあげなければならない。  そう考えれば、表の世界もコチラの世界も……それ程違いは無いとも言えるが、決定的に違うのはコチラでは動物が飼われているのではなくヒトが飼われているという点だ。  ヒトの調教と犬や猫の調教は違う……  犬は調教師に自分の意思や考えを伝える事は難しいが、ヒトはそれを言葉によって表現できてしまう。  そして、ヒトを調教するのが同じヒトである事もこの仕事の難しさを助長している。  別に特別偉いわけでも特別金持ちという訳でもない……同じヒト同士で調教する側とされる側に分かれているというだけだ。  役割が与えられているからその役割をこなすだけ……それが我々の仕事であるが、そこにヒトの感情が絡まないという事はまずない。我々も機械ではないのだから、ヒト並の感情を持っているしヒト並の同情心も持ち合わせている。  しかし、それを見せていては調教はやり遂げられない。  いちいち奴隷の身の上に同情したり感情を揺さぶられていては、調教に“躊躇”が生まれてしまう。  調教の天敵である“躊躇”を生まない為にも、我々は……心を鬼にして対象を“躾のなっていない犬”として見て調教を行うよう心掛けている。  表の世界で犬の躾を行うのと同じように……自分が行っている調教は犬に施しているものなのだと言い聞かせ感情を一定に保つよう気を配っている。  そうでないと……自分の行いが酷い行いなのだと自覚し自分自身を責めてしまいかねないのだから。  だからこそ、我々は人前で自分の仕事を聞かれた場合は必ず“ドッグトレーナー”だと名乗っている。  自分たちは犬を躾けているんだと言い聞かせるために……それで自分を守るために……  仕事に抵抗感を持たないよう……あえてそう名乗っているのだ。  これまでもそうだったように、これからも我々はそう名乗っていく事だろう。  “そういう世界”で“そういう仕事”をし続ける限り、我々は誰からもドッグトレーナーと呼ばれる事になるし……  そんな彼らに、同じように自分達も名乗り続けなければならないのだ……  我々は“ドッグトレーナー”である……  ……と。 『ザ・ドッグトレーナー 調教成功END:A』  ~~ Fin ~~


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