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宝多六花ちゃんのお手コキで青春拗らせ童貞ザーメンごと骨抜きにしてもらう話 《17,000文字》

「はぁ……あの、もう会わないって言いましたよね。私、友達がどうしても断れないっていうから、入っただけの臨時バイトなのに。なんで予約取っちゃうかなあ……」  開口一番、彼女は節々に棘のある物言いを、溜息とともに投げかけてきた。じっとりした半目は非難の色を帯びており、不満げな態度なのは一目瞭然である。胸元の急拵え感が否めない名札には『りっか』とだけ。女の子らしい丸文字なのに、客に愛想を振りまく気が微塵も感じられない。  客商売が指名に対して文句をつけるなど前代未聞だが、彼女の事情を知っていればこそ、その応対も頷ける。目の前の少女——宝多六花ちゃんは、お店が正規雇用している従業員ではない。友達の友達から頼まれて臨時のアルバイトスタッフとして、この『童貞ソフトマゾ専用風俗店』に名前を貸していただけの繋ぎの人材らしい。  俺はその事情をかいつまんで知っていて——六花ちゃんが二度とヘルプスタッフなど引き受けないと愚痴をこぼしていたのも承知の上で——再び彼女と繋いでもらって今に至る。お店のマネージャーにダメ元で掛け合ってみたが本当にもう一度会ってくれるとは思わなかったので、呼び出して申し訳ない気持ちはありつつも、正直なところ、嬉しくてたまらなかった。 「おにいさん、結構強引なんですね」 「ご、ごめん」 「えー、なんで謝る……謝るくらいなら呼ばないでよ」 「ごめん……」  在籍している女の子のクオリティが総じて高いため、俺は以前からこの店を贔屓にしている。先週は珍しく出勤名簿にある女の子たちの予約が全て埋まってしまっていた。普段の自分ならば諦めて日を改めただろう。しかし、何故だかその日は妙な予感めいたものを感じて、キャンセルが出ていないかと店に電話までかけた。得られた回答は、残念ながらホームページの予約表の通り。がっくりと肩を落とし、あわや通話を終えようという間際、どうやら研修も済んでいない新人が一人だけ出られるとのこと。  キスNG、お触りNG、本番も言わずもがなNG。対応するプレイは見抜きかぎり。それでも良ければと言うのでお願いしてみたところ、俺は幸運にもこうして芸能人顔負けの素人美少女JKと接点を持つに至ったわけだ。 「ね、これ。リクエストには『手で』ってあるんですけど。見てるだけでいいって聞いたから受けたのに……もう最悪」  無理を言って繋いでもらった手前、もう一度くらい無理を重ねられないかとプレイの要望には手コキを付け足させてもらった。前回のファーストコンタクトで、六花ちゃんがこの割りの良いバイトにあまり乗り気ではないのは分かっている。彼女のてらいのなさは女子学生特有のものであり、その優れたルックスも相まって自慰行為を見てもらうだけでも凄まじい興奮を得られた。ゆえにこそ、あれ以来思わずにいられなかったのだ。もしも直接、六花ちゃんに射精させてもらえたら、どれほどの夢見心地に包まれるのだろうかと。 「……卑怯じゃないですか、そういうの」  彼女の言い分は全くもって正論だ。俺は(常連のよしみを利用して店のマネージャーに半ば無理やり頼み込む形で)予約を取り付けた後、女の子本人がNG設定しているプレイまで(ダメ元で)要望した、そんな最低の客。六花ちゃんは渋々唸って引き受けた後に、プレイ内容の要請を伝え聞いたらしい。自分を通さないで勝手に話が進行していたのだから、不機嫌に磨きがかかるのは当たり前。  けれど、俺は情けないことに、そうでもしなければ女の子に自分の用件すら伝えられないような奴なのだ。 「なんとか言ったら、どうなんですか?」  きっとした意志の強そうな瞳に見つめられる。するとたちまち身体の筋肉にぎゅぅっと力が入り、心臓が早鐘を打ち始めた。女の子、特に六花ちゃんみたいな可愛い子を前にするといつもこうなる。  年齢=彼女いない歴。これまでに異性と親しい間柄になった経験がないまま年齢だけを重ねた俺は、学生時代に感じていた異性への苦手意識が肥大化して、特に彼女のような可愛い女子学生に対して強い劣等感を感じるようになった。  色づく瞬間が訪れないまま、永遠に色褪せた俺の青春。そうしてクラスの隅っこで灰色に燻っていたモブとは対照的に、可愛い女子高生は煌びやかに彩られた毎日を、俺の憧れた理想の青春をまるで何でもない日々のように生きている。友人と語り合い競い合い仲を深め、そして異性との交流だって悠々と楽しむことができる人種たち。  俺が一人早々と家に帰って、ネットやゲームの世界で人生の退屈しのぎに精を出しているあいだ、彼女たちは自分の人生の価値をどんどん高めていく。そうして真っ当に青春を謳歌してきた人間は、俺にはあまりに眩しすぎた。  そんな青春コンプレックスを患ったせいで、俺は自分より年下の女子学生に見下されたり、疎ましく思われたりすることに興奮を覚えるようになってしまった。当時はたとえ同じ空間にいても、どうあがいても自分のような冴えないやつはリア充JKたちの瞳に映ってすらいなかった。そのため向けられる視線がどういうものであれ、気に留めてもらえるだけでも嬉しかったのかもしれない。  かくして卑屈な劣等感で雁字搦めになり、青春を拗らせてしまった情けない大人童貞は、リア充女子高生の貴重な青春のほんの一部を、お金という対価を払って少しでもお恵みしてもらうことでしか自身を慰めることができなくなってしまったのである。 「うぅっ、ご、ごめんね……」 「だから……はぁ、もういいです」  深いため息をつかれただけで、俺の身体は興奮と申し訳なさでふるえあがってしまう。可哀想なオス。ダメな大人。非モテの童貞。そんな浅ましい本性を見透かされているような気がする。年下のリア充女子に馬鹿にされる被虐妄想がはたらいて、頭の中がどろどろに溶けていく。 「ゴム、つけてくださいね」  六花ちゃんは枕元に備え付けられているコンドームの箱を手に取った。指名に応じてくれただけでも御の字なのに、どうやらこちらの無茶な要求にも応じてくれるらしい。スクールカースト最上位の現役美少女JKからお情け射精の機会をほのめかされて、涙腺が緩みそうだった。  陽キャリア充のオスからしてみれば、ゴム付き手コキなど前戯同然のままごとみたいな行為だとしても、俺にとっては全身に痺れるような嬉しさが走る。年下の女の子から、当時できなかった青春ごっこをさせてもらえるのだ。ならば、六花ちゃんからの譲歩にも出来る限り応えなければならないだろう。 「……素手で触るのは、ちょっと」  コンドームは本来、子どもができないようにして遊びで行うセックスの象徴。それを避妊の用途ではなく、俺は女の子からおちんちんに直接触りたくないために着用させられるらしい。それはオスとして完全に見下され、汚らしいものとして扱われていることに他ならない。  コンプレックスがこうごうと再燃する。六花ちゃんほど可愛い女子学生なら、彼氏ぐらい当たり前にいるのだろう。あるいはもっと不健全な遊びを覚えていても不自然ではない。とっくに顔の造りに恵まれただけの大学生に引っ掛けられて、性の喜びを知ってしまっているかもしれない。考えたくもない可能性を思い浮かべるだけで、肺の中に氷水を流し込まれたような心地になり、そのくせペニスの芯にはしっかりと熱が焼き付いていく。本当にどうしようもない負け犬性癖。  顔がいい男には嬉々として唇を奪わせてその身体を差し出すのに、俺みたいなオスは見下すばかりか、お金を払わせての嫌々のゴム手コキなんて……。ひどい、ひどいよ、六花ちゃんっ、うぅっ……。痛いくらい勃っちゃうっ……。  劣等感の渦の底へ我が身を投げ入れる被害妄想。これまでお金を払う対価に相手をしてくれた女子高生の子達は、俺のことを憐れんでいたり、見下していたり、惨めな金ヅル程度にしか思っていなかったり。みんながみんなそうだったから、俺は勝手に六花ちゃんもきっとそうだと決めつけてしまっていたのだ。  しかし直後、それはあくまでも全て俺の勝手な思い込みに過ぎないのだと、過ちを気づかされることとなる。というのも、六花ちゃんが『……素手で触るのは、ちょっと』と言い淀んだのは、青春コンプレックスを拗らせたオスへの嫌悪感や見下しゆえの躊躇いではない。続きを待ってその口から恭しく出た言葉は、彼女の男性遍歴を如実に物語っていた。  ぽつり、と一言。 「……正直、怖いから」  視線を彷徨わせながらの、そっけない呟き。頬にはほんのりと赤みがさしており、羞恥やら困惑やらをまとめて噛み潰したような表情を浮かべていた。演技をしている素振りもなければ、する必要もない。  遊んでいるなんて、とんでもなかった。つまり六花ちゃんは自身もまた男性経験が豊富でないにも関わらず、ずるい大人の依頼を引き受けてくれたのだ。口では悪態を吐きながらも、たった一度だけ縁を持っただけの情けない童貞を捨て置けず、こうしてホテルで待っていてくれたらしい。  臆病な大人童貞のために、六花ちゃんは怖いのを我慢して初めて男性のおちんちんを握り、射精の面倒まで見てくれるという。ぶっきらぼうな態度だけれど、その言動の根底にあるのは気遣いであり優しさだ。今まで一度も女の子から向けられたことのなかった気持ち、灰色の青春時代に恋い焦がれ続けたもの。それを高校一年生になったばかりの15歳の少女が、あっさりと与えてくれたものだから、 「うぅ……六花ちゃんっ、ありがとうっ……」 「っ!? あー、もーっ……! ズボン膨らませながら言うなしっ」  俺はペニスを握られる前から、この少女の虜になってしまった。 ーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーー 「ぁ、お手手きもちぃっ……やば、ちんちん勃つっ……」 「うっ、あのっ、考えてることぜんぶ口に出さなきゃ気が済まないんですかっ。なんか、私まで恥ずかしいじゃんっ……!」  勃起をおっかなびっくり握られる感触。ゴム越しといえど、熱で膨らんだおちんちんを包むひんやりした細指との温度差で、頭の芯にピリピリと痺れが走る。物理的な快楽も勿論なのだがそれ以上に、精神的な高ぶりが大きい。  六花ちゃんみたいな子が、善意で俺のペニスに触れて射精を施してくれるのだ。一生縁がないと思っていた憧れのシチュエーションに、興奮を抑えきれるわけがない。 「うわ、あっつ……。硬いし、ビクビクしてるし……ね、これ、もっとぎゅって握っていいの? ねぇ、ちょっと、うわ、なんか漏れてきた。ねえ、まだ握っただけじゃんかぁ……!」  六花ちゃんの顔は、なおも赤みを帯びたままだ。運動部に所属しておらず、日に焼けることなく大切にケアされてきた白い肌に紅が映えている。その恥じらいが俺のペニスを握ることでもたらされたのだと思うと、急激に優越感がむくむくと育っていく。  本人がどう思っているかは分からないけれど、六花ちゃんはクラスどころか、学年の、いや学校中の男子から注目を集めていることは容易に想像がつく。  ともすれば表参道のランチへ通いつめ、青山でモデルのスカウトを受けていそうなセレブ感が、彼女を高嶺の花へと押し上げているのだろう。クールで気怠げな雰囲気も、彼女の美貌に相まって滲み出るブルジョワ気質に一役買っているのかもしれない。  俺みたいな日陰者じゃなくっても、気があっても声をかけられない男子たちが大多数だったはずだ。でなければ、こんなに可愛いのに、無防備なぐらい絆されやすい子が未だに純情を保ち続けているものか。  宝多六花は女子高生でありながら、既にブランド女として完成されすぎている——ように見えてしまうのだ。近寄りがたい外皮の下に、年相応の乙女らしさや人の良さが隠れていることに誰も彼も気がついていない。 「あの、痛かったら言ってください。ほんと、分かんないので」  たかが手コキ。おちんちんを手で握ってもらって、上下に動かしてもらう、性処理のための行為だ。想いを酌み交わすセックスには興奮の度合いも刺激の質も遠く及ばないと、多くの人間が一蹴に付すだろう。  しかし、それは全くのデタラメだと言い張りたい。だって今この瞬間、この地球上に宝多六花ちゃんの優しさをおちんちんへ流し込んでもらえた男が、一体何人存在するだろうか。  生まれた時から何不自由なく育った金持ちの息子ではなく、顔の造形が異性に好まれるだけでチヤホヤされるヤリチンの好色男でもない。勝ち組に分類されるオスたちを差し置いて、たった一人俺だけがその栄誉に預かれた。  本来恋人に捧げられるはずだった、かけがえのない青春の一部。六花ちゃんは、誇れることなんてひとつもない俺のペニスを『宝多六花が初めて握り、初めて射精させたおちんちん』にしてあげる、と見初めてくれたに等しい。 「し、しっかり握ってくれて、大丈夫っ」 「……こんな感じ?」 「うぁッ……❤︎」  優越感だか、快楽だか、ともかく俺が人生で初めて味わう類の感覚がペニスを避雷針にして、全身へ甘い痺れとなって伝播する。ぼやけた視界の中で、俺の表情を伺っている六花ちゃんと視線が合った。自信なさげな困り眉に見つめられ、背中がぞわそわ粟立つ。 「動かすね?」 「ゆ、ゆっくりっ、ゆっくりっ……」 「ん……」 シコ、シコ、シコ、シコ……❤︎ シコ……シコ……シコぉ……❤︎  手のひらがとうとう、俺を射精させるために動き出す。人差し指と親指でつくった輪っかに、残りの三本が添えられたお手手の筒がペニスの根元のほうを上下する。 「くぅ、ぅッ——❤︎」 「い、痛い?」  首を振る。言葉で反応しなかったのは、反射的に歯を食いしばっていたからだ。手コキを始めてすぐに顔をしかめた俺に、六花ちゃんは手の動きを止めそうになる。それをなんとか押し留めた。 「き、もちぃっ、きもちッ……❤︎」  嘘は言っていない。言っていないが、正直なところ俺は戸惑っていた。予想だにしていなかった。女の子からの手コキがこんなにも、快感に競り勝つほどの、もどかしさを感じさせられるプレイだなんて——。 「なら、いいです、けど……」  六花ちゃんは真剣に慎重に、指示した力加減を守っておちんぽコキに取り掛かってくれている。普段のオナニーで慣れ親しんだ丁度良い握り心地だ。  なのに、動かされた時の感覚はまるでちがう。感じる部位を知悉しきった自分の手は、きっと無意識のうちに力加減を調節しているのだろう。一方、六花ちゃんのぎこちない手つきは早く動かしてほしい部分をゆったりと、締め上げてほしい部分を他と同じ強さで通り過ぎる。  硬くて筋張った男の手でゴシゴシされ慣れたおちんぽは、女の子のおっかなびっくりの手コキでは夢見心地な気持ち良さは味わえても、射精には近づいていけない。 「膨らんでるんだけど……先っぽはいいの?」 「う、ぁ、六花ちゃんっ、六花ちゃんッ……❤︎」 「名前呼んでばっかじゃ、わかんないってば……」  それでも俺はその手コキを改めさせようとはしなかった。もっとゴシゴシ扱いてほしいとは思えなかった。変なところ根が真面目な六花ちゃんが、俺の気持ち良いところを探ろうとして、顔色を伺ってくれていることをやめてほしくなかったからだ。女の子に親しくされているような気がして、コンプレックスに染み渡る。 シコ、シコ、シコ……❤︎ シコ、シコ、シコ、シコ……❤︎  確信めいた予感がある。六花ちゃんは一生懸命やってくれているけれど、たとえ何時間このペースで扱かれ続けても、射精へ至ることはできないだろう。  だが青春に拗れ性癖が捻じ曲がってしまった俺にとって、それは悪いことではなく、むしろ興奮を逆撫でする材料にすら感じられる。 (射精させてほしい——? ふふっ、だーめ❤︎ 童貞のおにいさんは、女の子の初めて手コキにすら、負けちゃうんです❤︎)  六花ちゃんが決して言わないであろう台詞が幻聴する。童貞に負い目を患ってしまったせいで、この身体は年下の女の子から辱めを受けることに対して、過度な反応を示すようになった。  その厄介なフィルターを通すと、手探り状態のおっかなびっくりの手コキがまるで、わざと六花ちゃんが俺に意地悪をしているように見えてしまうのだ。頭では現実はそうでないと認識しているのに、より気持ち良い射精を味わうために脳内で勝手な補正妄想がはたらく。  裏を返せば、それは願望の発露でもある。他の女の子に浴びされ慣れた見下しではなく、甘ったるいいじわるを、されたい。六花ちゃんにしてもらいたい。これが青春の焼き直しである以上、嫌われたくない。 「六花ちゃんっ……❤︎ あっ、うぅっ、六花ちゃんッ……❤︎」  おちんぽの根元にじわじわ溜まるもどかしさが、理性的な思考を鈍らせ、大人としての体裁を剥がし、こんがらがったコンプレックスの糸をほつれさせてゆく。手コキの往復が重ねられるたびに、自分の情けない本性が暴かれ、全てを詳らかにされる恥ずかしさで身動きが取れない。俺はなんとも情けないことに、15歳の少女のお情けの不慣れ手コキですっかり骨抜きにされかけていた。 「あの、その六花ちゃんって呼ぶの、やめてくれませんか?」 「うぅ、ごめ、ごめんなさいっ……❤︎」  嫌われたくないと思っていながら、染み付いた負け犬根性のせいで、反射的に謝罪を口にしてしまう。年下の女の子に注意されて平謝り。好きな子相手に格好ひとつ付けられず、生き恥を更新するばかりか、それでなお興奮が促されるのだから本当に俺というやつは世話がない。 「あ、や、ちがくて……呼ばれ慣れてなくて、ムズムズするから。呼び捨てでいいですよ、全然」 「え、あ、うっ……❤︎」  拒絶の意味で発された言葉かと思ったのに、今度は別の意味でどきりとさせられる。細指でおちんぽをさすられながらでいることも相まって、咄嗟に動揺を取り繕えない。  六花ちゃんにとって何でもないことなのかもしれないが、女の子の下の名前を呼び捨てるだなんて、それは女の子と親しくできる男子にのみ許された特権だ。『もっと近いところまで距離を詰めてきてもいいよ』と言われているようで、訳もわからず涙腺が緩んでしまう。  六花ちゃんの瞳を見つめ返しながら、その名前を呼んでみようと口を開ける。今までちゃん付けだったところから、その余分なものを取り去るだけだ。むしろ簡略化された呼び名のはずなのに、意識した瞬間、口の中がカラカラに乾く。唾液が粘ついて、喉の奥で音がこんがらがった。 「う、ぁっ……❤︎ りっ、り、六花っ……ちゃんッ……❤︎」  名前を呼んで、そこで音を切ろうとした。切ろうとしたのだ、でもどうしても耐えられなかった。  お金を払って女子高生に手コキをしてもらう情けない大人童貞が、おちんぽ握ってもらいながら、カッコつけて彼氏気取りで名前を呼ぶ。そんな自分のとてつもなくみっともない姿を自覚してしまった途端、羞恥心で全身がカッと熱くなった。 「ぷっ、ふふっ。あー、やっぱいいです、無理しなくて」  年下の女の子の名前も呼べないところを笑われた。それは俺がろくに女性経験を持ち合わせていない情けない大人であると、六花ちゃんに筒抜けになってしまったことを意味する。恥ずかしさが最高潮に高まり、呼応するようにカリ首のエラが膨らみを増す。 「すっごいビクビクしてる。……女の子と喋るの苦手?」  その様子までつぶさに確認されていたらしい。根元の方を行き来していた指輪っかが、もののはずみでペニスの先っぽの方にまで擦れた。瞬間、亀頭の先っぽに微弱な電流を流し込まれたような痺れが走る。 くにゅぅぅ……カリッ❤︎ 「くぅぅぅッ……❤︎❤︎」  散々もどかしさばかりを味わい続けたペニスに、その不意打ちは効きすぎた。体裁を繕ったり本心を偽ったりする余裕をすっかり失くされてしまって、俺はなすすべなく六花ちゃんの質問にコクコクと首を縦に振る。 「そっか。先っぽは、敏感なの?」 コクコクっ……❤︎ 「あー、そういう……だから普段は皮を被せてるし、根元ばっかりゴシゴシしてるんだ?」 コクコクっ……❤︎ 「先っぽ、イジられるのきらい?」 「うぅぅぅっ……❤︎❤︎」 「……触ってもいい?」 「あ、あっ……❤︎」 シコ……シコ……シコ……❤︎ シコ、シコ、ぬちゅぬちゅっ……❤︎ コリ、コリコリっ……❤︎ 「うぅぅぅっ❤︎❤︎ ふーッ、ふーッ❤︎」 「この段差のところに指輪っか引っかかると、身体めっちゃ跳ねちゃうんですね」 「うぅぅぅっ……❤︎ 六花ちゃんっ、六花ちゃんっ……❤︎」  意思疎通が図れていなかった理由は、女性に不慣れな経験の浅さに起因していることを六花ちゃんは的確に見抜いたようだった。こちらの顔とペニスの反応とを交互に見比べながら、イエスかノーで答えられる質問を選び、投げかけてくる。  おそらく、お金をもらっているのだからとその分のはたらきをしようとしてくれているのだろう。その律儀なまでのお人好しが回り回って、彼女の手コキの精度がどんどん高まってゆく。気づけば可憐な10本の指全てが俺のちんぽを気持ちよくする、そのためだけに費やされていた。 シコ……シコ……ずりゅぅぅぅっ〜❤︎❤︎ にゅっっぽ、にゅっぽ……❤︎ にゅるるるぅぅ……❤︎  あくまで指示された通り、5秒かけて指が往復するぐらいの速さを守っての手コキは続く。オスが好むようなゴシゴシと勢いのついた激しさが増していく訳ではない。ならば技巧に工夫が凝らされるのは別の部分だ。 にゅっっぽん、にゅぅぅっぽん❤︎❤︎ シコ、シコ……シコぉ……❤︎ ずりゅりゅぅ……❤︎  尿道を圧迫するように親指が押し上げられる。カリ首にやや触れるぐらいまで、指輪っかをかるぅく引っこ抜く。コンドームの中にだらだらと溜まるカウパーの気泡をわざと竿の半ばまで下ろしてきて、刺激のアクセントにする。 ずりゅりゅりゅぅ〜〜❤︎❤︎ 「うぅぅぅ〜〜〜〜っっっっ❤︎❤︎❤︎」  宝多六花の手コキは俺の性癖の形にチューンアップされ、オスをもったいぶる指遣いに磨きがかかっていく。  無垢な少女が、俺のちんぽを叩き台にしてオスのイかせ方を学ぶ。真っ白なキャンパスを塗りつぶすしているような、取り返しのつかない罪を犯している背徳感でどうにかなってしまいそうだった。 「あの、ほんとにこの速さでいいんですか? 気のせいだったら……ですけど。前はもっとゴシゴシ擦ってませんでした?」  凶悪なまったり手コキを繰り出しながら、六花ちゃんはとうとう疑念を口にした。随分前からその考えをあたためていたらしい。しきりに手コキの具合を確認していたのは、記憶の中の俺のオナニーと自分がしている手の動きの違いについて、初めから気づいていたからなのだろう。  どきりとして、心臓があぶり始める。散々惨めな姿を見せておいてなんだが、未だに六花ちゃんから嫌われたくない気持ちは健在だ。劣等性癖を面と向かって告白するのは憚られてどう応えようかと思案を巡らせる。  しかし、懸念も虚しくその直後、俺の心は寸分違わずそのど真ん中を射抜かれることとなる。 「もしかして、私にいじわるさせようとしてます?」 「う、ぁっ……な、なんでっ」 「やっぱり。だって前は10分くらいで終わっちゃったじゃんか。……こういうの、好き? 女の子にいじわるされるみたいなやつ」 「あ、あ、ぁっ……❤︎」  この性癖は俺にとって最も恥ずかしい、いわばコンプレックスの塊そのもの。それを自分に最も近づいてくれた年下女の子に面と向かって指摘される、その恥ずかしさたるや尋常ではない。  まっすぐな視線に心の底まで見透かされているみたいで、体中から脂汗が噴き出す。 (六花ちゃんにお手コキしてもらってるうちに、自分の青春時代のやり直しをさせてもらっているような気持ちになったんですっ……❤︎ でも自分はいじめられたり、恥ずかしい思いをさせられたりすると興奮してしまうから、一秒でも長く六花ちゃんのいじわる手コキを味わっていたかったんですっ……❤︎)  羞恥心も大きな障害だが、ただでさえ女の子を前にしただけで、緊張でうまく言葉が練れなくなってしまうのだ。そんな状態であるにもかかわらず、打ち明けづらい胸の内を口に出して告白するなんて大それたこと、俺には到底できっこない。  煌びやかな青春を過ごす女子高生とはあまりに対照的。自分の気持ちひとつ伝えられない、あまりに不甲斐ない大人。見下されて当然の存在であることを見抜かれ、絶望的な気持ちになる俺をよそに、六花ちゃんは。 「好きなんだ? ……ちゃんと言って?」  俺が答えられる二択の質問を用意することで、その膝を折り同じ目線の高さに合わせてくれたのだ。 「すっ、すっ……好き、ですぅ……❤︎」 「ヘンタイ」 「ご、ごめんなさいっ……❤︎」  間髪入れずに飛んできた罵倒に、またも反射的に謝ってしまう。六花ちゃんは手コキのリズムを保ったまま、ため息を吐いてジト目で語り始めた。 「今日は2時間とってるからさ、何させられるんだろうって身構えてたんだけど……ずっとこうやって、いじわるな手コキさせるつもりだったってこと?」  非難の言い草だが、語りの口調からは今日最初に顔を合わせた時のような圧迫感を感じない。むしろやっと話してくれたか、という呆れの方が強いような感じがする。都合の良い妄想なのかもしれないけれど六花ちゃんは俺がちゃんと口を開けるまで、ずっと待ち続けてくれていたのかもしれない。 「うぅっ……❤︎ せ、青春ごっこ、してもらい、たくって……❤︎」 「えぇ、と? あー、だから制服オプションなのか……」 コクコクっ……❤︎ 「ふぅん……。制服の彼女にこういう、えっちないじわる、してもらいたかったんだ?」 「ぅ……ぁ❤︎」  ほんの二、三言のやり取りを交わしただけなのに、一気に核心まで踏み込まれた。真正面から指摘され、目が眩む。  口の中をまごつかせる俺に、六花ちゃんは指輪っかをやめて人差し指を一本だけ立てた。それをパンパンに膨らんだ裏筋の背にあてて、ゆっくりとなぞりあげてみせる。 「うわ、黙るとかずる。なら、私も手止めちゃおっかな」 つつ〜〜っ……❤︎❤︎ 「あっ、ぁ、ぅぅっ……❤︎」  言外にもう一歩踏み出してみなよ、と腕を引っ張られているような印象を受けた。唇の端をやや吊り上げた不敵な笑みを浮かべながら、敏感なちんぽをこしょこしょくすぐるなんて反則だ。そんなことされたら、されたいこと全部口走ってしまう。胸の奥に秘めておかなきゃいけないものまで、考えなしに全部喋ってしまうではないか。 「でさ、このままでいいの?」 「やっ、そ、そのっ……」 「ん? ずっとおちんちんこしょこしょされてたい?」 つぅぅぅっ……❤︎ こしょこしょこしょ……❤︎ 「あっあっ❤︎❤︎ うぅっっ❤︎❤︎」 「あはは、喋れなくなってるし。で、本当は?」 「そっ、添い寝っ、添い寝してっ……❤︎」 「や、そういうことじゃなくて……ん、ま、いいけど、両手で握れませんよ?」 「添い寝っ、くっついて添い寝手コキしてっ……❤︎」 「はいはい……」  傍に座っていた六花ちゃんが、ぎしりとベッドを軋ませて俺のすぐ右側に横たわった。見下ろされるのはそれはそれで良いものだったが、こうして体温が触れる距離に寝そべられるのは……素直に言ってとてもドキドキする。  女の子特有の甘い香りを鼻腔に取り込むと同時に、ペニスがビクンっ❤︎と跳ねた。良質なメスのDNAを嗅ぎ分けた身体は、生殖のために自らの身体を目一杯興奮させる。すぐ右隣から肌にふきかかる息遣いや、所々当たっている異性の体温を、その柔肌の感触もろとも一つ残らず拾い上げようとしてしまう。 「くっつくね……?」 「あ、う……はぅッ❤︎」  自分からお願いしておきながら、右半身に押し当てられる女体の気配を感じた瞬間、俺の全身はぶわっと総毛立った。女の子の身体はやわらかいと聞くが、実際に味わうその感触は想像を遥かに超えていた。  女性の豊満に実った乳や尻を見れば、それに手を伸ばし揉みしだきたくなる気持ちは分かる。だが裏を返せば、俺はそれ以外の女性の体の部位に明確に性欲を掻き立てられた試しがなかったのだ。  女の子はどこもかしこもやわらかい? だから? 胸や尻がやわらかいんだからそこを触ればいいのでは? 全身やわらかいなんてそんな必要あるのか? 女性の包容力なんておっぱいで十分だろ。  そう考えてすらいた過去の自分をぶん殴ってやりたくなるぐらいの衝撃だった。六花ちゃんは服の上からでも、引き締まっていて健康的で美しい体つきをしていると思う。分厚い制服とカーディガンを羽織っていても胸の膨らみは確認できるものの、失礼ながら巨乳と評するほどではない。  だがその華奢な身体が押し付けられた瞬間、俺は焦らされたペニスの先から、精液が迸るのではないかという本気の焦りを感じさせられた。男が筋肉質な体躯で作られた頑強な凸パーツに喩えるならば、女はその凸の形に合うための柔軟な凹パーツなのだと本能で理解した。身を寄せ合えばオスの硬い身体に合わせて、メスのむっちりとした全身がこれを包みこむようにひしゃげて馴染む。  つがいを作らせるために神が調整したもうた雌雄の組み合わせに例外はない。俺みたいな負け犬のオスと優秀なメスの六花ちゃんであっても、例外なくカッチリと凹凸が噛み合ってハマる。  触れている二の腕も、お腹も、腰や太ももにいたるまで。どこもかしこも衣類越しだというのに、俺の体に馴染むように吸いついてくる。触れている箇所で感じる全ての刺激が余すところなくちんぽに集まり、勃起の養分となってゆく——そんな感覚。  乳や尻なんて使われるまでもない。俺は六花ちゃんの身体の至る所に発情させられて、最高潮の興奮まで一息で押し上げられてしまったのだった。とんでもない敗北感であるが、それは女の子を侍らせた男子のみが抱ける敗北感に違いない。  その甘美な負けの蜜を最初に啜らせてもらった相手が六花ちゃんであることに、俺は生まれて初めて自分が童貞であることが嬉しくなった。  オスの性質として性欲が大きく膨張すれば、伴って気が大きくなってしまいがちだ。身体に染み込んだ劣等気質は中々拭えないものではあるが、俺もまた図々しいお願いをしてしまうぐらいには、射精に唆されてしまっていた。 「り、六花ちゃんっ、もっと、もっと近づいてっ……❤︎ あし、足にっ、太ももっ乗っけてきてっ……❤︎」 「えっ、えー……うぅ……。あの、文句言わないでよ?」  初めて顔をしかめ、六花ちゃんは一瞬渋ってみせる。目元を伏せて視線を彷徨わせる仕草は、手コキの譲歩を申し出た時のものに似ている。なんとなく、彼女が恥じらいを感じているのだと思った。俺がコンプレックスを感じている時と同じ匂いを感じたからだ。自分の下半身に対して何か思うところがあるのかもしれない。  そうは言っても、六花ちゃんは結局人好しだった。寝返りを打つようにして、自らの右足を俺の体の上にのしかけてきてくれる。その際めくれて中身が見えないよう、六花ちゃんは股のところでスカートを掴んでいた。容姿が整った女性のはしたない動作を間近で見てしまい、股間をドキっとさせられる。 「ん、しょ……」 ギシッ、ギィ……❤︎ むにゅぅぅぅぅ……❤︎ 「う、ぁっ……❤︎ 六花ちゃんお股あっつ……❤︎ 太ももむっちむちで、おもっ……❤︎ きもちいっ、きもちっ……❤︎」 「ふっざけっ……❤︎ あー、もぉー……❤︎」  足の上に覆いかぶさるように乗しかけられた太ももは、太くて重くてぷるぷるしていた。下半身に流れるなだらかな曲線美をしっかり描いていたはずなのに、こうして体重を預けられると、その質量は並々ではなかった。男の俺が自分の足が動かせないぐらい、ずっしりした柔肉。  まだ15歳の高校一年生だというのに、六花ちゃんはオスが抱きたくなるような身体つきを制服の下に隠していたのである。手のひらで揉みしだけば、むにむにと沈み込んで指先が埋もれて見えなくなってしまうぐらいにやわらかいのだろう。またその太もも同士の境目にはスカートで隠れて見えないが、肌触りのやわらかな薄い布地越しにいっとう人肌の熱が伝わってくる場所を感じる。  俺の理性はあっという間に瓦解し、半ば約束を反故にした本音が口からでろでろと漏れ出てしまった。六花ちゃんはそれに憤慨したように顔を真っ赤にすると、無理やりの照れ隠しよろしく俺のペニスをゴシゴシと扱き始める。 「やばっ……❤︎ それやばぁっ❤︎ 六花ちゃ、ごめ、ごめんって❤︎ もっとゆっくりぃっ❤︎」 「うるさい、この嘘つきっ……❤︎」 「ごめ、ごめんなさいっ……❤︎」 「だぁめ、もういじわるしてあげない……❤︎」 「うぅぅぅっ……❤︎」  さっきまでのいじわる焦らし手コキで、俺のちんぽに響くリズムを学び取った六花ちゃんはその絶技を余すところなく発揮する。逆手に持った指輪っかを狭めながら先っぽに向かって引き抜き、カリ首の段差をゆるく引っ掻いて手のひら全体でまた根元の方へと扱き下ろす。 シコシコシコっ❤︎ にゅるるるっ❤︎ にゅぽんっ❤︎ 「あうッ❤︎❤︎」 カリカリっ……❤︎ にゅろろろっ……❤︎ シコシコシコっ❤︎  指輪っかから亀頭が滑り出て、俺が情けなく喘いでも扱くのをやめない。焦らし手コキの会得とは即ち、『どれぐらいの刺激ならば射精させることなく、オスのペニスを弄べるか』を心得えたことを意味する。彼女にその意図を知らせずにさせていた指遣いとは異なり、今は六花ちゃんが自分の意思で俺のペニスを弄んでいるのだ。現実に妄想を投影していた理想のシチュエーションを本人に叶えてもらえたことで、俺は感動と興奮のあまり、ここらで現実と夢との区別がほとんどつかなくなってしまった。  ——夢か、夢なら、いいか。引かれても。もっと横着してもいいかもしれない。よし、だったらしてもらいたいこと全部言ってしまおう、夢の中なら嫌われてもセーフだから。いっそ六花ちゃんにいっぱいわがまま言って、最高に気持ちいい射精をさせてもらっちゃおう。 「六花ちゃんっ、ぱ、パンツの色、教えてっ……❤︎」  セクハラ手コキシチュを実現しておきながら、よりよい射精を迎えるために貪欲にオカズを収集する。そんな衝動が理性の制止も効かず、口を突いて出た。素面では面と向かっては直接言えないが、射精が徐々に差し迫って余裕がなくなり、気が大きくなっている今だから言えてしまった。  耳元であからさまなため息が聞こえる。息を飲んだ。やっぱり夢の中であっても六花ちゃんに幻滅されることを思うと胸が痛い。俺はどうしようもないチキン野郎だった。 「うっわ、おじさんクサ。ってかそういうセクハラまだ現役なんだ……もう都市伝説かと思った」  年下の女の子から呆れられながらの手コキ。改めて考えてその今の要求のみっともなさに気付かされた。大人のオスのくせして、誰もが憧れるメスに対しての要求が『その身体を好きにさせろ』でもなく、『セックスさせろ』でもなく、よりによって『パンツ教えて』。他に類を見ないほどの情けなさ加減に、自分で自分が恥ずかしくなった。そういえば俺はチキン野郎以前に、負け犬野郎だったのだ。そりゃ六花ちゃんだってため息のひとつも吐くのが当たり前である。  ——それでも彼女は甘すぎるので、この情けないオスを今更見捨てられない。 「……白。真ん中にちっちゃなリボンついてるやつ」 「うぅぅっ好きっ、好きぃっ……❤︎」 「だと思った。童貞の男の子が好きそうだなって」 「りっ、六花ちゃん好きっ……❤︎」 「……うん、知ってる。だと思ってた」 「うぅぅっ……❤︎ 六花ちゃん、キスしたいっ……❤︎」 「はぁ? それは流石にだめ。あんまし調子乗んないで」 「うぅっ……❤︎」 「唇はダメだけど……別のところなら、まぁ、うん」 「乳首っ、乳首に吸い付いてっ……❤︎」 「へー……男の子でも感じるんだ? カッコ悪……❤︎」 「うぅぅぅっ❤︎❤︎」  俺の胸板に顎を乗せ、ごろんと頬まで預けられる。もはや彼女は手元を確認しなくても、男を、もとい俺のおちんぽをヒィヒィ喘がせる手管を十全に備えていた。  控えめに開いたお口から真っ赤な舌がチロリと現れ、その舌先で乳頭を転がし始めた。 れぅ、れぅれぅ……❤︎ ちゅ、ちゅっ……❤︎ シコシコシコ❤︎ シ〜コ、シコシコ……❤︎ れるぅぅ……❤︎ えうえう……❤︎  時たまオナニーで乳首を弄る快感とは比べ物にならない。まるで俺の乳首はもとからペニスに並ぶほどの性感帯であったかのようにすら、錯覚する。舌先で転がされ突かれ、乳頭がじんわりと熱くなっていくたびに、頭の中でパチパチと火花が舞い散る。快感が走る脳回路が負荷に耐えきれずショートを起こしているような感覚だ。 「六花ちゃんのキス顔っ、キス顔っ……❤︎」 「ちゅぅぅ……❤︎ あーも、言わないでってば……❤︎」  おまけに見下ろす光景もまた、えもいわれぬ贅沢を感じさせた。モデル顔負けの端正な顔立ちが、俺の乳首に向かってその唇を捧げているのだ。然程上背のない俺みたいなやつは、たとえ彼女ができたとしてもそのキス顔を上から眺め下ろす世界なんて目にできない。しかし、自分の唇の代わりに自分の身体の一部が、美少女JKから接吻を賜っている景色を堪能することはできる。それはまたキスとは別の、法悦の興奮をもたらしてくれるものだった。  乳首舐めプレイとは『自分の口が男を感じさせることができる奉仕用の器官である』ことと『射精には直接関与しないが、男を感じさせるために口に含んでいる』ことを知っていなければできないものなのだから。  初めて手コキのみならず、初めての乳首舐めまでしてもらってまさに夢見心地。しかしそのふわついた気分も、彼女のいじわるな意匠返しによって唐突に引き戻される。 「れぅ、れうぇぅ……❤︎ ちゅ❤︎ あんましそういうことばっか言ってると、お手手離しちゃうよー……? いちばん気持ちいい瞬間にさ、お手手ぱって」 「やだっ、やだぁっ……❤︎」 「うそうそ、冗談。……もう、射精する?」 「う、ぁ……するっ、するっ❤︎ 六花ちゃん、最後にっ、好き好きって言いながら、乳首に吸い付いてっ……❤︎」 「もー……❤︎ ちゅっ❤︎ 最後だからねー?」 シコシコシコ……❤︎ シ〜コシコシコ……❤︎ きゅぅっっ……❤︎ ゴシゴシゴシっ❤︎❤︎ ゴシゴシゴシゴシっ❤︎ ゴシゴシゴシゴシっ❤︎ にゅるるるるっ……ぽんっ❤︎ くるるるっ……❤︎ カリカリっ……❤︎  口ではイヤイヤ言いながら、俺のどうしようもないわがままな要求のほとんどを叶えてくれた六花ちゃん。それがとうとう射精をさせるための動きに移る。ペニスの効果的なイジめ方を駆使して、尿道の奥から固形の精液を搾り出すみたいにぎちぎちに指輪っかを狭めて、激しくこれを上下させる。勿論、先っぽのカリ首の段差を入念にコリコリすることも忘れない。俺の腰がめちゃくちゃに跳ねて暴れるのをその重たい太もも肉布団で上からおさえつけて、精液を引っこ抜くために手加減無用の手コキをお見舞いしてくる。 ぢゅっ、ぢゅぅぅぅ……❤︎❤︎  れろれろぇろぇろ……❤︎❤︎ 「ちゅっ、ぷ、ぁ……❤︎ すき……❤︎ ちゅっ❤︎ れろれろれろ……❤︎ すぅ、きっ……❤︎」  それに加えて要望通りの、乳首吸い付きながらの好き好きコール。たとえ本物の愛情が込められていなかったとしても、青春コンプレックスを患い続けたこの身体は、その一言に飢えていた。六花ちゃんが『好き』と囁くたびに、胸の奥が苦しいほどにときめき、ちんぽの根元がキュンキュンと収縮する。いい歳こいた大人が、女子高生に青春ごっこをさせてもらって、本気にさせられてしまう構図はあまりに情けない。けれどそんな惨めな大人で飽きもせず、付き添ってくれる女の子が、今まで誰にも見向きもされなかったちんぽに寄り添い、童貞ザーメンを大事に大事に焦らして尽くしてくれたのだ。  睾丸が持ち上がり、グツグツと煮滾る精液がちんぽの根元でギュルギュルと縮み上がる。やがて会陰部に強い圧力を感じ、溜まりに溜まったザーメンがせり上がってくるその刹那。ちらり、とこちらに上目遣いを向けた六花ちゃんと、視線が絡みあった。 「すぅ、き……❤︎ ちゅ❤︎」 びゅるるるるるるるるっっ❤︎❤︎❤︎ びゅるるるっっ❤︎❤︎ びゅるっっ❤︎❤︎ びゅーーーっ❤︎❤︎ びゅーーーっ❤︎❤︎ びゅるっ、びゅぅぅっ❤︎❤︎  15歳の少女の手コキに骨抜きにされたマゾザーメンが勢いよく、コンドームの鼻提灯を膨らませていく。凄まじい濃ゆさと量の射精が、俺の頭の中までを真っ白に塗りつぶす。塗り潰されながら、しかし射精の最中であっても、奉仕し続けてくれる女の子のことだけは、俺は見失わなった。 「すき……❤︎ すぅき……❤︎」 「六花ちゃん、すきっ、すきぃっ……❤︎」 「ちゅ、ちゅ……❤︎ すき……❤︎ すき……❤︎」 シコシコ、シコシコ……❤︎ シコ、シコ、シコぉ……❤︎  ゴム先にぼってりと重たい精液溜まりが首をもたげてもなお、六花ちゃんはゆるゆると手を動かし続けてくれた。尿道に残ったザーメンの一滴まで慈しんでくれるようなその指遣いがたまらない。思えば俺はこの初めてのお手コキ青春ごっこで、恋心まで搾り出されてしまったのだろう。白ばんでしまった記憶の中にあったのは、いつまでもいつまでも六花ちゃんと見つめあっていたことだけだった。 ーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーー 「休憩と宿泊の料金、500円しか変わらなかったので、宿泊にしときました。変なことしちゃダメですからね」 「え、また勃っちゃったの? はぁ。ほんとにさぁ……」 「で……見抜きする?」 「や、うん、別に普通ですって」 「えっ、はぁ? パンツほしいって……や、それはない。ないって、ダメ、絶対ダメ」 「ダメだって……だぁめ」 「もー……じゃあ、新しい下着代出してくれるなら……」 「うぇ、なっ、はぁっ!? 『おパンツ選びデート』ぉっ……!? それは無理っ! 男の人と一緒に下着屋さん入るとか、社会的に死ぬっ!」 「ていうか、デートじゃないから!」 「……試着室で自撮り送ってほしい?」 「えっ、え〜っ……。それ、私が変態じゃん……」 「じゃあお昼ご飯も出してくれるなら……」 「即答て……」 「もう、しょうがないなぁ……」 「え、いつまでいてくれるのって……あれ、朝までって話だったんじゃ……?」 「だって、リクエストのとこに書きましたよね。手コキと、寝かしつけって……」 「や、したくないんなら、帰るんで全然いいんですけど……」 「あーも、わかった、わかりましたってば……」 「あのさ、女子高生をママ呼ばわりってどうかと思いますけどー」 「だから、ママじゃないって……」 「あーもう……お手手繋いでないと、寝れないって……何それ、そんなわけないじゃん……」 「……はいはい、ママだよー?」 「…………これで、さみしくない?」 「あ、そ……。うん、分かったから。もう寝なよ……? 明日デートするんでしょ」 「あー、何やってんだろ私……」 《おしまい》

Comments

>to doumo 六花ちゃん、そもそも精神的には熟し始めてきてるように見えるのに、実際は少女然とした無垢な優しさを秘めてるの、キャラクターとして良すぎるんですよね……。 なんだかんだ言っても、要求のほとんどを許してくれるのほんとすき……。 あと2回会えばゴム外してもらえるし、5回も会えば舌だけのキスなら許してくれそう……。 お口と性癖に合致したのならとても嬉しく思います……またいつかきっとお届けにあがります

おはこ

>to ららら やったー!!! 有頂天好感触〜〜〜〜!!! ベストいただきました! ありがとうございます〜〜〜〜☺️☺️☺️ 今回はクールに見えるけど実際すごく面倒見が良い六花ちゃんの優しさを取り入れるために、竿役の掘り下げも多めに(当社比)しました! 竿役への色付けに抵抗があったのですが、没入感を高められたのならとてもとても嬉しい限りです……🙏 今時女子学生の、言動不一致み、口では厳しめだけど実際はちゃんと優しくて……な六花ちゃんに溺れないわけがないんですよね……。 寝かしつけぼくも好き……☺️ また六花ちゃん書くときにお付き合いいただけると幸いです。

おはこ

こっちの気持ち察した上でいじわる手コキしてくれる六花ちゃん優し過ぎる… 指わっかカリ首いじめに乳首キス、パンツまで教えてくれてパンツくれる上に新しい下着選ばせてくれるなんて女神… また指名する…

d

ほんと最高でした… 質の高さ+圧倒的物量のおかげか六花ちゃんの優しさが伝わりすぎ途中で読んでる自分まで心底情けなくなれて良かったです。めちゃくちゃ感情移入出来ました。六花ちゃん好き過ぎます。寝かしつけも嬉しすぎる… 情けなさを暴かされた上に呆れながらも受け入れて貰えるっていうのが何か救われる感じがして大好きでした。2021年ベストです…!この先が読みたくなるくらい心に残った小説です。ありがとうございました…!

ららら


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