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④ しばりしばられ 11

「さぁ解毒薬を飲みなさい。」


縄原は試験管に入った怪しげな液体を飲ませました。無論、私たちの身体はギチギチに縛られているため大人しく飲むしかありませんでした。


「ん…」

「苦い……」


思わず吐き出したくなるような苦味でした。身体が熱くなり、そして意識が鮮明になっていきました。


「あ、あれ!?いつの間に縛られて…」


「お…お姉ちゃん…!?…って私も縛られてる…」


私と優奏は同様の縛りを施されていました。両手は当然のように後手に縛られて胸の上下に縄を巻かれていました。そして首から胸にV字になるように縄をかけられていました。そして…股間には……。


「うぅ…股縄ぁ……」


隣で優奏が悶えていました。

私たちの股間に通された股縄は性的興奮を強制的に発現させていました。少しでも股縄が擦れるだけで身体に快楽という名の刺激が伝わるのです。


「あらあら貴女達は本当に股縄が好きなのねぇ」


床に転がって股縄に苦しむ私たちを見下ろすように縄原が呟きました。怪しげな薬を盛られたようです。この人はやっぱり悪者なのかもしれません。


「うるさいよ…!早く縄を解いて!」


優奏は縄原を見上げながら強い言葉を発します。こんなに縛られているのに…強い妹です。


「あら?妹ちゃんは縄が好きだと思ってたけど?」


「な……そんなわけないでしょ…!」


優奏は赤面して縄原に反論しました。縛られることが好きなくノ一なんているはずがありません。酷い言葉で優奏を虐めるなんて…やっぱり縄原は悪人なのかもしれません。


「縄原……貴女の目的は何なのですか」


私はかねてより思っていた疑問を縄原に投げかけてみました。縄原は少しだけ驚いた様子で口を開きました。


「あら、この前言ったと思うけど?」


「“恋”をして盲目になった女の子が不貞行為をしないように“緊縛”することで女の子から“恋”を奪う……と。」


「その通りよ。分かっているのにどうしてあんな質問をしたのかしら?」


それは縄原の屋敷に侵入した時に聞かされた『全少女緊縛計画』の概要…。私が気になったのは“それ”ではありません。


「どうして私たちに固執するのかということです。」


縄原は執拗に私たちを拘束しようと仕向けてきました。それが私の心の中に引っかかっていたのです。


「うふふ、それは貴女達がこの計画を知ってしまったからよ。要は口封じってところかしらね。」


縄原は取り繕った答えを告げてきました。私が聞きたいのはそんなことではなかったのです。


「貴女ほどの力があれば“全少女緊縛計画”なんて簡単に遂行できますよね。口封じが目的ならもっと残虐な手段も取れたはずです。」


「………。」


縄原は沈黙しました。どうやら核心を突かれたみたいです。少しの沈黙の後に歩的な笑みを浮かべて言葉を続けました。


「それは貴女が“可愛い”からよ。」


「………ふえ?」


縄原の答えに困惑しました。可愛い……?私が…???


「あははは、やっぱりその反応堪らないわね〜」


「くぅ……揶揄わないでください!」


縄原め…。私を弄んで……。


「まぁ残虐な手段を使うことは私のポリシーに反するってだけよ。貴女達が縄を求めるようになってこそ“全少女緊縛計画”は動き始めるのよ。」


「誰が…縄を求めたりなんか……!」


「あらぁ?妹ちゃんはもうそろそろ陥落すると思うけど。」


「そんなわけないです…!優奏は優秀なくノ一なのです!自ら捕まろうとするなんて有り得ないのです!そうですよね優奏?」


私は優奏の方を振り向きました。


「ぁん……私は囚われの身…。んぁ…股縄が………!」


「ゆ…優奏!?」


「あらあら可愛く鳴いてるわねぇ」


優奏は縄に悶えていました。まだまだ未熟な女の子に股縄なんてしたら悶えるのも当然です。


「優奏の縄を緩めなさい!あんなに苦しそうじゃないですか!」


「あら……。和奏ちゃんはまだ気付いてないのね。」


縄原が何やら訳のわからないことを言っています。優奏が縄に苦しんでいることには気付いているのです。


「まぁいいわ。そろそろお楽しみの調教を始めましょう。」


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