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看板娘ちゃんの決闘録!ー第2話ー



「吉野屋牛陽! あなたに一対一の決闘を申し込みます!」


牛陽をキッと睨みつけ、そう宣言する火麟。


「け、決闘!? それってどういう……!」


「問答無用ですっ! たぁあああっ!!」


戸惑う牛陽の問いを無視し、火麟が勢いよく飛び掛かった。


「ちょっと待っ……!きゃああ!?」


ガシィィッ!!

髪を両手で掴まれた牛陽。そのまま強引に押し倒されそうになる。







「痛っ!? 痛い!! や、やめてください火麟さんッ! あぁんッ!?」


「黙りなさい吉野屋牛陽!この!このぉ!」


乱暴に髪を引っ張られ、ドタドタと壁際に押し込まれる。


「痛ぁ!! や、やめてってばぁ!」


「うるさいです! このっ!」


ドンッ!!

牛陽の背中が木製のカウンターに激突した。


「ひぎんっ!?」


強烈な痛み。大きな瞳に涙があふれる。


「か、火麟さん……!どう……して……っ!」


なおも髪を引っ張る両手を放そうとしない火麟。


「"どうして"? なに馬鹿なことを! ライバル店の看板娘同士……! 決闘するのは当然のことでしょう!」


「そ、そんなぁ……っ!?」


せっかく同じ看板娘の少女と仲良くなれると思った矢先、理由もわからず一方的に襲われるショックと恐怖に、牛陽の頭は混乱していた。


「く……うぅぅ~!!」


なんとか押し返そうと、震える腕を火麟の胸元に当てがい、懸命に抵抗する牛陽。


「なっ……! お、大人しくやられて下さいぃぃ!!」


牛陽を追い詰めようと、力尽くで押し込みにかかる火麟。



両者の体が近づいてゆく。

その時ーー


ムニィィィ……

「「んんぁあ……!!」」


仕事着に包まれた両者の胸が密着し、相手の体を押し返し合った。





「「あんっ!?」」


ユサ……!

すぐに元の形を取り戻す、4つの乳袋。

お互い、否が応にもそちらへ意識がいく。


「くぅ……ッ! このおっぱいは……うちの牛丼のボリュームを象徴する、私だけの特権だったのに……!」


牛陽の巨乳を恨めしそうに睨みつける火麟。ライバル意識に火が着いたようだ。


「あなたの二番煎じおっぱいなんかには負けません! そのおっぱいも、このお店もこの私が潰して、紅牛こそシティ1番の牛丼屋だと街の皆さんにわかってもらいます!」


「な……!?」


火麟の言葉に、牛陽は耳を疑った。


お店を潰す?

まさかこのまま負ければ、自分だけでなく吉野亭にも危害が加えられてしまうのだろうか? 牛陽の中に、激情が湧き上がってくる。


「そ、そんなの……っ!!」

ガシッ!!

牛陽は火麟の茶髪を両手で掴み返し、渾身の力で引っ張った。


「そんなの私が! 私が許しませんんっ!」

グイイイイッ!!

「痛っ! 痛いぃぃ!?」


牛陽の反撃に、火麟の瞳からも涙があふれるが……


「こ、このおおお!? 負けないんですからぁぁ!」


火麟も負けじと髪を引っ張る。


「あぁっ!? 私だって負けませんんっ!!」


お互いに相手の髪を引っ張り回し、グルグルと激しくもつれる大喧嘩が始まった。



「「ああぁああぁんっ!?」」


どちらも可愛らしい顔を涙で濡らしながら、無我夢中で掴み合う。


「は、放してくださいよぉ! 痛ぁっ!? このぉぉっ!!」


「痛っ! 痛いぃぃ!? そっちこそっ!ばかぁ!!」


お互い喧嘩慣れしていないのは明らかだった。駆け引きなど存在しない。転びそうな足取りでドタドタともつれ合い、相手の髪を強引に引っ張り合った。


「あぁん!!」

「んンぁ!?」

ムニュウウウ……


相手を押し倒そうと距離を詰めれば、その度に特盛の胸と胸がせめぎ合い……


「はぁ!はぁ! ン……ッ!?」

「ひぃ!ひァ!! んあぁ……!?」

ぎゅっ!ぎゅっ!


お互いの脚が引っ掛かってもつれる度に、健康的なプルプルの太ももが密着し、存在を主張し合う……。



「か、看板娘として優れてるのは私、火麟です!!」


「そ、そんなことありませんっ! 私の方が! お客さんを笑顔にできるんですぅ!!」


言い返す牛陽。もともと争うつもりは無かったが、売り言葉に買い言葉で火麟に張り合わずにはいられなかった。


「あぐっ!! きょ、今日だって……大将が褒めてくれたんですっ! その大将のお店を!潰させたりしない! 私がぜったい守るんです!! だから……出ていって下さいぃぃ!!」


体を振り乱して攻める牛陽。だが火麟も退き下がらない。


「んぁ!? 私だって!私だってぇぇ! 師匠の大切なお店を、潰されるわけにはいかないんですぅぅ!! 私は絶対、絶対負けられないの!!」


下着がチラチラと見えるほどに、激しく立ち回る二人の看板娘。

両者の体力は目に見えて削られていた。



ギュム!

「「んンぁああっ!!」」


不意に両者の口から悲鳴が上がった。

同時に相手を引き寄せた際、お互いの太ももが互い違いに挟み込み合ってしまったのだ。その拍子に、両者の股間に宿敵の太ももが食い込む状態となってしまった。


ぎゅううう……

「んっ!んン……っ!?」

「はぁっ!ひ……ぃン!?」


顔が真っ赤になり、一瞬お互いの動きが停止する。


「は……はぁぁ……!♡」


甘い息を漏らしてしまった牛陽。

だがその直後、火麟の太ももがスッと離れた。


「す……隙あり! 吉野屋牛陽ぃ!!」


「っ!?」


我に返った牛陽。その股間に、勢いよく振り上げられた火麟の膝が襲い掛かった。


グチィィイ!!!!

「!! いやあああああああぁっ!?」


火麟の膝蹴りが、牛陽の急所に直撃したのだった――




《第3話に続く》

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Comments

けんけんさん、コメントありがとうございます! バチバチの展開がまだまだ続きます、製作がんばりますね!^^

ミニラ

めっちゃ続き気になる😆

けんけん


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